先日
9条の会を応援し趣旨を広める会掲示板で、三井マリ子さんの裁判のことを知りました。
裁判のHPはこちらです。
http://fightback.fem.jp/index.html
お恥ずかしいのですが、私は三井さんのことはまったく知りませんでした。
HPに詳しいプロフィールが出ていますが、女性政策研究家として男女平等実現のために活動されてきた大変著名な方だそうです。
三井さんは2000年に豊中市の「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の館長に就任されました。全国公募によって選ばれたのだそうです。そして、独創的な企画を次々に打ち出されて高い評価を受けておられたそうですが、2002年秋ごろからバッシングを受けるようになり、2004年3月に解雇されてしまいました。その不当性を訴えるために提訴されたということです。経緯についてはこちらに詳しく出ています。
http://fightback.fem.jp/yobikake-mokuji.html
私はこの裁判についてはこれまでまったく知らなかったのですが、サイト内の資料を読んでいると、去年の夏に杉並区で起きた出来事と
重なる感じがとても強いのです。
福間公子さんの「無理が通って道理が引っ込まないように」から少し引用させて頂きます。「自治体相手の裁判は、被告が民間の場合と違って一段と厳しいと予想されます。でも今回はあまりにもひどいし姑息なやり方の連続です。多くの弁護士の方々が力を合わせて立ち向かっているのは、ここで黙っていたら事態はどんどん悪くなるという危機感があるからだろうと思います。」
他のどなたかが「あまりにばかげたことが起きているので他の人に話しても信じてもらえない」と書いておられましたが、去年の教科書採択にも通じると思います。福間さんのタイトルにもあるように、いくらなんでもここまで「道理」が無視されるなんてあり得ないと思うやり方が、「無理」やり通されていくのです。そして通ってしまうと、それは表向きは行政の決定ですから、何も知らない人たちにとっては、いくらひどいといっても、役所のすることなのだから、きちんと定められたルールに従って決まったことなのだろうと受け取られてしまいます。
でも、今、この国で起きていることは、こういう常識の範囲内で起きていることではありません。常識を超えています。常識の範囲内では考えられないことが、権力の圧力によって無理やり押し通されています。
この点は、国政ではまだ分かりやすいです。首相の話にどんなに道理がないかは、テレビに映し出されるのではっきりわかります。(それでも支持しておられる方々がまだ多いようですが。)でも、ローカルな問題だと、テレビで取り上げられることはめったにないですし、たとえ取り上げられたとしても、一地域の「小さな出来事」ですから、さほど深刻に受け止められません。ふーん、○○は大変なことになってるんだねえ、と思うくらいが関の山で、同じような出来事が全国のいたるところで起きていて、それが全部「戦争の出来る国づくり」のための布石なのだとは想像できません。
去年、教科書採択から学んだことは、これからは市区町村の首長や議員を選ぶ選挙がとても大事になるということでした。三井さんの裁判のことを知り、その思いがますます強くなりました。
2つのHPにある文章はどれも勉強になりました。
特に
三井さんのHPのwomen in powerには、2000年頃から始まり、各地で起きてきたバッシングについて詳しい解説があり、分かりやすいです。ぜひごらんください。(直接記事にリンクしたいのですが、できません。)
それにしても、この問題といい教科書の問題といい、もう6年近く前からこうした動きが出ていたことに驚いています。それが徐々に強くなり、2年ほど前にはすでに、全く「政治的」でない私のような者にも危険が感じ取られるほど深刻になっていたということなのかもしれません。
七生養護学校への介入は2003年7月に行われ、性教育ができなくなってしまいました。その3ヵ月後10月23日に都教委は日の丸君が代強制の通達を出し、12月9日に自衛隊のイラク派遣が閣議決定されました。
翌年2月3日に自衛隊はイラクへ派遣され、同月27日に
立川でビラ配りをした方たちが逮捕され、3月に三井さんは解雇され、都教委によって多くの先生が処分されました。7月には都立中高一貫校などに扶桑社版教科書が採択されました。
去年のことは記憶に新しいですが、改憲へ向けた動きが一段と加速したことは確かです。
裁判のHPのマスコミ・ミニコミ報道にも良い文章がたくさんあります。私の好きな記事は次の2つです。
憲法24条をなしくずしにしないために
http://fightback.fem.jp/agora_saporo.html
何でも話そう女・子どもと戦争
http://fightback.fem.jp/kunitachi_peace.html
それから、テレビ番組のweb版もわかりやすいです。
http://mbs.jp/voice/special/200504/0414_1.shtml
ブログには仙台や広島の出来事も報告されていて驚きました。広島の裁判の原告河野美代子さんの
メールを転載させていただいたことがあります。
上野千鶴子さんの件に関して、辻本清美さんが政府に質問書を提出しておられます。政府の答弁書も出ています。
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/01_blog/post_132.html
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/01_blog/post_135.html

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