今朝の朝日新聞に「岐阜自民2県議 風向きがらり 処分『再審査を』堀江容疑者応援党幹部に反発」という囲み記事がありました。
電子版がないので、この地方だけの記事かもしれません。
昨年9月の総選挙で野田聖子さんを応援したために、先日自民党から離党勧告処分を受けたお2人の記事です。坂志郎県議(74歳)は党岐阜県連の前総務会長を、田口淳二県議(76歳)は前幹事長代理をしておられたそうです。
(そのときの記事はこちらです。
郵政反対の岐阜2県議に離党勧告 自民党紀委が処分
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060117/eve_____sei_____001.shtml)
このときの記者会見をテレビで見ましたが、お二方とも、間違ったことをしていないから離党届けは出さない、除名処分を受けると、顔を真っ赤にして憤慨しておられました。
私はこの方々をまったく知らないのですが、郵政法案をめぐる離党勧告や除名処分はファシズムとしか思えないので(それにこの「しつこさ」といったら!)、共感して見ていました。
そのお2人が、このところの「武部幹事長らの姿」を見ていて対応を変えることにし、党紀委員会の処分を不服として再審査を請求したのだそうです。
お2人は27日に記者会見を開き、「憤懣やるかたない様子で対応を変更した理由を説明」し、こうおっしゃったそうです。
「無所属候補を応援したという点では我々と一緒。しかも党幹部は、問題を起こした人を応援した」
「我々を罰するなら自らも罰してほしい」
「国を背負う政治の中心にある人として資格がない」(坂氏)
「党本部だけ正当性があって、我々が除名処分では納得いかない」(田口氏)
私は、堀江さんが法に触れることをしていたかどうかは知りませんでした。近鉄買収に名乗りを上げられたときは、さわやかな青年実業家という感じで、好感を持っていましたが、その後どこかで「ジャーナリズムは要らない」と言われたのを聞いてから関心がなくなってしまいました。よく引き合いに出される拝金主義もそうですが、「東大は出なくても入ればいい」とも言っておられて、そういうふうに学歴を看板にして世の中を渡っていこうという考えも好きではありません。極めつけは、「刺客」として選挙に出たことでしたが、この間メディアでは、常に新時代の旗手としてもてはやされていました。そのメディアの熱狂も、今のメディアの熱狂も、質は同じで恐ろしさを感じます。
少し前に、首相は「ひとりの人を隅々まで調べるのは難しい」と言っていましたが、選挙の2ヶ月以上前に出版された松沢さんの本には、04年にライブドアが買収した会社で「嫌気がさして退職を申し出た社員の退社を認めようとしなかったり、退職した社員が顧客を奪ったとして損害賠償を求めたり、部下の退社を止められなかったとして管理職に責任を取らせて辞職に追い込んだ挙句、さらに損害賠償を請求するなど、トラブルが相次ぎ、法廷での争いにもなっている」ことが、社名入りで出ています。裁判が起きているほどの問題ですから、「隅々まで」調べなくてもわかることです。テレビや新聞も、私の知る範囲では、この問題を取り上げませんでした。
イライラした小嶋社長の証人喚問で安倍官房長官の名前が出たのと同時にライブドアの強制捜査が行われ、今やヒューザーの「ヒュ」の字も聞こえてきませんが、公僕である政治家が、人命に関わるこの犯罪に加担していたとしたら、その罪の重さは民間人の比ではないはずです。耐震偽装問題に関わった政治家を、野党にしっかり追求してほしいと思います。