
ここは暗黒星雲の怪獣軍団の本拠地
……と違って、あまり馴染みはない異次元空間。

異次元空間を支配する
恐るべき宇宙の悪魔、異次元人ヤプールの本拠地だ。
ヤプール「ヴォアー! 実に不愉快だ!
超獣軍団の補充もマイナスエネルギーの補充もさっぱり。
しかもあるまじき事に、誰からも年賀ハガキが来ないなんて!」
?「クックックッ、実に無様な集団の巣窟と化しているな」
ヤプール「何者だ?このヤプールを侮辱する無礼者は!」
?「何者…と聞かれたらそれはある種お前とも言える者だ」
ヤプール「何だと!?」

ヤプールの前に姿を現したのは何と、紅蓮の鎧を身に着けた
もう一人のヤプール?
ヤプール「貴様は…ヤプール西日本連合会の巨大ヤプールか!?」
?「その通り、お前たちが関東は松戸から姿を消したと思ったら
こんな北の地をターゲットにしているとはな」

そう、彼は日本の西側を主なターゲットに活躍していた
「西日本連合会」の巨大ヤプールなのだ。
ネガナイト「俺は独自にマイナスエネルギーを吸収して強大なパワーを得た。
以後ヤプール・ネガナイトと呼んでもらおう」
ヤプール「ネガナイトだと? フン、笑わせるな!」
ネガナイト「笑わせるな? “星帝”ユニクロン様からも見放されてせっかく掴んだ
「邪将」の地位も、栄光も失い……サミット進撃作戦はおろか
秘蔵のカブトザキラーも何者かに奪われ、おまけに函館でウニ丼食って
腹を下したような奴が言えた台詞か?」
ヤプール「ぬっ……そ、それはあの小ざかしい宙マンがいけないのだ」
ネガナイト「そう、私はその宙マンとやらに
華麗に引導を渡すためにやって来たのだ」
ヤプール「宙マンを倒す気か?
悔しいが宙マンの強さはかなりのもの、中途半端な戦法は通用せんぞ」
ネガナイト「ふん、既に我が悪魔の使者は地球に放たれた――
負け犬は、黙って座して見ているがいい。
今年こそ我らヤプール軍団、記念すべき大復権の年だ!」
さて、こちらは毎度おなじみ、北海道千歳市「宙マンハウス」の休日の朝。
しかし、今日は少し様子が違うようで……。
ピグモン「ぶ〜、そんな事言うビーコンちゃん嫌いなの〜」
ビーコン「いや、だからこれはヲタの一般的な見解であってっスね〜(汗)」

珍しく口論を交わすピグモンとビーコン。
それを聞きつけて、宙マンと落合さんも駆けつけた。
宙マン「どうしたんだい二人とも。喧嘩は良くないぞ」
落合さん「何ですビーコンさん、ピグモンちゃん相手に何かしたんですか?」
ピグモン「あのね、ピグちゃんが好きなアニメを
ビーコンちゃんは「駄作」とか「駄目アニメ」とか言うの〜」
どうやらアニメを見ていたピグモンに、ビーコンが酷いことを言ったようだ。
落合さん「まぁ、ビーコンさん、貴方っていう言う怪獣(ひと)はッ。
ピグモンちゃん相手に、変なヲタ知識を振り翳さないで下さないな!」
ビーコン「いや、これは偶然ネットでそう叩かれてたのを思い出して
ポロっと口に出ちゃっただけなんっスよ。
実際、これゲームが原作なんっスけど、原作を無視しすぎとか
作画崩れとか、酷いもんなんっスよ〜」
ピグモン「ぶ〜、また言った〜、ピグちゃんはそんなの全然分かんないもん」
宙マン「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。
ところでピグモン、何でそんなにこのアニメが好きなんだい?」
ピグモン「ん〜っとね、見てると楽しいの〜。だから好きなの〜」
と、そこへ!
「ふぇぇん、宙マンさん、宙マンさ〜んっ!」
落合さん「あらあら、みくるん様にながもん様!」
ビーコン「どうしたんスか、そんな慌てて?」
みくるん「超獣が、街で超獣が暴れてるんですぅ〜!」
宙マン「超獣?……さては、またヤプールの仕業かな?」
「♪誰もーがー知ってるー 超獣一号〜
……って感じで俺・参上だぜ!」

大張り切りの彼を諸君等もご存知であろう。
全身に備えたミサイルや口からの火炎放射、「生物兵器」としての
超獣のアイデンティティを体現しているヤプールの超獣第一号。
その名も高き……
みくるん「ほらっ! あれです〜、ベロクロンそっくりな超獣です〜!」
ながもん「(ボソッと)ベロクロンっぽい……超獣」
ピグモン「はうはう、ベロクロンのそっくりさんなの〜」
落合さん「確かに、ベロクロンに似た超獣ですわ」
ビーコン「でも……図鑑に載ってるベロクロンにもベロクロンU世にも似てない
な〜んか中途半端な奴っスね〜」
……ぴ き っ !

……そう、彼には「
ベロクロンに生まれながら世間一般の抱いている
あのベロクロンと似ても似つかない事」が大きなコンプレックスなのであった。
ベロクロン「お、お前ら〜……お前ら〜っ!!(怒)」
怒怒怒怒怒怒怒怒っ!
まさに怒髪天を衝くがごとき、壮絶なミサイル一斉乱射!
ベロクロン「ちくしょー! モビルスーツにバリエーションがあるんだから
超獣にバリエーションがあってもいいだろう!
俺がベロクロンで悪いか〜!!」

主張に正当性が感じられない、こともなくは無いが……
やっている事と言えば、結局はた迷惑な破壊活動でしかない。
みくるん「宙マンさん、このままじゃ街がめちゃくちゃにされてしまいます〜(涙)」
宙マン「ああ、判っているさ、これ以上街を破壊する事は許さないぞ!
宙マン・ファイト・ゴー!!」

光に包まれ、颯爽と巨大化する宙マン。
さあ行け宙マン、ベロクロンをやっつけろ!
ベロクロン「怒りに燃えたこの俺のパワー、止められるなら止めてみろ!」
宙マン「おう、止めてみせるとも――さぁ、来いっ!」
今また、激闘の幕が開く。
宙マン対ベロクロン、壮絶なる大格闘戦!

平和を乱す無法者は許すまじ!
ベロクロンのそれを上回る正義の怒りで、アクション技を炸裂させていく宙マン。
これには、さすがのミサイル超獣もたじたじだ。
ベロクロン「なめるなよぉ〜、宙マン!」

ベロクロンの火炎攻撃!
素早い回転戦法で見事にこれをかわし、宙マンは大空へと大ジャンプ。
宙マン「エイヤぁぁぁーっ! 宙マン・ミラクル・キック!!」

必殺キックが胸板にヒットし、もんどりうって倒れるベロクロン。
ベロクロン「ち、ちくしょうっ!」

いよいよ頭に血が登って、ミサイル攻撃をかけるベロクロン。
だが、宙マンの防御技・プロテクションの前には空しいあがきというもの。
宙マン「とどめだ! 宙マン・エクシードフラッシュ!!」
ベロクロン「やっぱり俺って、ベロクロンのクロ歴史なのか〜!?」
やったぞ宙マン、大勝利!
ピグモン「はうはう〜、やっぱり宙マンは強いの〜」
落合さん「お見事でしたわ、お殿様!」
ビーコン「ここのところヤプールも大人しかったっスけど……
またなんか、懲りずに悪さを企ててるんっスかねぇ?」
「ハッハッハッ……その通り!」

おお、見よ!
空をガラスのように割って現れた、ヤプール・ネガナイトの禍々しい姿を!
宙マン「貴様は何者だ!?」
ネガナイト「クックックッ、我が名はヤプール・ネガナイト。
宙マンよ、お前は既に我が策の渦中。飛んで火にいる夏の虫だ!」
ついに姿を現したヤプール・ネガナイト。
果たして、その恐るべき企みとは?
そして、その実力とは!?

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