「Superman III(スーパーマン III/電子の要塞)」
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ごめんなさい、今回は見ていて殺意を抱いてしまいました
1983年のアメリカ映画で、主演はクリストファー・リーヴとリチャード・プライヤー。悪の天才でもクリプトン星人でも倒せなかったスーパーマン、今度はスーパーコンピュータが相手です。
ストーリーです。失業中のガス(プライヤー)は、人材募集中のコンピュータ技師に就職するや、みるみる隠れていた才能を発揮します。ガスの会社の社長は、世界のコーヒー市場を牛耳るため、ガスに人工衛星のハッキングを命じます。これを阻止したスーパーマンに対し、社長はクリプトナイトによる攻撃を試みるのですが、隠し味が足りなかったために失敗。しかし、スーパーマンの心に悪意が芽生えてしまい、いたずらするやら飲んだくれるやら・・・
この映画を見るのは多分3回目だと思うのですが、今回、半ばくらいまでは「結構面白かったんだ」と感じていたのに、折り返しを過ぎてだんだん腹立ってきました。よくよく思い返すと、最初に見たのは旅行でハリウッドに行っていた時だったようです。恐らく、ストーリーは半分くらいしかわかっていなかったのでしょう。今回は字幕だったので展開は把握できましたし、以前に比べれば映画の見方も変わってきているのもあると思います。
この映画が通常のスーパーマン映画と異なるのは、ヒロインがロイス・レインではないことです。ロイスは登場はしますが、すぐにバミューダにバカンスに行ってしまい、かわりに1作目でもちょっとだけ出てきたクラーク・ケントの高校時代の同級生が登場します。ホームタウンであるスモールビルの情景などはのどかでよいのですが、この映画にわざわざ「焼けぼっくいに火がつく」エピソードを挿入しなければならない理由が理解できません。しかもスーパーマンは彼女とロイスの間で悩むそぶりも見せません。
それから、悪役の常連であるルーサーが出てこず、かわりに登場する悪役はスケールも小さいしかわいげもありません。ロイスもルーサーも登場しない理由はスケジュール故かギャラの問題か。冒頭のコメディパートは後半へのネタフリにもなっていないし。
スーパーマンがひねくれてしまうのは(歓迎はしないにせよ)まあいいんですが、このストーリー内にはめこむと違和感が強いし、スクラップ工場で善悪のスーパーマンが対決するというのも、日本の特撮ヒーローものみたい。あの幕切れで善に復帰するというのはなんだか・・・ 復活したことでのカタルシスもありません。
そして最後のスーパーコンピュータとの対決。しょぼすぎます。ガスはせっかくスーパーマンに紹介してもらった仕事先に興味も示さないし。スーパーマンからのプレゼントの筈のでかいダイアモンドはいつもまにかクラークからのプレゼントになってるし。
スーパーコンピュータを敵に据えるのは別に結構。でも、スモールビルのエピソードをもう少し上手に絡ませるとか、脚本にもっと捻りがあっても構わないと思います。スーパーマンが善に復帰する時のきっかけはリッキー少年の叫びでしたけれど、あれも描写としては弱過ぎ。スーパーマンがリッキー母子を害しようとするくらいの突っ込み方でないと。ごめんなさい。☆☆*でした。