この映画がどうしてELO関連なのかすっと答えられた人はなかなかの通ではないでしょうか
2004年のアメリカ映画で、主演はアン・ハサウェイとヒュー・ダンシー。これまたアイドル映画と言いたいところですが、大きなお口が特徴のハサウェイは既に20を過ぎており、あまりアイドルというお年でもなくなってきています。でも、作りはアイドル映画です。どうしてELO関連かというと、Darren HayesによるStrange Magicのカバーが挿入曲として使われているからであります。ただそれだけの理由でこんなものまで見るかと言われそうですが、まあそのつもりで見たら別に腹立たしい映画ではありませんでした。
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まだこの映画は日本では公開されていませんし、DVDも出てません。上のジャケットはamazonでビデオにリンクしていますが、恐らく字幕はついていないでしょう。私はUK盤を買って英語字幕で見ました。ファンタジー関連の単語の知識は多少必要ながら、そんなに難しい英語は使われていないし、そもそもストーリーは簡単なので、8割方は理解することができました。
タイトルを直訳すれば、「魔法にかけられたエラ」とでもなるでしょう。これまた原作付きだそうですが、舞台は空想上の国フレルで、ここにエラ(ハサウェイ)という少女がいました。彼女は赤ん坊の時、お節介な妖精ルシンダに「従順の魔法」をかけられてしまい、命令形でものを言われたら必ずそれに従ってしまいます。この設定の上に作られたシンデレラの物語で、母親は死んで継母がやってきたらふたりの意地悪姉妹も付いてきますし、王子と舞踏会、0時の鐘といった舞台立ても使われています。細かいことを書いてもしょうがないので、筋はこれくらいにしておきます。
私がこの映画を観ながら「Shrekみたいだな」と思ったように、ファンタジー映画のパロディみたいな性格を持っており、義理の姉妹が読んでいる雑誌はMedieval Teens(中世の十代)だし、街にはエスカレータが備え付けられています。人食い鬼に襲われたエラは、「私は折り紙の有段者だ」とはったりをかまします(折り紙を武術だと思わせる映画を観たような記憶があるんですが、気のせい?)。さらに相手役になる王子の名前はプリンス・チャーミングならぬプリンス・チャーモント(略してチャー)です。
基本的にはコメディで、エラにかけられた魔法が大活躍します。街を駆け回っている間に「止まれ!」と言われたら、空中で停止したり、巨人達に「歌え!」と言われたら歌って踊ったり(主役が歌うというのがいかにもアイドル映画的で面映ゆかったのですが、結構歌は上手です)、なかなか上手に設定を使っているとは感じました。また、最後まで役に立たない妖精も秀逸です。
Strange Magicはオープニングでいきなり使われ、その後もう一度かかります。
映画館までわざわざ出かけていってみる映画でもありませんが、テレビでやっていたらそこそこ楽しめそうです。あまり大きな期待をせずに見るのが吉かと。DVDで出したらある程度の需要は見込めそうですがね。

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