「【832冊目】学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」
読書部
kurogenkokuです。
832冊目は・・・。
【kindle版】
学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
岡田 麿里 著 文藝春秋
私にとっては必ず読まなければならない「課題図書」
主人公のひとり「じんたん」が岡田さんそのものであったことは周知のとおりです。その岡田さんが「あの花」「ここさけ」を書くに至った経緯、学校に行けなかった頃の気持ちがストレートに表現されています。
kurogenkokuが「あの花」にかわったころ、制作会社にしつこく言われたことがあります。
「あの花は『秩父を舞台設定のモデル』として描いたんです。秩父を描いたのではありません。」
この『舞台設定のモデル』ということに強くこだわっていたのを思います。
それはなぜか。岡田さんの気持ちが強く表れていたことを本書を読んでわかった気がします。
【目次】
第一章 学校のなかの居場所
第二章 誰に挨拶したらいいかわからない
第三章 一日、一日が消えていく
第四章 行事のための準備運動
第五章 お母さんだってひどいことをしてる
第六章 緑の檻、秩父
第七章 下谷先生とおじいちゃん
第八章 トンネルを抜けて東京へ
第九章 シナリオライターになりたい
第十章 Vシネからアニメへ
第十一章 シナリオ「外の世界」
第十二章 かくあれかしと思う母親を主人公にする
第十三章 あの日みた花の名前を僕たちはまだ知らない。
第十四章 心が叫びたがっているんだ。

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