当社は港湾工事/潜水調査、橋梁点検/コンクリート構造物調査をはじめ、注文があれば誠意をもって何でも対応いたします。
2017/6/30 | 投稿者: 大山海洋事務局

当社の業務対象として、やはり実施件数の順位は橋梁→港湾施設→その他の構造物となりますが、橋梁にも様々な種のものがあります。

スタンダードな河川橋から、鉄道橋、さん道橋、極めて小規模な溝橋、など。今回紹介するのはある都市のモノレールです。モノレールという交通施設の特性上、ほとんどの区間が高架橋で構成されている、つまり今回もそうですが、全区間高所作業車での点検となりました。

高所作業車はモノレール下の交通量の多い一般道からのアプローチになり、交通渋滞が懸念されるため、全ての桁下点検が夜間になりました。余談ですが、筆者も若かりし頃、この区域の初回点検に携わったことがありましたが、発注時期も真冬であり、そこにきてさらに夜間です。毎回極寒との闘いだった記憶があります。

ちなみに電車という乗り物は全て電気の供給を受けながら走行しています。一般的な電車は線路の上にある軌電線からだいやふらむを介して電気の供給を受けています。我々が点検したモノレールはこの軌電線が線路のすぐ外側壁に備え付けられています。

モノレールの点検は線路の外側もさることながら、内側も当然点検しなくてはなりません。つまり、手の届くところにある軌電線を意識しつつ、軌道内の点検を行うわけです。そしてこの軌電線、なんと(確か)750Vの電気が流れているそうです。そして750Vという電圧、触れると致死電圧だそうです。

当然そんなハイリスクなことはできません。軌電停止の深夜に点検をすることになります。
しかしながら、この軌電停止の時間が実に短いのです。正確には覚えておりませんが、例えば比較的本数の多いJRなどでは、最終12時台、始発5時台で、実質作業時間1時〜4時の3時間なんてこともザラにあります。
当然本点検においてもこれに匹敵する短時間での作業が求められました。つまり、高い時間効率が求められるため、当社もこの点検だけは厳選された人員で臨むことになりました。


クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

桁下全線夜間交通規制の高所作業車点検、軌道内夜間点検、全日程で無事故で現場を終えることができました。

当たり前のことかもしれませんが、おおよそ3週間の夜メインの現場日程を無事故で終われたことが今回の1番の功績かもしれません。
0
タグ: 橋梁

2017/6/30 | 投稿者: 大山海洋事務局

当社の業務対象として、やはり実施件数の順位は橋梁→港湾施設→その他の構造物となりますが、橋梁にも様々な種のものがあります。

スタンダードな河川橋から、鉄道橋、さん道橋、極めて小規模な溝橋、など。今回紹介するのはある都市のモノレールです。モノレールという交通施設の特性上、ほとんどの区間が高架橋で構成されている、つまり今回もそうですが、全区間高所作業車での点検となりました。

高所作業車はモノレール下の交通量の多い一般道からのアプローチになり、交通渋滞が懸念されるため、全ての桁下点検が夜間になりました。余談ですが、筆者も若かりし頃、この区域の初回点検に携わったことがありましたが、発注時期も真冬であり、そこにきてさらに夜間です。毎回極寒との闘いだった記憶があります。

ちなみに電車という乗り物は全て電気の供給を受けながら走行しています。一般的な電車は線路の上にある軌電線からだいやふらむを介して電気の供給を受けています。我々が点検したモノレールはこの軌電線が線路のすぐ外側壁に備え付けられています。

モノレールの点検は線路の外側もさることながら、内側も当然点検しなくてはなりません。つまり、手の届くところにある軌電線を意識しつつ、軌道内の点検を行うわけです。そしてこの軌電線、なんと(確か)750Vの電気が流れているそうです。そして750Vという電圧、触れると致死電圧だそうです。

当然そんなハイリスクなことはできません。軌電停止の深夜に点検をすることになります。
しかしながら、この軌電停止の時間が実に短いのです。正確には覚えておりませんが、例えば比較的本数の多いJRなどでは、最終12時台、始発5時台で、実質作業時間1時〜4時の3時間なんてこともザラにあります。
当然本点検においてもこれに匹敵する短時間での作業が求められました。つまり、高い時間効率が求められるため、当社もこの点検だけは厳選された人員で臨むことになりました。


クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

桁下全線夜間交通規制の高所作業車点検、軌道内夜間点検、全日程で無事故で現場を終えることができました。

当たり前のことかもしれませんが、おおよそ3週間の夜メインの現場日程を無事故で終われたことが今回の1番の功績かもしれません。
0
タグ: 橋梁

2017/4/15 | 投稿者: 大山海洋事務局

昨年度はある政令指定都市での橋梁点検を実施しました。

おかげさまで当社は、この時点で既に何件もの点検業務実績があり、点検者の目線も比較的高いところにあったと思っています。数年前までは目視に手こずっていた作業員も、作業に慣れてくると点検外のことにも視野が広がってきます。
こうした背景から、以下に取り上げる課題に対して、当社独自の解決策で窮地を乗り切りましたのでこれを紹介いたします。

我々が今回実施した橋梁の多くが昼夜問わず尋常ではない交通量であり、かつ橋梁点検車使用の条件を満たすものが多く確認されました。橋梁点検車をしなければならないということは、桁下高(橋下から上部工下面までの距離)が5m以上もしくは桁下水深1m以上の河川など(その他条件ありますが)、点検が比較的困難な環境下で行われることを意味します。

さらにこうした橋梁の一部では、橋梁点検車の中でももっとも大型のもの(BT400)を使用しなければならない状況となっていました。この大型の点検車を用いる際のデメリットは、いくつかあります。
❶ノーマルタイプの賃料が\80,000/日程度に対して、大型だと\500,000以上かかる。
❷大型車につき、待機場所など人口密集地で構えることが容易でなく、回送計画が複雑化しやすい。
❸取り回しが複雑で、接触など様々な事故のリスクが跳ね上がる。
❹大型に限らずではあるが、対象橋梁の架設区域は都会なので、交通規制に対する制限が多い。

以上の理由で、発注者および元請業者も暗に代替案を欲しがっているふうにも見えました。

そこで我々が提案したのが、以下の点検スタイルでした。

クリックすると元のサイズで表示します

桁下環境が水深2m以上の河川、かつ水面から上部工までが2m以上(これが2m未満ならボートの使用が認められます)であったため、点検者の目線が橋梁まで2m未満になるようボートの高さを調整しました。

もちろん安全上の配慮として、点検者含め、ボートに搭乗する者全てが潜水経験の豊富な人材を採用し、万一の落水にも備えました(当然ライフジャケットは着用)。いくらライフジャケットを着用しているからといって水中作業に不慣れな者を用いるのであれば、潜水士でしかも橋梁の知識も有する者が作業に従事するのが、最もパフォーマンス性が向上すると判断しました。

この点検方法については、特殊な船舶と潜水士兼点検士というパッケージ性が肝要でした。そしてこの点検方法はある地方都市の一役所担当者に受け入れてもらえたに過ぎませんが、今後広く活躍の場を持てるように、見た目の改善などさらなるバージョンチェンジを図り、さらに広域で新技術として認められるよう手を加えていきたいです。
0
タグ: 橋梁 点検方法

2017/4/15 | 投稿者: 大山海洋事務局

昨年度はある政令指定都市での橋梁点検を実施しました。

おかげさまで当社は、この時点で既に何件もの点検業務実績があり、点検者の目線も比較的高いところにあったと思っています。数年前までは目視に手こずっていた作業員も、作業に慣れてくると点検外のことにも視野が広がってきます。
こうした背景から、以下に取り上げる課題に対して、当社独自の解決策で窮地を乗り切りましたのでこれを紹介いたします。

我々が今回実施した橋梁の多くが昼夜問わず尋常ではない交通量であり、かつ橋梁点検車使用の条件を満たすものが多く確認されました。橋梁点検車をしなければならないということは、桁下高(橋下から上部工下面までの距離)が5m以上もしくは桁下水深1m以上の河川など(その他条件ありますが)、点検が比較的困難な環境下で行われることを意味します。

さらにこうした橋梁の一部では、橋梁点検車の中でももっとも大型のもの(BT400)を使用しなければならない状況となっていました。この大型の点検車を用いる際のデメリットは、いくつかあります。
❶ノーマルタイプの賃料が\80,000/日程度に対して、大型だと\500,000以上かかる。
❷大型車につき、待機場所など人口密集地で構えることが容易でなく、回送計画が複雑化しやすい。
❸取り回しが複雑で、接触など様々な事故のリスクが跳ね上がる。
❹大型に限らずではあるが、対象橋梁の架設区域は都会なので、交通規制に対する制限が多い。

以上の理由で、発注者および元請業者も暗に代替案を欲しがっているふうにも見えました。

そこで我々が提案したのが、以下の点検スタイルでした。

クリックすると元のサイズで表示します

桁下環境が水深2m以上の河川、かつ水面から上部工までが2m以上(これが2m未満ならボートの使用が認められます)であったため、点検者の目線が橋梁まで2m未満になるようボートの高さを調整しました。

もちろん安全上の配慮として、点検者含め、ボートに搭乗する者全てが潜水経験の豊富な人材を採用し、万一の落水にも備えました(当然ライフジャケットは着用)。いくらライフジャケットを着用しているからといって水中作業に不慣れな者を用いるのであれば、潜水士でしかも橋梁の知識も有する者が作業に従事するのが、最もパフォーマンス性が向上すると判断しました。

この点検方法については、特殊な船舶と潜水士兼点検士というパッケージ性が肝要でした。そしてこの点検方法はある地方都市の一役所担当者に受け入れてもらえたに過ぎませんが、今後広く活躍の場を持てるように、見た目の改善などさらなるバージョンチェンジを図り、さらに広域で新技術として認められるよう手を加えていきたいです。
0
タグ: 橋梁 点検方法

2017/4/11 | 投稿者: 大山海洋事務局

はじめに注意事項です。タイトルの2017年度業務実績とは2017年に紹介する前年度業務の実績を指しますので、悪しからず。

ここで紹介するのは、港湾施設の点検業務です。

何度も申し上げておりますが、我々は下請業者として業務に携わるが故、詳細な場所などは明記しません。

場所は鹿児島県錦江湾のどこかと申し上げておきます。湾などの入江は波の方向、速度なども予測しづらく、建造される構造物は時として気がついてみれば、波による甚大な被害を被っていることなどもあります。
そして港湾構造物には鋼材を使用することが多々あります。もちろんこれら鋼材に対する錆防止、いわゆる防食対策については、施設運用における特に安全上の観点から非常に注視しなければならないことです。とはいえ、新設設計からメンテナンスによる長寿命化に目を向けられはじめたのはここ10年、20年の話です。構造物は古いものですと、50年以上供用しているものもあり、我々の点検業務が如何に重要であるか痛感するところでもあります。

と前置きはこのくらいで、この業務ではコンクリート製の上部構造を数本の鋼製杭で支えるドルフィン構造の点検を担いました。当然、本構造の弱点は鋼製杭にあるわけですので、ここを重点的に確認となります。我が社は在籍社員の半数以上が潜水作業を可能としており、当該業務も潜水士による水中作業がメインとなります。

超音波厚み測定機を用いた現有鋼材厚の測定、直接目視による貫通孔などの確認、etc。点検項目がこのように多岐にわたる上に、業務水域は水深10m以上と作業効率もなかなかあげにくい状況です。しかしながら、こうした業務のほとんどが事前に作業日程を海上保安庁に届けており、裏を返せば、この作業期間を遵守しなければなりません。潜水工事などの長期間にわたる業務であれば、1日、2日の作業の遅れは挽回できる機会も容易に持てそうですが、我々のような潜水調査になると、短ければ2、3日の作業日程しか組まれません。したがって、1日の作業の遅れは顕著に現れることとなり、当然、現場日程に合わせて、体調管理、体制確保としなければなりません。

そうした時間繰りの中、1つの劣化に対して、その原因、影響と考えながら視ていかなければなりません。我が社は『ただ潜る』のではなく、視たものの背景を意識する潜水士による水中作業が行えます。

クリックすると元のサイズで表示します
0
タグ: 港湾




AutoPage最新お知らせ