散財、散財、また散財。
かくして本日もまた、インターネット時代の便利さの恩恵……いえ、甘い誘惑に
まんまと乗せられた挙句の、欲望の産物が我が手元へと届いて参りました――

今回は、コレ。
所謂インディーズ系メーカーのひとつである「
シカルナ・工房」さんより
2008年にリリースされた“
宇宙怪獣・マイティ”です!
さて、そもそもこの「宇宙怪獣マイティ」とは何者か?
それをご説明するためには、まず1970年〜71年に秋田書店から発行された
「
写真で見る世界シリーズ 世界の怪獣」と「
新・世界の怪獣」について
触れないわけには参りません。

世界各地に出現した怪獣たちの物語を、ドキュメンタリー読み物風のタッチで
紹介していくという、見世物小屋的キワモノ志向が何とも蠱惑的な魅力を放つ
この「世界の怪獣」という本。
続刊の「新・世界の怪獣」は、一転してSF小説風の内容になりましたものの
全編に横溢する、極彩色の如何わしいオーラはしっかり健在で嬉しくなります。
その「世界の怪獣」にて紹介された怪獣たちを、本書の挿絵をもとにして
続々と商品化して下さっているのメーカーが「シカルナ・工房」さん。
今回ワタクシが入手したこのマイティも、そのラインナップのひとつなのです。
いやー、長い前振りでしたねぇ(笑)。
(ちなみにマイティの物語は、こちらのサイトで読めます。ご参照下さい)
http://kyoto.cool.ne.jp/666_monster/world/139/index.htm

ちなみにワタクシ、恥ずかしながら今回がシカルナ・初体験。
そのラインナップに限りなく惹かれながらも、今まで二の足を踏んでいた理由は……
何といっても、その価格設定。
このマイティも、普通に買うとその定価・8400円なんですよねぇ――
そりゃあ、根っからボンビーなワタクシが尻込みしようというもの(汗)。

で、今回は奇跡的に安値での入手が叶ったこともあって、めでたくこのマイティを
手元に置いてじっくり鑑賞することができるようになったわけですが……
……いやぁ、素晴らしい商品です。
正直、8400円という価格設定は「さすがに法外すぎるんじゃないか」などと
少なからず思っていた節もあった(シカルナさんごめんなさい)のですが、
このクオリティの前にはむしろ、その価格設定も当然のこと、と納得せざるを得ません。

玩具的なディフォルメと怪獣としてのリアルさを、程よくマッチングさせた
レベルの高い原型の造形……と、ここまでならばよくある話ではありますが
この「シカルナ・工房」製のマイティが秀逸なのは、何といってもその塗装!
幾重にも複雑、かつ丁寧に吹き重ねられ、見る角度によって違った味わいを醸し出す
スプレー・ワークの絶妙さは、ともすれば「手抜きのため言い訳」に堕しかねない感もある
凡百の“レトロタイプ”とは、完全に一線を画すレベルの素晴らしさ。
その高額さにも関わらず、多くのユーザーから熱い支持を集めているその理由も
おのずと判ってこよう、というものではないですか。
いやぁ、ワタクシも今回のコレで、すっかりファンになっちゃいました!

嗚呼、それにしましても……
「胴体が二股に分かれて、体の中心がドーナツ状になっている」などという
デザイン上での奇想には、何とも実にびっくりさせられます。
また、それをこうして忠実に立体化するというのにも、原型制作の段階で
並大抵ではない苦労があったんだろうなぁ、というのは、素人目から見ても
容易に判断がつきますし……
メーカーとしてのその努力には、一ユーザーとして本当に頭が下がる思いです(最敬礼)。

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