ワイアはいらない
2006年の中国映画で、主演はチャン・ツィイーとダニエル・ウー。「ハムレット」を五代十国時代の中国に置き換え、先帝を暗殺した簒奪者である皇弟に、皇后と皇太子が復讐しようとする話のようなのですが。
ストーリーです。皇太子ウールアン(ウー)は恋仲にあった女性ワン(チャン)が父帝の皇后に選ばれたため、地方に引きこもっています。しかし、皇帝は弟に暗殺され、帝位をのっとられてしまいます。さらに、あろうことか先帝の妃であったワンを自らの皇后にしようとします。皇帝からの暗殺者を排除して都に戻ったウールアンですが、ワンは彼の煮え切らない態度を責めます・・・
まあ、「ハムレット」には王妃が皇太子と恋仲だったりするような設定はないわけなんですが、下敷きにしているとは言っても父王が暗殺されて弟に簒奪されているという設定くらいのようです。
まあ、展開はとっても御都合主義なんですが(ウールアンがたまたま窮地に陥ったところに助けが現れるとか)、それはまあいいでしょう。終盤の展開は確かにシェイクスピアっぽかったりします(「ハムレット」の展開とは全然違うようですが)。ただ、殺陣のシーンはともかく、皇太子と皇后が並んで踊ったり、皇帝の意に染まぬ発言をした家臣が刑罰にあうシーンでワイアアクションを使うのは、どうにもうんざりしてしまいます。評価は☆☆☆です。
それと、このタイトル(邦題だけなのかな)の意味と、ラストシーンの意味合いが、もひとつ理解できないでいます。