2009/6/20
回転寿司に観る日本の中小企業の勝利!
地元の回転寿司が100メートルほど隔てて2軒ある。最初にできた店の方が立地条件がよかったのだが、後から出た店はいわゆる100円ショップの大型店と連携をさせて華々しくオープンをした。最初の店はそれほど客の入りが良いとは言えなかった。一方、大型100円ショップとともに開店をした回転寿司は、大変な客で繁盛をし始めた。この状態は長く続いたのだが、もとからあった回転寿司は、顧客獲得のためにとうとう価格破壊を行なってしまった。寿司屋で注文をすれば握りの上として2千円はくだらないと思われるようなものを、回転寿司ながらセットで780円で売りだした。結果、顧客は増え続けて、今では大型100円ショップと連携した回転寿司に負けず劣らずのところまで持ち直した。経済学者であれば、資本主義による富の恩恵、というような論理で説かれるところであろうが、十分な資本が形成されていなくても、屋台の蕎麦屋がお互い価格を張り合った結果、顧客が分散されるようになった、ということではないか。なにもかも 資本主義 対 社会主義 という対立視点でしか経済活動を理解できないかのような視点は、これからも修正されるべきではないか、つまり複眼思考が必要な時代がいよいよ訪れたのではないか、と回転寿司を頂きながら思った。