当ブログでも何度かお伝えして参りました、円谷プロ製作による
ウルトラセブン四十周年記念作品「
ULTRASEVEN X」。

“大人向け”のヒーローをコンセプトに、よりダークでハードな世界観や
キャラクター設定などが大胆に導入されている、という本作……
人気作「ウルトラセブン」の名を冠し、その意匠をストレートに受け継いでいるがゆえの
様々な不安と期待を孕みつつ、いよいよ本放映がスタート致しました。
無機質なビルの一室で目覚めた時には、全ての記憶を失っていた……という
主人公の青年・ジンが、謎の女・エレアから赤い眼鏡状のアイテム
(ウルトラアイ)を受け取り、どうやら自分がこの世界に潜むエイリアンを抹殺するための
秘密組織「DEUS」のエージェントらしい、という漠然とした素性を知りつつ、
半ばその場の状況に流されるような形でエイリアンたちと戦い、更にウルトラアイを着眼することで
謎の赤い巨人・ウルトラセブン]へと変身、巨大エイリアンのガルキメスを粉砕。
漠然とながら、「この世界を救うための戦い」を決意する……というのが初回の大筋です。

従来型のミニチュア特撮を多用せず、実景とのCG合成によって表現されるという
巨大化バトルの映像も、それほど軽さを感じさせない、それなりに硬質の雰囲気がある
悪くない感じの仕上がりになってはいたものの、やはりあの「鋭く切り裂くのではなく、
鈍器のように相手にゴツンとぶつける」かのようなアイスラッガーの描写はご勘弁……
……とか、それらはまぁ些細なことと致しましても。
べつだん「ハードでダークな作品の方向性」なるものを、某ナントカ特攻隊さんのごとく(笑)
ヒステリックに否定は致しませんが……
少なくとも第一回放送の終わった現時点におきましては、
「
ああ、この殺陣は「GARO」っぽい」ですとか、
あるいは「
う〜む、「ブレードランナー」+「マトリックス」のような」ですとか、
はたまた「
そう言えば「NIGHT HEAD」って、もう10年以上前なんだなぁ」などなど、
作品を構成する要素のことごとくが「他所からの借り物」のように見えてしまいまして、
「セブンX]ならではのオリジナリティの手ごたえがあまり感じられない……というのは
少々、いえ、かなり残念なところ。

初回エピソードとしての「掴み」としての弱さも含めまして、この「セブンX」、
なかなか前途不安な船出の様子。
個人的には、物語の舞台となる大都会の無機質さや生活感のなさ、
あるいは「思わせぶりな胡散臭さ」で物語を引っ張っていくその作劇、
なにより主人公の記憶喪失という設定……などなどから
「
巨大ヒーロー版プリズナーNo.6」のような印象を受けた本作品。
……ハッ!
だとすると、冗談抜きで「
最終回はジンの夢オチ」な可能性もあるのかも……(爆笑)!?

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