

きのうは真夏の陽気!伊東でトミヤコーヒーの展示会に行ったあと、今年度の第1回静岡県景観講習会が、東伊豆町役場大会議室で開催されたので参加しました。伊豆の各地から200人近く参加したでしょうか。すごい熱気で、少々遅れて行ったらし座るところはほとんどないし資料も残ってない状況でした。
景観法が制定されたのが今から8年前、それまで右肩上がりに成長を続けてきた日本にとって、はたと振り返ると残すべきもの伝えるべきものがなく、無機質の建物や味気ない風景が残されるだけになってしまいました。
そんな中で静岡県では数年前から景観に関する勉強会が開かれてきて、今年の第1回目は東伊豆町が会場になりました。基調講演としては、立教大学の兼任講師、菅原由美子氏が観光地の景観について話してくれたのですが、景観に関し無頓着?な当町にとって刺激が強すぎる話だったかもしれません。
特に印象に残った話としては「がっかり観光」「」白糸の滝の土産もの店」「旅番組で見る日本人のふるさと意識の低さ」それと関連して「子供のふるさと意識の低さ」などでした。特に私も白糸の滝は一度行きましたが「これがあの白糸の滝?」とがっかりしたのを覚えています。そういった意味で先生と考えは一緒です。
いろいろな面の反省から、観光地はどんどん良くなってきているしおもてなしの心も育ってきていると思います。一方で拝金主義的な思想がまだ残っていることや、やりっぱなし行政、補助金漬けの箱モノ行政は未だ見られるわけで、今後反省しなければなりません。
菅原先生に質問しました。それは街並みに対する“屋根並み”が、最近太陽光パネルに席巻されてきたし、伊豆半島の場合、これだけ多くの風力発電施設が「自然再生エネルギー」の供給のため林立しているという点、その所見を伺った。
先生も「やっぱり来たな」というような話の中で、しかし、思うような答えは得られなかったような気がします。私のような観光業に携わる者にとって、景観は命です。この大自然は何にも代えることはできません。しかし、私たちが生きていくに当たり、「公共の福祉」という重い命題がぶら下がっている。眺望権や景観に対する思いが、原発反対の自然エネルギー隆盛時代に太刀打ちできるのか、そのことの答えはまだ出ずにいる。
その後、実例の報告ということで、おとなり神奈川県箱根町から江戸時代の関所の景観を生かす景観づくりについて話をしていただきました。企業や事業所ののぼり旗や看板広告、貼り紙など景観を台無しにしていることを自ら戒めていく様子がわかりました。
そう考えると東伊豆町には歴史的建造物がなく、実際どうしたらいいのかというのがわからないが、一つに東浦路という古道があるので、その街道沿いを昔のまま残すというのはできると感じました。それに築城跡があったり、船着場からの石の運搬模様があれば価値は高いし、観光客が喜ぶと感じました。
私たちも先日、「東伊豆ECOツーリズム協議会」を立ち上げて景観を意識した観光地づくりを目指していかなければならないと思っているので、大変勉強になりました。


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