○「戦後最長」景気の影で
「戦後最長の「いざなぎ景気」を超える景気拡大局面を迎えていた」日本で、多くの青年たちは年々増える偽装請負、日雇い派遣といった不安定雇用など、その影の部分で働かされ、顔を伏して、ひたすら耐える日々を送っていた。
大企業の空前の好景気を支える最大の犠牲者が、これらの青年たちだった。
○始まった青年たちの「異議申し立て」
そんな状況に異議を申し立てるべく、ネットカフェ調査や最低賃金体験の交流、青年たちによる数々の駅頭宣伝で、世間からの注目を徐々に浴びるようになった働く青年の問題は、昨年5月の「全国青年大集会2007」で全国から集まった3300人の青年たちが声を上げることで一つのピークに達した。(
昨年の様子)
この集会は、青年労働者のたたかいによって派遣・請負労働から正規雇用への転換を果たした「光洋シーリング・テクノ」の青年の報告や、実際にネットカフェ難民を余儀なくされた青年の訴えなど、現場からの訴えを社会にリアルにアピールする集会だった。
集会では青年たちが「人間らしく働きたい!」「共に声を上げよう!」とアピールウォークを行い、取材に来たマスコミの他、渋谷周辺の沿道を歩く若い人たちからも注目を浴びるものだった。
その後の各地の青年労働者の実態の告発、国会での日雇い派遣や違法派遣の追及による是正措置、はたまた飲食チェーン店の「名ばかり店長」の裁判の勝利など、
数々のたたかいを経て、青年たちを巡る雇用の問題は、「たたかえば変えられる」という確信に変わりつつあり、今、益々そのたたかいの重要性は増している。
○希望を奪われた青年たち、求められる態度決定
とはいえまだまだ日本社会には日々の労働に疲れ切り、社会に絶望して凶行に走ってしまう青年や、そこまで行かなくとも社会との繋がりを自ら絶って引きこもってしまう青年、「どうせ変わらない」と諦めきってしまう青年など、実に多くの、希望をもてない青年が存在することは紛れも無い事実である。彼らの心の闇は深く、重い。
確かに、たたかっても、必ずしも「変わる」わけではないし、むしろそのことが本人にとって大変な重荷になってしまうことがあるだろう。
しかし、たたかわずして変革は決して起きないし、「どう生きるか」を自らに問い、社会と自分の関係を見つめて社会に対して向き合わない限り、人間らしい暮らしを手に入れることは難しい。
人間らしい暮らしの可能性も希望も奪われ、それでも社会に向き合うか、抵抗するか、それとも逃げるか、破滅を求めるか、・・・様々な態度決定が、すべての一人一人の青年たちに鋭く問われている。
○「社会から逃げない、向かい合う」青年たちの祭典
今年の「全国青年大集会」は、昨年の成功を土台に、益々大きく社会に訴えるべく行われるものである。「社会から逃げない、向かい合う」青年たちの祭典といってもいい。
集会では、日本にはまだ、社会に向き合い、正面から変革を求める青年たちが確かにいる、ということを知ることができるだろう。
この記事をご覧の皆さん、皆さんも集会に参加し、社会はどう変わろうとしているのか、どう変えるべきなのか、一緒に考え、共に声を上げていきましょう!
全国青年大集会in明治公園
10月5日(日)
12時 スタート(交流企画) 13時30〜メイン集会
15時〜アピールウォーク!