サミット直前、日英首脳
気候変動など協議
2008年7月7日 東京新聞夕刊
福田康夫首相は七日午前、北海道洞爺湖町のホテルで、ブラウン英首相と会談した。両首脳の会談は、先月、福田首相が訪英した時以来、二回目。主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の主要議題である気候変動問題や、食料や原油価格高騰にあえぐアフリカ開発などをめぐり意見交換。福田首相は、北朝鮮の核開発問題や日本人拉致問題の解決に向けて、各国の結束を呼び掛ける見通し。
続いて、福田首相はメルケル独首相とも会談した。
関係改善へ 米ロ首脳会談 MDなど対立深く
主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で訪日中のブッシュ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は七日、洞爺湖町のホテルで会談した。メドベージェフ大統領にとって就任後初の米ロ首脳会談。冷戦終結後最悪ともされる両国関係修復を目指すが、ミサイル防衛(MD)問題などでの対立は深く、調整は難しいとみられる。
両首脳は北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大なども協議する見通しだが、旧ソ連圏のグルジアとウクライナの加盟にロシアが反発を強めている。
MD施設の東欧への配備問題では四月、ブッシュ大統領と当時のプーチン・ロシア大統領との会談で、MD施設へのロシア監視団受け入れなどをめぐり、物別れとなった。
メドベージェフ大統領は六日、六十二歳となったブッシュ大統領に祝電を送った。リベラルな印象に欧米側は期待も抱くが、プーチン前政権の外交姿勢を継承するのは確実とみられている。
温室ガス削減で 中期目標合意を 欧州委員長
北海道洞爺湖サミットに出席する欧州委員会のバローゾ委員長は七日、北海道洞爺湖町で記者会見し、地球温暖化対策について「サミットでは二〇二〇年の温室効果ガス削減に向けた中期目標への合意が重要」と訴えた。
さらに「サミットでは世界全体が一九九〇年比で二〇五〇年に温室効果ガスを50%削減する長期目標に合意することが課題だが、先進国は同じ期間に60−80%削減することができる」と指摘。その上で「〇九年、コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議(COP15)ではポスト京都議定書の新しい枠組みをつくらなくてはならない。そのためにも福田首相のリーダーシップに期待したい」と述べた。
日本は議長国としての面目を保ち、国益を重視するという毅然とした姿勢を貫かねばなりません。「ブッシュ以後」の日米関係を占う試金石としても位置付けられましょう。
北朝鮮のテロ支援国解除は、(悪い意味で)先を焦り過ぎる日米両首脳の足並みが揃ってしまった最悪の同盟関係を露にしてくれました。
まずこれだけは最低限認識しなければなりませんが、北朝鮮金正日政権自身は自らの数々の謀略活動の「テロ」等とは思ってすらいないはずです。
北朝鮮にとって核開発も日本人拉致も、更には外貨獲得の為の偽札製造・覚醒剤密売も全て「戦時下」という特殊事情が成し得る工作活動の一環であるのです。
(故に罪悪感を抱く行為ではないと考えるのが妥当でしょう。連中にとってこれは全て「祖国統一革命」なのです。崇高な理念の下行われる…)
戦時下における戦時外交は高度な情報戦と謀略が全てを支配します。
サミットにおいて他国を「仲間」に引き入れるには、共通認識に基づくパートナーシップの構築は言うまでもないでしょう。(しかしながら、いずれにせよ準備不足)
「空気」によって醸造された日本政治の限界がここにあります。北朝鮮問題のみならず、環境問題という今回のサミットでの重要課題に対する啓発活動はあまりにもお粗末の一言に尽きます。
「チーム・マイナスゼロ」キャンペーンが悪いとは言いませんが、環境保護やリサイクル・リデュース・リユースを訴えるならば、既存の社会システム(大量消費)という抜本的問題をどうするかという考えが到底不可欠なはずなのです。
エコロジーがエコノミーと密接に関係していることは言うまでもありませんが、「日本は昭和30年代に戻れ」と言ったって、それが如何に荒唐無稽であるかはちょっと考えれば分かる事。
中でもリサイクルを過剰に進めることはかえって環境破壊に繋がるという理論は、少しでもリユース業界に関する知識があれば納得出来るはずです。
(私は新古書業務に携わっていた為、いくつかは具体的事例を挙げて説明することも出来ますが、また今度。)
本当に「不都合な」「真実」は決して報道されないし、政治家であれば死活問題なので意図的に、あるいは無意識に隠してしまうものなのではないでしょうか。