日曜朝のお楽しみ『
海賊戦隊ゴーカイジャー』。
ついに宿敵・バスコを降し、34のスーパー戦隊全ての「大いなる力」もゲットして
あとはもう、ザンギャックとの最終決戦と“宇宙最大のお宝”めがけてまっしぐら!

と言うわけで、これまで未登場だった五大戦隊――
サンバルカン、チェンジマン、フラッシュマン、マスクマン、ファイブマンから
メンバーが一人づつゲスト出演して、“大いなる力”の所有権を認めてくれる
戦隊ファンには堪らない豪華導入部から始まって、「歴史そのものを変える」という
途方もない力と、その力の発動には34大戦隊の“大いなる力”全てを対価として
差し出さねばならない……という、いろんな意味で法外な「宇宙最大のお宝」の
驚くべき本質が明らかになり、その力をいかなる形で使うか、また否やという事での
海賊戦隊の葛藤が、これからのクライマックス三部作における興味深い題材として
視聴者を惹き付けることは間違いなく……というような、怒涛の内容と急展開を
前半Aパートの15分へ一気に凝縮する高密度展開。

ですが、そこはそれ……
そんな厄介な「宇宙最大のお宝」の扱いに鬱々とするだけでなく、Bパートでは
しっかり痛快なアクションシーン――今回、とうとう彼らが手にするところとなった
五大戦隊の“大いなる力”と豪快チェンジを駆使し、それらレジェンド戦隊の
主題歌メロオケ・メドレーという粋な趣向とともに、もはや組織内で進退窮まっていた
インサーンとのラストバトルを華麗に彩ってくれたのは、さすがお祭り企画である
『ゴーカイジャー』ならではのサービス精神とバランス感覚の賜物でしょう。

ただ、そんなヒーロー・サイドのキャラクター&ドラマ描写の充実ぶりの一方で
ダマラスにせよ、バリゾーグにせよ、そして今回で退場となったインサーンにせよ
ザンギャック・サイドの描写に割く描写がどうしても不足してしまっていた分だけ
印象度としては今一歩の感が否めない、というのが正直なトコロ。
今回のインサーン役が実写特撮への初挑戦となった「お姉ちゃん」こと井上喜久子氏の
悪役演技は決して悪くないどころか、長いキャリアと実力が光る好演ぶりだっただけに
なおのこと、本編でそのキャラクター性を活かしきれなかったのは残念至極――
う〜む、こうしてみると、キャラ描写における筋の通り方と印象度という意味では
ある意味で一番恵まれていたのだなぁ、亡き「皇帝の馬鹿息子」は(笑)。

で、ともすればヒーロー勢に押されまくりで、やや疎かになっていた感すらあった
これまでの失点を一気に取り戻すべく、第1話(および劇場版)のそれをも上回る
圧倒的な……いえ、無茶苦茶な物量押しで攻めてきたザンギャック艦隊!
この強大すぎる敵を、ゴーカイジャーはいかに打ち砕くのか……
同じく物量攻勢のインパクトによって視聴者のド肝を抜いた、海外版戦隊シリーズ
『パワーレンジャ・イン・スペース』のクライマックスと同様、戦隊シリーズの
これまでの歴史の集大成となりえる、大スケールの激闘編となることは必至。
次回の天地博士や山崎さん、そしてゴウシのゲスト出演ともども、次週の放送が
今から待ちきれないですねぇ!

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