2015/8/20

もう少しだけ表現してみます  ラブフルート

言葉や文字にして表現した瞬間に変質し、皮肉にも実質的な要素が希薄になる。この繰り返しをどこまで続けることになるのだろう。

先のブログを書き終えて、翌朝に浮かんできたもの。存在することは、変化し続けることであると同時に内面に静寂な核を持つことでもある。自然界の様々な形態には、言葉の説明など不要。ひとつの細胞の動きを凝視する中で自ずと存在の本質と繋がっていることに気付かされる。そこには、それそのものが現れていて、絶えず僕らを事象の本質に向かうように誘っているように思う。

前回は、特定の基準にこだわらず、自己の内面と直結することをラブフルートの音との関係で表現してみた。勿論、それはラブフルートに特化した事ではなく、自分達を取り巻き、認識できる様々な事象にも共通することでもあると思う。

呼吸を使い、木と触れ、響きとなって現れる。それが心を誘うと感じる人たちは、ここから旅を始めることになるでしょう。それは木の笛を吹くというスタンスの先にあるラブフルート特有の響き方に心を動かす感覚の始まりとも言えるだろう。

それはラブフルート特有の形態に見られる響きの状態に心が動かされることかもしれない。一見素朴な木の笛ですが、その構造には循環し続け、その流れから響きが生まれるのです。さらに、この構造から生まれる響きをより豊かに感じる繊細な作業が伴います。

ラブフルートの響きそのものを感じ、生かされるためには、可能な限り原点に近い形態に触れてみるのが良さそうです。それは、先のブログでクローズドスタイルについて書いた内容と繋がります。

素材を使って、時代性に合わせるスタンスにも良さはあるのですが、素材の味そのものをじっくり味わうことの大切さを忘れないように、という視点。その辺りを中心に少し視野を広げたところに、クローズドでオリジナルなスケールのラブフルートが位置付けられているかと思います。

微細な内面の動きと直結するために、誰もがオリジナルスケールを必要とするわけではありません。個々の気づきの可能性は、スペーサーとバードという部品が可動性を持っていることにも潜んでいます。また、音程の変化が大きいというラブフルートのスタイルにも可能性は含まれています。

少し奥に進んでみることで、より豊かな世界を味わえそうだと感じられる方がおられましたら、お声がけください…知的領域を刺激し言葉を駆使する方にとっては真逆の領域かもしれませんが、じっくりと呼吸し木の響きを感じる素朴で奥深い世界の体験には深い知恵が潜んでいるように思います。

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