1月22日、自民党は都内のホテルで恒例の新年会を開催。そこで谷垣総裁は「偽りの政権に終止符を打つ」さらに「政権を追いつめて、解散に追い込んで、勝利して、政治を自民党の手で担っていく。このことが通常国会の唯一の目標です」 と発言。
自民党大会で2012年の運動方針として、
(1)新たな憲法改正案の国会提出
(2)国会議員の定数を1割削減。その後3割まで削減を拡大
(3)集団的自衛権の行使を可能とする法整備
(4)安全確保を前提とした原子力発電所の再稼働
(5)都道府県と政令指定都市の二重行政の解消
など
日本最大の野党であり、次の政権を担うだろう党がこんなのでいいのだろうか。2009年に民主党が掲げたマニフェストの一部は確かこんな感じだった。
2009年民主党マニフェスト一部抜粋
(1)中学生まで1人あたり1ヶ月26000円の子ども手当の創設
(2)公立高校無償化(年間10万円負担減)
(3)後期高齢者保険制度の廃止(年金制度の一元化)
(4)沖縄普天間基地の国外移転
(5)事務次官会議の廃止で政治主導
(6)ガソリン税暫定税率の廃止
(7)事業仕分けで税金の無駄遣いを徹底排除で、財源捻出
などである。以上を比べると一目瞭然。自民党は直接国民の生活をどうしようかという視点がない。2009年の民主党のマニフェストは破綻し、民主党のマニフェストは政権を奪還したいがための詭弁であることが明らかになった。では、なぜ2009年に国民は民主党に投票してしまったのか。
それを自民党谷垣総裁はこう評価している。「(自民党は)内部対立をさらけだし、的確な政策実行が滞ったこともあった。反省すべきことは反省し、そうしたことは姿をひそめた。」と。本当にそうだろうか。
2007年に自民党・安倍内閣が参院選で惨敗したことが自民党凋落のきっかけだった。その時の首相安倍晋三は「戦後レジームからの脱却」とか「美しい国日本」などと国民生活意識とは程遠い目標や、抽象的な政策ばかり掲げた。具体化した政策は「憲法改正の国民投票法」くらいで、それも国民生活とは程遠い。しかも、選挙に負けて政局に行き詰まると、嘘の理由で所信表明演説後に勝手に辞任するという無責任ぶり。その安倍内閣の無責任ぶりが、その後の福田政権、麻生政権を苦しめた。
では、自民党は「反省すべきところを反省」したのか。2012年の運動方針を見ると「新たな憲法改正案の国会提出」「集団的自衛権の行使を可能とする法整備」とか国民意識とはズレまくりの方針を掲げる。「国会議員の定数を1割削減。その後3割まで削減を拡大」「安全確保を前提とした原子力発電所の再稼働」は民主党とたいして政策に差はない。「都道府県と政令指定都市の二重行政の解消」は大阪維新の会が声高に言い出したことだし、2012年自民党の運動方針に何の目新しさもない。消費税の増税だって、自民党は民主党案に反対なだけで、自分たちの党では増税を基本としている。
こんな運動方針だから、民主党を追い詰められない。次の選挙で完膚なきまでに、マニフェスト違反をした民主党を叩き潰すための迫力に乏しい。たちあがれ自民党!国民目線の政策を第一に掲げなければ、「国民生活が第一」という小沢のまやかしにまた国民はひっかかってしまう。
やはり大胆な政策を掲げて(且つ実現可能な)、選挙を戦うことが得策。ニュースなどのメディアを通じて、国民のニーズは…
(1)国の歳出の徹底した無駄削減
(2)国会議員の削減および政党助成金の廃止
(3)公務員の削減および給与削減
(4)震災復興
というところがやはりクローズアップされている。次にあたりに
「景気回復」「少子化対策」「社会保障充実」「セーフティーネット(生活保護など)の充実」などを望んでいる気がする。ここはやはり92兆円もの国家予算を大胆に70兆円代までに削減し、発行国債を大幅に減らすことを目標にしてはどうだろうか。国民のニーズに合う党がひとつでもあればいいのだが…。
それにしても民主党はダメダメだね。「不退転の決意」で消費税増税なんて唱えるか普通?「不退転の決意で歳出削減で80兆円を割る予算を目指す」とでも言ってみろって思っちゃう。

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