「Seven Autumn Flowers by Trembling Blue Stars」
レビュー(ELO関連)
ただの関連アルバムと思いきや思わぬ拾い物

私は自分をコレクターだとは思っていません。MoveのファーストはCDでしか持ってません(Best Of The Moveなら持ってますが)。アナログの音質がひとつの基準になるのはわかっていても、どだいレコードプレイヤは稼働状態にありませんし、CDで持っているものをわざわざLPで買うことはしていないわけです。
Buy From Amazon:The Seven Autumn Flowers
(CD)
同様のことはシングルについても言え、私が持っているELOのシングルは、B面にノンアルバムトラックが入っているものばかりです。今となれば、「シングルも欲しいな」と感じたりもしますが、集め出すとどれだけの労力と費用がかかるかと思うと手を出せません。ただ、「音を揃えたい」という欲求はかなり強く、そのせいでレア曲とかライブバージョンとかを、人に頼んで聴かせてもらったりしたことも何度かあります。関連アルバムを買うというのもそれに類したものであり、Kellyが、Mikが、Louisが参加しているからというだけの理由で買ったCDは少なからずありますし、カバーバージョンを集めているのもそんな理由によるものです。ミュージックビジネスから引退してしまったMelvynに比し、Hughは音楽活動を続けており、最近では様々なアーティストとのセッション活動が知られています。そのはしりはEggmanのアルバムへの参加でしたが、その後John Wettonや先日のSimon Apple、それからJohn Wettonの次作にも参加するんでしたっけ、まあそういう活動をしています。
前置きが長くなりました。それで、今年になってから発売されたらしいTrembling Blue Starsのアルバムを買ったのも、Hughがチェロを弾いているからという理由なのですが、このバンドについて何も知らなかったし(名称がTraveling Wilburysに似ていると思ったくらい)、Hugh参加の曲が聴ければそれでいいくらいにしか期待していませんでした。届いた品も、妙にチープなジャケットで、バンドのインフォもほとんどなく(メンバー写真もなし)、本当に期待せずにプレイヤに入れたわけです。
ところが、1曲目から「こりゃいいや」と感じました。パーソネルを見たところ、4人編成でひとりはボーカルの女性(ボーカルはもう一人、ギターの男性もいます)で、私の音楽の引き出しの中ではLilac Timeが最も近いように感じました。派手な曲はあまりありませんが、おとなしめでローファイながらも、明らかなフィラーが見つからない良盤でした。Hughは3曲でチェロを弾いています。存在感たっぷりの演奏ですが、Hugh参加以外の曲の方に佳曲が多かったのは皮肉でした。
なお、amazon.co.jpでその他のアルバムを調べてみたところ、アルバムだけで4-5枚、ベスト盤も出しているので、立派なベテランバンドだったんですね。次はベスト盤を買ってみようかと思っています。興味のある方は、amazonで全曲サンプルが聴けるようですので。

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