授業のシミュレーション能力・演出力の優先順位はどれくらいのところにあるんだろうか、とふと考えた場合、本当に学生のことを思っていればそれが一番上にくることは無いというのはすぐに分かるところ。
これらの意図するところは、結局、指導者が自身の思惑通りに学生を軌道に乗せることであって、基本的に単なる目論見でしかない。
例えば、最近では一部の中高一貫校でもシラバス制をとっているというのはよく聞くところ。シラバスの良いところは全体図の中で自身が今どこにいて、これからどういうことをやろうとしているのか?ということを全て明示しているところにある。
取り敢えずは敷いたレールの上を上手いこと誘導しながら歩かせることそれ自体は当然するべきことではあると思うし、それが普通だと思う。
でもその結果にはばらつきが出るのが当たり前で、要するにその授業、あるいは科目を修了した後に得られる効果がどの程度のものなのか、個々の学生に応じてやはり説明しなければならないところではあるとも思う。要するにサービス内容の正室に関する詳細な説明が必要。
僕の場合なるべく持って回った準備というものはしない。勿論教材等で語られている概念や背景については一通り把握してはいるものの、個々の問題を隅々まで覚えておいて、その記憶を頼りに実際の指導で再現する、なんてことは絶対にない。その為見る人が見ればかなりいい加減と映ることもあるかもしれない(そのような言われ方をしたことは無いが)。
当然その場で生まれる chemistry も様々。上手く行く保証なんてどこにも無いけど、結局それが一番学生に対して誠実なスタンスだとも思うし、事実、極端に悪い結果をもたらしたことは一度も無い。
本当に価値あるものは、chemistry そのもの。横道にそれたと思うこと自体おかしなこと。体系として学ぶ上で中核となる部分はあるものの、絶対的な位置を占める”中心的観点”なんてものはあるわけが無い。
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