カナゲノム 五十音図の思想
日本人として、己を知るの基本たる国語の本質いかなる物かを認識改める為に若干提案です。
仮名は、アルファベツトの無機質なる表記部材たるに対し、一音毎に意味生命を帯する細胞器官も同じといふくらゐに材質上懸隔がある。よつて是をカナゲノムと表現するも可です。カタカナ語好きの連中にも納得得しめるやうにですね。いろはの言ふところは、我々がその一を欠いても総体成立ぬものといふことです。五十音図の言ふ所は、中庸一貫して大和を成就せうとする文明千載の大略です。あいうえおとは五個均分の羅列では無くa{(a+b)(c+d)}の式です。アイウエオを軽重順に並べればイエアオウとなるところ、
中位の音たるアを基点に軽重両極端のイウをこれに次ぎ、、その中間音たるエオで閉めた用意は何物にも囚はれず又拒むことなく包容せんとする中庸の姿勢を暗示し、一から十までこの姿勢を持して変ぜられまいとする文明思想のあらはれと解し得ます。文法の基本たる用を超越して、文明の基本思想を構成し得て居る所が日本語の他に比類を見ぬ特質です。カナゲノムは諸君等もお使ひ頂いて結構、
国語への良識ある対処の基本として、以前提案して置いたものです。
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