「Lucky Number Slevin(ラッキーナンバー7)」
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観察者は誰だったんだろうか
2006年のアメリカ映画で、主演はジョシュ・ハートネット。その他、ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、ルーシー・リューと妙に共演陣が豪華。
ニューヨークにやってきた青年が、人違いのためにギャングの構想に巻き込まれるというお話のよう(!)です。
ストーリーです。主人公のスレヴン(ハートネット)は、不運のために職も恋人も失ってしまい、友人ニックの住むニューヨークにやってきます。しかし、バスターミナル(?)で謎の男に声をかけられ、気絶させられてしまいます。その後、街頭でニックと間違えられて殴られたり、やっと辿り着いたニックの部屋には誰もいません。そこへギャングのボスの手下がやってきて彼を拉致。スレヴンをニックと間違えて、彼に借金を返すか、対立組織の御曹司を殺すかを迫ります・・・
以下、ネタバレの感想になるので御了解下さい。
正直なところ、私は話の半分もわかっていないのですが、つまるところ叙述トリックの映画なのだと思っています。スレヴンが経験したとされるストーリーの、少なくとも一部は虚構であり、スレヴンは不運であると吹聴しつつ実は復讐を企んでいたということと受け止めました。そういう意味では、「ユージュアル・サスペクツ」なんかと同じ趣向の映画に見えるのですが、「ユージュアル」をさして面白いと思わなかった私にしても、この映画よりはフェアだったと思っています。というのも、観客に事実であるかのように提示される映像が、実は虚構であったというのはそれでよいのですが、それは映画に登場するある観察者(そして、観客はその観察者と同じ視点に立って、同じように騙されている)にとってものでした。この映画では、最初のきっかけを除けば後は虚構ではなくて事実が綴られているように見えるのですが、観察者が明示されていないのでどこまでが虚構なのかが理解できませんでした。
まあそれは私に見る目がないだけで、普通に見ればルーシー・リュー演ずるリンジーが観察者となっているのかも知れませんが、その辺でひっかかってしまって、最初から見直そうという気にはなれませんでした。この辺は純粋に好みの問題であって、最初の20分で映画に入り込めなければ、その後よっぽどサプライズがなければ印象は好転しないと思います。というわけで、評価は☆☆*でした。