☆○さんに教えていただいたのですが、スパイスに放射線照射を許可する動きが高まっているそうです。食べ物に放射線をかけるなんて、こんなことを思いつくこと自体理解できません。
昨年7月に保坂さんも書いておられます。そのとき転載させていただいた記事はこちらです。
http://blue.ap.teacup.com/paletoutseul/1384.html
この問題に関して政府に質問主意書を提出され、ずさんな答弁書について専門家の方が解説してくださっています。問題点が簡潔にまとめられていますので、ぜひごらんください。
以下、学校給食ニュースより転載させて頂きます。
http://gakkyu-news.net/jp/030/039/post_218.html
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放射線照射スパイス・ハーブを認可する動きが高まっています
この食材を使わずに学校給食がつくれますか?
それとも、子どもたちに食べさせますか?
放射線照射スパイス・ハーブを認可する動きが高まっています
内閣府の原子力委員会に2005年12月、食品照射専門部会が設置されました。
2000年(平成12年)12月に全日本スパイス協会が、香辛料94品目の害虫駆除、病原菌の殺菌、完全滅菌を目的とした放射線照射の認可を求める申請を原子力委員会に提出しました。それから5年後になって、突然、「原子力政策大綱において、現在、我が国においては馬鈴薯の発芽防止を行うための食品照射が認められているのみであり、社会への技術情報の提供や理解活動の不足等のために活用が十分進められていないことが課題として指摘された」(食品照射専門部会の設置について 平成17年12月6日 原子力委員会)として、食品照射に関する現状等について調査審議を行うとしています。
議事録や資料を見るとあきらかに、この「香辛料」認可申請を想定したものとなっており、これを皮切りに、食品への放射線照射を普及させようとするためのものです。
2006年6月現在、毎月1回のペースで7回の食品照射専門部会が開かれており、早くも食品照射の意義について報告書のまとめに向かっています。この報告書はまとまると原子力委員会に提出されます。
それを受けて、おそらく、厚生労働省・農林水産省から内閣府の食品安全委員会に諮問され、食品安全委員会での検討の上で、この「香辛料」への放射線照射の道が開かれる可能性があります。
■申請されている「香辛料」の一覧
アサノミ、アサフェチダ、アジョワン、アニス、アムチュール、アンゼリカ、アナトー、ウイキョウ(茴香)、ウコン(鬱金、ターメリック)、エシャロット、オレガノ、オールスパイス、オレンジピール、ガジュツ、 カショウ、カッシア、カフィアライム、カモミール、ガランガル、ガルシニア、カルダモン、カレーリーフ、カンゾウ、キャラウェイ、クチナシ、クミン、クレソン、クローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ(胡椒)、ゴマ(胡麻)、コリアンダー、サフラン、サッサフラス、サボリー、サルビア、サンショウ(山椒)、シソ(紫蘇)、シナモン、ジュニパーベリー、 ショウガ(生姜)、スターアニス(八角)、スペアミント、セージ、セロリー、ソーレル、タイム、タデ(蓼)、タマネギ(玉葱)、タマリンド、タラゴン、チャイブ、チャービル、ディル、トウガラシ(唐辛子)、ナツメグ、ニガヨモギ、ニジェラ、ニラ(韮)、ニンジン(人参)、ニンニク(大蒜)、ネギ(葱)、ハイビスカス、バジル、パセリ、ハッカ、バニラ、パプリカ、パラダイスグレイン、ヒソップ、フェネグリーク、ピンクペッパー、ペパーミント、ホースラディッシュ、ホースミント、ホメグラネート、マスタード(辛子)、マジョラム、ミョウガ(茗荷)、メース、ヨモギ(蓬)、ユズ(柚子)、ラベンダー、リンデン、レモングラス、レモンバーム、レモンピール、ローズ、ローズマリー、ローズヒップ、ローレル、ロングペッパー、ワサビ(山葵)
( )内は、編集で独自に入れたもの。全日本スパイス協会が2000年に申請したリスト94品目。ただし1品目は後日削除されたとのこと。どの品目かは不明。
■放射線照射食品とは
食品に放射線をあてることで、放射線の作用によって食品や食品についている虫、菌などの遺伝子(DNA)の一部を壊し、細胞死をおこさせるなどしたものです。
食品についている虫や寄生虫を殺す(殺虫)、病原菌や腐敗菌を殺す(殺菌)、ジャガイモやタマネギが発芽できないようにする(芽止め)などの目的があります。
放射線をあてますが、あてた食品が放射能(誘導放射能)をもたないように、コバルト60、セシウム137からのガンマ線、 10MeV以下の電子線、5MeV以下のX線のみが使われることになっています。
■日本では士幌町農協のじゃが芋だけ
日本では、北海道士幌町農業協同組合に放射線照射施設がつくられ、1972年にジャガイモに限って認可され、 1974年から現在まで30年以上にわたって毎年約8000トンが全国に出荷されていると見られています。(同農協の出荷量は生食用約4万トン。うち1月〜4月出荷分とされる)
この目的は、ジャガイモの発芽防止です。春先以降の発芽を抑制することができれば、流通しやすく、売りやすくなるからです。
食品衛生法に基づく規定によって、「食品を製造し、又は加工する場合は、食品に放射線を照射してはならない」「食品の保存の目的で、食品に放射線を照射してはならない」と禁止されています。その上で、例外的に「食品の製造工程又は加工工程において、その製造工程又は加工工程の管理のために照射する場合」と、「特別の定めをする場合」は照射可能とされています。製造・加工工程の管理とは、異物混入検査や食品の厚さの確認などで、食品の吸収線量が0.10グレイ以下とされています。
士幌町農協のジャガイモは、「特別の定め」のケースで、
対象品目:ばれいしょ、目的:発芽防止、使用線源:コバルト60(ガンマ線)、吸収線量150グレイ、再照射:禁止とされています。
また、容器包装に入った場合、放射線照射食品には、「放射線を照射した旨」の表示義務があります。
さらに、放射線照射施設には、都道府県知事による営業許可が必要です。もちろん、放射線源となる放射性物質(この場合コバルト60)は、簡単に手に入るものではなく、原子力発電所にてつくられるものです。国家管理されている物質です。
食品衛生法の規定では、ばれいしょ一般の発芽防止に放射線照射ができることになっていますが、過去30年間、士幌町農協以外では、ジャガイモの発芽防止に放射線照射を行おうと考えたところはないようです。
表示については、「義務」表示であり、実際に箱には「ガンマ線照射済、芽止め、じゃがいも、日付」のスタンプが押されています。しかし、箱から出されて小分けされてからは表示義務がないため、照射食品であることは分からなくなっています。
また、この士幌町農協のジャガイモについて、それが照射されたものかどうかを検知するための検知技術は未完成です。