「 美しい自然の日本。」
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250万部のベストセラー『国家の品格』の著者、藤原正彦教授の講演を
聞いてきました。
現下の閉塞状況にある日本を憂慮した皆さんから、ひっきりなしに講演
依頼が殺到しており、三分の二はお断りせざるをえないといいます。
まず冒頭部仰られたのは、「よくぞ、ここまで日本の誇るべき国柄を壊して
くれた。 祖国日本の真の敵は、日本国民である。」
「日本史上最低の国民が、この国を壊そうとしている。」とも仰いましたが
小生の考えと共通するところがありました。
市場原理と規制撤廃という、米国的な自由で公平な獣の世界を持ち込んだ。
小学6年生と小学1年生を公平に戦わせてはならない。
ハンデを1年生にあげないと、勝負にならないということです。
また、政治家に会うたびに『不公平な政治をやってくれ。 国民の言うこと
を聞いてくれるな。 そんなことをしたら国は滅んでしまう。』と注文を
つけると仰っています。
つまり、国民目線などと言っている政治家は失格で、ただ単に国民に迎合
しているだけで、政治家と国民が同レベルでいいわけがない。
圧倒的知性や情報を持って、国民をリードするのが政治家であり、国民と
一緒では、別に国民が政治をやればいいはずで、そんな馬鹿な話はないと
いう意味でした。
その結果が、地方はシャッター通りだらけで、中小企業もどんどん倒産。
地方は滅び、日本を支えていた中小企業も青息吐息。
日本の国柄とは、世界でダントツの初等教育。
日本は国土の85%は森林で、資源はなにもない。
あるのは脳みそだけだったのが、現在国語が10位、数学15位でこのまま
では、日本は滅ぶしかない。
日本型経営、日本型資本主義。
忠誠心をもって、社員が応えるかわりに、年功序列と終身雇用でこたえた。
世界が適応できないこと。
これが徹底的に破壊された。 株主中心主義となった。
日本の過去から学ぶことが、現下の日本の低迷状況を打破すること。
日本人は美しい情緒と感受性を持っているので、自然を大事にし、郷土愛
家族愛、祖国愛を育てる。 これが、人類愛となる。
そして、弱者への涙たる「惻隠の情」を取り戻すことが21世紀のキーワード
世界に広める使命が日本にはある。
とにかく、大東亜戦争後に米国に二度と日本がはむかわないようにと、米国は
全力で日本人の自信と誇りを葬りさっていますので、これを取り戻すには
同じ歳月が必要でありますが、あきらめずにやり続けることが重要だと思います。
そのためには、真の保守政党を結成しなくては、この国はいつ滅んでもおかしく
ありません。
『今、日本には革命政党しかなくなった。』という藤原先生の寂しそうな
言葉が印象的でした。

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