2005/2/15
千葉県少年野球指導者講習会(2005年2月)
理事長、鈴木宗平氏の開会挨拶の中で、千葉県少年野球連盟は現在「NPO法人」として活動しており、3年経過すると「認定法人」となるのだが、その助言をされたのが現県知事の堂本氏であったという事です。
その後、プログラムにはなかった堂本県知事自らが演壇に立たれたのにはちょっと驚きました。
「今の子供たちに将来の夢を聞くと、首相ではなくイチローや松井を挙げる。今日集まっている皆さんは、土日を使い指導しながらも自分達も楽しんでいるのではないだろうか。また指導者としてばかりでなく、今は無くなってしまっているガキ大将的気分で、子供たちや地域をまとめてくれているかも知れない事に敬意を表したい。一緒に健全な子供たちをつくる為に挑戦しながら、自分達も良い時間を過ごされていると思う」
【安全の為の方策】
市川静夫氏(川鉄病院理学療法室トレーナー)
※自らも少年野球チームの指導者
今と昔では、水分補給やストレッチング、水泳に関することなど大分変わってきている。以前は、水はお腹がぷかぷかするので採らないほうが良いといわれていたが、今では喉が乾く前にこまめに採るのが良いとされている。またストレッチングという事自体、以前はなかった。水泳は全身運動になるのでどんどんやった方が良い。
(多くのスライドを使い、主にフォームについての講義がなされた)
【高校野球の現場から】
松本啓吉氏(千葉経済大付属高野球部監督)
※桜美林高時代、甲子園で優勝投手
自分は小さい時から甲子園に行きたいと思っていた。甲子園に行った選手は皆、小さい時から目標を持ってその目標に向かって努力してきている。
現高校で監督になってから、まず2日間清掃をした。選手は環境が良くなければ育たないので、まず環境作りからはじめた。練習は長ければ良い訳ではない(同校の練習時間は19時まで)。長時間の練習は手を抜く事を覚える。短いと物足りなさを感じ集中して自分でも工夫してやるようになり、家でも自主的にやるようになる。野次を飛ばせるようでないと勝てない。野次る為には情況がわかっていて、頭を使かわなくてはならないから訓練にもなる。すべては、目標・設定をしっかりやれば達成できる。集中力をつけ、特別な練習はさせない。勝つために何よりも大事なのは、バッテリーも含めた守備力。(井上選手は青山学院大、松本選手は早稲田大へ)
【子供の成長と傷害】
南 昌平氏(聖隷佐倉市民病院副院長)
「子供の成長と傷害」について75ページものパワーポイントを使い講義をされました。専門的な事でしたが、大雑把には成長期にある者(少年野球の選手)と成人(指導者)とでは運動に関しても違いがあるのだなあ、と改めて思い起こさせられました。
(このときパワーポイント操作を担当していたのが“ねっとうら”です)
【野球って面白い】
江藤省三氏(元プロ野球選手・野球解説者・野球関係執筆活動中)
少年野球は何よりも「楽しい」という感じでやって欲しい。実際には勝ちたいという気持ちが強くなってくるので大変だが、子供たちが「おもしろい」「楽しい」と思うと、練習も楽しくなって自分から積極的にやる様にもなって来る。
学童時代に修得したものが全ての土台となると思うので、まずはルールを教えて欲しい。スポーツはなんでもルールがわかると面白さがわかり、上手くなるものだ。
それぞれの講義について熱心な質問が寄せられていましたが、中でもより実践的な江藤氏に関しては打法など活発な質疑が行われ、全ての指導者の方にも聞いていただきたい感じでした。守備に付いては時間切れとなってしまった位でした。やはりプロを経験した方の教え方は一味も二味も違う!
【中学生野球の現場から】
飯田智市氏(松戸市立第四中学校野球部 顧問)
最初はどの子も野球がわからず、ゴロを打ったなら走らず止まってしまったり、空振りすると天を仰いでそのままだったり、指導者側から見ると「手を抜いている」状態である。それが段々と全力疾走により、一つの塁を狙えるかもしれない野球の楽しさを覚えていってくれる。
個々の勝ちたい気持ち、モジベーションをどの様に上げていくかが指導者としてのコツなのかな、と言う気がしている。100人の指導者がいれば100通りのやり方があると思う。
そして、実際に中2の6人の選手をモデルに、舞台の上で楽しく野球の練習をする実技を披露していただきましたが、小学生でも即、実践出来そうな内容で皆さん大満足な様子でした。
【少年野球の指導とチーム作り】
江波戸文彦氏(ろうきん杯優勝チームー千潮スポーツ少年団監督)
少年野球の指導をはじめた当初は、子供たち以上に勝ちたい気持ちばかりが先攻し、怒ったり怒鳴ったりばかりしてしまったが、なかなか勝つことは出来なかった。2年過ぎた頃から、他チームのやり方を勉強させていただくようになったが、皆さんはグランドで子供たちと一緒に動き、ミスをすると即場で指導をされていた。
言葉だけでは子供たちが付いて来ないという事がわかった。練習試合も多く取り入れるようにし、一緒に汗を流す事によって厳しい指導の中でも、子供たちに笑顔が見られるようになってきた。
【少年野球と用具並びにアピールプレーについて】
審判部長 小峰末行氏 他3名
審判というのは大変難しいと思う。特に少年野球においては、考えられないような状況が多々生じる。またご父母はお子さん以上に熱心であり、横から観戦されているのにストライク・ボールの判定について不服を言われるようなこともある。
審判には「味方」がいない。自チームに有利な時は『当たり前』であり、不利な時は敵と思われてしまう。
しかし楽しい事もある。子供たちは汗を流してプレーし、負けては泣き、勝っては泣いたり喜んだりしている。そして相対したチームの子供たちが、試合終了後1時間もすると仲良くしている姿を見たときなどは、本当に嬉しく思う。
そして用具・装備の主な注意点について説明があったあと、アピールプレーの関しての設問の答えの発表がありました。詳細別ページ。
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今回、私にこの講習会に参加の機会を作って下さった連盟役員さんに心よりお礼申し上げます。

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