2004年12月15日に私はブログを書き始めた。
その記念すべき第一回目が
『一年間ありがとう「新選組!」』でした。あの
『振り返れば奴がいる』や
『王様のレストラン』で有名な脚本家
三谷幸喜が、満を持して書いた話題沸騰のNHK大河『新選組!』の感想を書きました。
もしその当時のブログを読まれた読者がおりましたらきっと不思議に思うでしょうが、実は私の友人に宛てたメールみたいな文章になっています。当時の私にとってブログとは何か知りませんでした。単に知人や友人に対する交換日記みたいなもんかなあって漠然と思っていたようです。確か、いくら書いても一日のアクセスはせいぜい10人くらいだったと記憶しています。よって、当時は極めてプライベートなこと書いても平気だったように思います。
それから約2年間ブログを書き続け、一日の読者数も100人を越える日もしばしばあるくらいに成長しました。うーん、2年で10倍かぁ。これって成長かどうか分かりませんが、私には友人は数人しかいないので、しかも私の友人の多くはブログに興味がないらしく、そっぽ向いているみたいなので、大半はネットで知った方、昔の会社の上司、そして大半の読者が私のことを知らない方々だと思う。
話をNHK大河に戻して、
『功名が辻』を一年間通して見終わった感想を書くとしよう。私は、今年の大河の一番のテーマは、”サラリーマンの憂鬱、悲哀、歓喜”だったのかなって思う。一豊が立身出世、一国一城の主となる夢を、千代の支えを受けながら、決して諦めず、最後は土佐の大名にまで出世するんだけど、一豊の上司である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と変っていく過程で、出世をしそこなったり、同僚だけが出世したりして一豊がへこんだり、まさに現在のサラリーマンの浮世を浮き彫りにしているようなお話だった。
私もそうだったけど、サラリーマンって出世が気にならないといったら嘘になる。やはり赤の他人である上司が自分をどう見ているか、それは出世を通してでしか実感できないものである。独立した今、出世とは縁がなくなってしまったが、サラリーマンにとって、出世をし、その喜びを妻とともに祝うというのが、生き甲斐の一つであるのも事実だし、格好つけて「出世なんてわしゃー関係ねーよっ」って言う方が格好悪いと思う。でも、出世が全てではないことも事実。いくら出世しても選んだ会社が破綻しちゃ元も子もない。そういった部分でも一豊はその強運も兼ね備えている。その時々につく大将が信長、秀吉、家康と変って行くんだけど、一番血気盛んな武将にそのたびに着くことになる。けっして彼に類稀な才能や力が備わっていたと言うのではなく、やはり強運があったのだと思う。しかし、その強運を生かす力が一豊にはあったのだろう。それが千代によって導き出されたのかは分からないが、人は一人では大きな力が発揮できないのだろうと思った。
さて、来年の大河はどうすべかな?