先日お伝えしました『クローズアップ現代』に、東京都議会の自民党が異例のコメントを出し、東京都教委は「申し入れ」を行ったそうです。転載します。
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NHKテレビ「クローズアップ現代」について(コメント)
学校教育における国旗及び国歌に関する指導は、日本の国を愛し、日本に誇りをもつとともに、外国の国旗や国歌、文化や伝統を尊重するという国際的な視野をもった日本人を育成するうえで、極めて重要なことであります。
しかし、特定のイデオロギーに偏した一部の勢力により、卒業生に祝意を表す厳粛な式典である卒業式などにおいて、生徒を指導すべき立場の教員が国歌斉唱時に起立しなかったり、国旗を故意に式典参加者の目に触れない場所に置くなど都民の常識と乖離した不適正な実態が蔓延していました。
そうした事態を改善するために、都教育委員会の通達が出されたものであり、学校教育の正常化を目指した至極当然の措置でありました。
しかるに、今回のNHKの放送は、はじめから都教育委員会が行っている指導は「強制である」との前提に立った論調であり、著しくバランスを欠いたものといわざるを得ません。
様々な教員の意見の中で、あえて反対する教員の声だけを取り上げ、あたかも教職員と都教育委員会が敵対しているかのような内容や構成になっています。
何故、卒業式を適正に実施しようとする教員の意見や、卒業式に参加した地域の方々、同窓会や保護者の方々、また都立高校等へ送り出す中学校関係者の声を取り上げなかったのか。また、以前の式典における国旗・国歌の扱いが如何に非常識な姿であったのかについても全く触れられていません。
われわれはかねてより、学校における国旗・国歌の問題を重視し、都議会でもたびたび取り上げ、権利や自由に偏重した戦後教育から、自国や郷土を愛し日本の文化や伝統を尊重する教育に転換すべきであること、教員には国旗・国歌を指導する責務があり、卒業式等の不適正な実態を一刻も早く是正すべきこと等を強く主張しました。
今回、全ての都立学校で学習指導要領に沿った厳粛な式典が実施されたことについて、われわれは保護者を含めた多くの都民とともにこれを高く評価するものであります。
こうした中、NHKの今回の報道内容は公正公平を基本とすべき公共放送の報道姿勢として大変遺憾なことであり、今後、こうしたことのないよう、強く要請する次第です。
平成十七年四月五日
東京都議会自由民主党幹事長 比留間敏夫
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都教委のクレームについては、朝日の新聞記事ですので転載できません。
URLをお知らせします。
http://www.asahi.com/life/update/0406/008.html?t
NHK・クローズアップ現代に「遺憾」申し入れ 都教委
2005年04月06日21時31分
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一昨年くらいからでしょうか、よく覚えていませんが、正直なところ、私はNHKのニュースにはうんざりしています。政府と自民党に都合のいいニュースしか流さないからです。従軍慰安婦の問題を取り上げた番組への政治介入が発覚してますます嫌になったし、朝日新聞への非難を連日垂れ流していたときにもほとほと愛想が尽きたと思いました。
でも、こういう番組を見ると、現場にはきっと本当に良い番組をつくるためにがんばっている人たちがたくさんいるのだろうと思います。
愛知県に住む私が、東京の国旗国歌強制問題に強い憤りを感じずにいられなかったのは、東京で権力を使って良い先生を苦しめる政治家や役人と、学校で権力を使って子どもたちを苦しめる先生たちが重なって見えるからでした。
どんな場所にも、自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の言動に責任を持とうとする人たちと、肩書きや社会的地位という看板に寄りかかり、権力をたてに他の人たちを思い通りに動かすことに自分の存在意義を見出そうとする人たちがいます。
いつでもどこでも両者が綱引きをしてきたのでしょうが、今の日本は、後者がどんどん力をつけ、これに媚びる人たちを取り込んで、国全体を戦争への道に引きずりこもうとしている状況なのだと思います。いろんな場所で圧力と闘う人たちを励ますことができたらと願いながら、自分にできる小さなことをしていくしかありません。
今日、私にできることは、もう一度クローズアップ現代にメールをすることでした。さきほど送ったメールを貼り付けます。
3/28放送の深川高校を取材された番組に、感謝のメールを送らせて頂いた者です。東京の問題にはずっと懸念を持っていましたが、映像には、文章では伝わらない現場の空気をそのまま伝える力があることを再確認しました。都教委と都議会からクレームがついたと聞き、大変心配しています。どうか不当な政治介入に負けず、これからも良い番組を作り続けてください。テレビには、生活の中で圧力と闘っている力ない多くの市民を励ます力があることを、どうぞ忘れないでください。
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https://www.nhk.or.jp/plaza/mail_program/gendai.html