2018/6/25

『人口蒸発「5,000万人国家」日本の衝撃』2  お勧めの1冊

今日は休日日で外出もしたので、数値目標はなし。

図書館に行き、宋代にマニ教徒が起こしたという「方臘の乱」関連の書籍を検索して発見、借り出す。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5399/trackback


『人口蒸発「5,000万人国家」日本の衝撃』2
「10年後はここも限界団地になる」として埼玉県の「鳩山ニュータウン」の例が出されている。 この団地に40年住む70代の男性の言葉を読むと、まさに10年後の自分が住む団地と同じだということがわかる。p39 ここでは4軒に1軒が空き家で、過去10年で住民が2割減ったとか。

だいたい団地というのは住宅ローンの関係で同じ社会階層の人たちが集まる。年齢的にも所得の上でも。この男性も定年まで企業戦士として猛烈に働いた人なのだろう、近所付き合いはなしで、そうした住民が多いこの団地ではコミュニティーが成立しない。p48  現在のまま推移すれば2028年には、つまり10年後には、日本の空き家率は23.7%、4軒に1軒となると予想されているらしい。p44

私が住む団地も30年前に開発され、その直後に入居した。そろそろこの団地も定年退職した人が住む街となる。1年ほど前に当区画(丁目)に1軒、空き家が出たが幸い、最近になって人の気配がする。しかし完全に更地になった1軒分の土地がまた最近生まれた。世代交代の時期が来たが中古住宅に入居する家族はなかなか出ないだろう。住宅年数が30年を超えるので、多分これからは後者のように更地にして新築という形をとるに違いない。それでもこの団地は峠越えが必要だが車で福岡市内まで15分で行ける。それほど条件は悪くないはずだがこの有様。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4943/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/2a0b9deae61db70b9816c454b545a3e3

この本によれば福岡は東京、札幌に次ぐ3番目に転入者が多い都市とされているが、それでも実情は上の通り。p57 他の都市は推して知るべし。


戸建よりさらに難しいのが分譲マンション。これについては最近日経web版にも記事が出ていた。問題を難しくしているのは、現行の法律では建て替えに4/5の賛成が集まらなければならないことだ。これでも近年法改正で全員からハードルが下がったがそれでもなお大変だ。何故なら、こうした老朽マンションの住人は高齢者、定年退職者が多く建て替えに必要な資金が調達できない場合がほとんどだからだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31791860U8A610C1SHA000/
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2018/6/24

『人口蒸発「5,000万人国家」日本の衝撃』  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=X2rIBfFhagM
15.4min
https://www.youtube.com/watch?v=Rp2mlyhL4wY
8.0min
https://www.youtube.com/watch?v=Nkf8XpGeVLk
放松
https://www.youtube.com/watch?v=b4AjKtN4GCw
2.38min
一共2个小时

爬上散步200kcal和一个Zumba上课


『人口蒸発「5,000万人国家」日本の衝撃』
一般財団法人、日本再建イニシアティブ編、新潮社。2015年初版。

やや仰々しい題名の本。人口減少が果たして負の側面だけ持つのか個人的には疑問。確かに歴史的には疫病や天候不良による飢餓、戦乱などが起こって人口が急減した時代があることは知られているが、日本の場合にはそれらとは全く異なる原因。ある意味、人々の意思選択の結果。

それに、全世界規模でも「出生率は幼児死亡率の上昇とともに低下する」というのが厳然たる事実。下の統計では1,000人当たりの1年間の出生数は生存率70%から100%に上昇するにつれ、40から10に収斂している。1人の女性当たりの子供の数も7から1〜2に収斂する。これは実に意味深で、様々な文化や風土を超えて、人類に共通した無意識の人口調節機能を示すのかもしれないと常々感じている。それは兎も角、あまり先入観をもって読んでもいけないので素直に読んでみたい。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4711/trackback
元データーはここより入手。
https://ourworldindata.org/fertility/

ここでも以前疑問に思っていたことが明瞭に書かれていた。p11 以前の労働生産性に関する疑問はこれで解決♪ 曰く、

<日本は生産年齢人口当たりのGDP成長率では最も高いが、1人当たりのGDP成長率は平均並み> 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5134/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/675d3cf6ab6e81cf52bb56b76bf39e9a

また著者らは人口減少の結果として富の世襲的偏在を引き起こすと述べているが、これは頷ける。 その富の格差は経済成長にマイナスの効果をもたらす。p16

36ページにわたる長い前書きのなかで、著者らは人口規模として8,000万人程度が最低限必要だとする。p18 ただしこの数字には何の根拠もない。とはいえ、「政策提言」として、こうした数字を持つことは必要だと理解できる。

また移民について古日本が移民を大規模に受け入れてきたことを喚起する。確かに稲作民は渡来民そのものだし、9世紀畿内に住む氏族の3割が渡来系だということは知られている。p27

「はじめに」の最後に「シルバー民主主義」が問題視される。p30 高齢者の専制ということだが。これには定年制が背景にある、自分自身の経験でも実感されるが、年金生活に入ると収入が激減することから自己防衛が高まる。私の場合収入が1/4ほどに低下したが、そうなれば当然だろう。まだ働ける人材を年齢で切り、生産グループから扶養グループに移動させることほど愚かなシステムはない。もし平均寿命が男性80歳ならば70歳くらいまで現役でよいではないか? あと私の場合だと5年くらいは十分いける自信がある。尤も、個人差があるから原則定年制なしとすべき。
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2018/6/23

『96人の人物で知る中国の歴史』2  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=X2rIBfFhagM
7.21min
https://www.youtube.com/watch?v=Oi3WvaiMEu8
放松了
https://www.youtube.com/watch?v=X2rIBfFhagM&t=441s
8.32min 很难!
https://www.youtube.com/watch?v=6BbqT7v_11U
放松
一共2个小时

污水清洁 半小时

今天运动中心没有


『96人の人物で知る中国の歴史』2
敦煌の莫高窟に納められた敦煌文書の中には白居易の弟の白行簡が書いたとされる性愛の指南書、『天地陰陽交歓大楽賦』もあるらしい。驚いた、となるとあの莫高窟の意味も少し考え直さないといけないかもしれない。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4336/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/ef210c1eccda61cdb74068938ad03950
因みに白行簡も進士となり、大衆的な伝奇小説をはじめて発表した作家の1人だとか。p111

実に興味深いことが書かれてあった。それは宋代のAD1120江南地方のマニ教が大規模な反乱を起こし翌年まで江南を混乱に陥れ、200万もの犠牲者が出たとか。知らなかった!p140

またこのマニ教の影響を受けた異端の仏教教団にあの白蓮教があるらしい。p177 あの太祖朱元璋も当初は白蓮教徒だった。中国ではマニ教が明教とも呼ばれたため明王朝の名前はこの明教に由来しているらしい。ただし、彼は皇帝となると一転して白蓮教を危険視し、これを弾圧した。知らないことが満載だ!p178

ところで元朝のモンゴル人は元朝の末期まで、大半が中国語を理解しなかったらしい。p167 よくそれで支配できたものだとも思ったが、逆に言えばだから元朝(AD1276〜1368)は短命だったのかもしれない。

ここで「徐霞客游记」のことについて書かれてあった。p197〜200 徐霞客はAD1587〜1641の明代末の旅行者、地理学者。中国全土を歩いて旅行したらしい。チベットと新疆以外をほぼ踏破したとか。彼の旅行記、「徐霞客游记」はまだ日本では翻訳本が出ておらず、最近になり埼玉大学ではじめて翻訳がなされたばかりのよう。曰く『徐霞客の伝記資料の日本語化は、初めてのことである。』とか。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24520037/

「徐霞客游记」についての研究成果の一部はここからdownloadできる。
http://jairo.nii.ac.jp/0040/00020638
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2018/6/22

様々なニュースから & 『96人の人物で知る中国の歴史』  お勧めの1冊

<視点・力点の置き方が間違っている>
日経web版に『キャッシュレス先進国スウェーデンの光と影』という記事が出ていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31993970Q8A620C1000000/?df=2

この記事は「影」の部分を議論したいのだろうか? 世界が急激に進展する時代にはそうした「影」と言われる部分が必ず多少は生じるもの、それを「影」として取り上げ、否定的に捉えることは何も利益にならない。そうした「影」の部分を如何に最小化するかが重要。 例えばここで取り上げられる電子商取引は中間経費と労力を劇的に省くのみならず、違法な取引や脱税に威力を発揮する。そうした利便性を考えるならば、「正」の側面を如何に最大限取り入れ「負」の部分を如何に最小化するかが議論されるべきで、視点・力点の置き方が間違っている。日経さんのいつものスタンスからして後ろ向き?

<ついでに脱税に関連する話題も追加>
パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」からは続いて電子ファイルが流出したとか。前回1150万件、今回は120万件)
https://www.asahi.com/articles/ASL6L3WFVL6LUUPI005.html?ref=yahoo

流出後にその隠蔽工作を進めようとしたことも暴露され、パナマの当局から2017年2月には「犯罪組織」と批判され、ついにこの3月に閉鎖されたとか。こうした流れが今後、その他のタックスヘイブンに関係する法律事務所の解明、封鎖にも及べばよいと期待する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-00000005-asahi-int

いま当に行われているロシアワールドカップでモサック・フォンセカに名を挙げられ疑惑の渦中にあるメッシーを擁する強豪アルゼンチンが彼の不調から危機に立たされているのもこれと無関係ではあるまい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00000001-reut-spo

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=GTxgzyIzj6E
https://www.youtube.com/watch?v=jInBDxE7Gg4
10.0min
一共2个小时
たまたまBSで見つけた中国映画は日本語字幕付き。会話の聞き取りにいいかと思い観てみたが。ほとんど聞き取れず(涙)。僅かに2〜3個(例えば「不知道」)くらいしか聞き取れなかった、前途多難。BS−JAPAN 朝11時から。
http://www.bs-j.co.jp/kaihofu/intro/

<米中貿易戦争?>
中国も対抗処置をおこなうとか? 「量と質を兼ね備えた総合的な措置を取る」と強調したとか、となると内容はどの様なものになるのか? 特に「質」に注目。韓国THAADの時のように米国製品のボイコットに進むのか?
http://www.sankei.com/economy/news/180621/ecn1806210020-n1.html



『96人の人物で知る中国の歴史』
ヴィクター・H・メア他著、原書房、2017年初版。

図書館が1週間整理のため休館の予定ということで中身を十分確認せず手当たりしだいに借り出した本の1つ。ただ、出版年度だけ確認した。できるだけ新しい本というのが優先事項。

読み出すとすぐ不満が出た。何しろ1人あたり2〜3ページで内容が薄い。それでも何か統一的方針・視点のもとに網羅的に集め解析するのであればそれなりに価値も出てくるが。どうもまるでWikiの記事の寄せ集めのようなもの。途中で危うく中断するところだった。しかし読み易いこともあり半分くらい読み終えたところでようやく価値が理解できた。もし、個人で96人の人物を選び出しWikiで調べるのは大変だが、著者らがそれぞれの専門とする分野での見地から厳選し、纏めてあるのは利便性が高い。

特に面白かったのは、殷の女将軍「婦好」について。この人物を知ったのも初めてだが。この良い意味での「好」の字はこの「婦好」から来たとか。p14 殷王族の墓の中では唯一盗掘をまぬがれ、1976年に発見されたとか、驚きだ。

そのほか注目すべき記述として、インドには哲学や言語学、数学、論理学などの素晴らしい発展があるが、不思議なことに歴史書を書く伝統がなかったとか。なる程と思う。p94

則天武后時代の50年間に人口が60%も増加したとか。p96これはこの時代およびその前の時代が繁栄を極めたから。しかし反面、歴史的にはこうした急激な人口の増加は後世に必ず大きな負担を残す。則天武后がAD690-705とすると、後遺症は玄宗(AD712-756)の末期。 空海(AD774-835)の時代には明らかな王朝の衰退が見られたことは、これまでも散々見てきた。
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2018/6/21

『移民の一万年史』4  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=2U9EvcBITQk
7.31 在一遍, 1小时50分钟
因为下雨没有花园工作
爬上散步200kcal 和一个Zumba上课

<Ugly America 2>
米国、国連人権理から離脱表明
『現実がどうであれ、高い理念を掲げていた間は許せた… いまやUgly America』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000013-jij-n_ame
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4948/trackback


『移民の一万年史』4
第7章はスペイン。ここでもまた懐かしい名前が出てきた。セビリーアの司教、イシドルス(イシドース)。p140 彼は、彼らしいマニアックさで様々な事柄を詳細に書き残し、歴史学に多大な功績を残している。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5052/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/61cd2b79bab321b4323b29b7b17dc3f1

アラブによるイベリア半島の支配は当初、渡ったアラブ人の数が極めて少ないことから、実際には「侵略」ではなく内紛、西ゴートの最後の王ロドリーゴを敵対者が倒す為だったとする。実際3万のアラブ兵で占領したとか。p142  この数的規模がアラブの支配を妥協的なものにし、ここのアラブとキリスト教そしてユダヤ教の共存が、『寛容の文化』の中で描かれるような国際的な都市が生まれたのだろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1227/trackback

さて、ここら辺まで読んだところで再貸し出しの手続きをする為に図書館に行ったところ、来週から1週間、書籍整理日でお休みになるとか。それではということで、この本も含め4冊借りることにした。 帰宅途中スターバックスに立ち寄り、その中の1冊をパラパラと捲ってみたら非常に面白い本に出逢い、もともと読みづらいというか、結果だけの苦手なタイプのこの本を読む気力が急激に失せてきた。 まだあと数章を残しているがここで中断して新しい本を読み始めることにした。その本というのは先日の米朝会談とも関わるだろうと睨んでいある。裏金に関する本。

最近とんと話題にならないが、以前から注目している『パナマ文書』についての本。その本の中で具体的にどのような租税回避行為が世界の名だたる企業で行われていたかを説明されていた。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4464/trackback
https://www.icij.org

早速、ICIJのサイトで検索したがパナマ文書の中に日本の政治家に特化した解析はまだない。お隣の国の場合はあのお二人が…


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2018/6/20

舐めているからできること & 『移民の一万年史』3  お勧めの1冊

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=VOc2jgny3E4&t=934s
7.09 min 再一遍
https://www.youtube.com/watch?v=yvF3SyAtpzE&t=16s
2.32min
https://www.youtube.com/watch?v=phZUReGzFJo
一共两个半小时

爬山散步 200kcal 和一个aerobics上课


9時にFAXで通知して11時に岡山で会見、2時間後の会見。しかも地元の記者のみの参加。明日の1面はサッカー一色のはず。大阪の地震もまだホットな時期。追求から逃げようと思えばこのタイミングでしょう、私ならそうします。いえ、別に今回の会見がそうだという意味ではないですが…
https://mainichi.jp/articles/20180619/k00/00e/040/245000c

>「記憶にも記録にもない」
確かに記憶は薄れ確実なことは言えないかもしれないが、普通公的立場にいれば3年位前の記録はあるのでは? 私の場合、日程は全て記録している。現役の退いた今でもスマホとのダブルで記録している。下の写真はまさに3年前、2015年の今日のスケジュールと過去10年以上にわたる記録。普通でしょう??

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何も証拠はない。しかし余りにも「絵に描いたような小細工」で腹立たしい。

世間を舐め切っているからできること。

かつて自民党が政権から離れた時、「頑張れ自民」という言葉が自然と出た者としては、もはや自民に矜持はないのか!と腹立たしい! 自民にもはや期待できないのか?!
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1595/trackback


『移民の一万年史』3
サハラ砂漠のラクダ隊商はヒトコブラクダで大半は2,000頭以下で編成されていたとか。p105 この規模は中東の平均2,000〜3,000頭とされるそれより小さい。これは砂漠の中のオアシスでの水や食力の供給力に制限があるからなのか? 今後の課題。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5371/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/d/20180529

マダガスカルはアジア系のヒト遺伝子密度が高い。これはこの島が6世紀頃に外部から来た住民が住み着くまでは無人でしかも混血の度合いが高かったことによる。p110これはその移住してきた住民がインドネシア人だと推定されているが、そのことによく合う。彼らタイ系の住民の家族形態からも納得できる。 因みにこのアノミー型は結婚については個人に自由な選択を認め、近親を避けるように強制することもないという特徴を持つ。 確かにToddの分類図を見るとマダガスカルの東沿岸部はこの家族形態を有する。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3477/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/e23e7655a4ce4bbabe1dff836001798a

ここでもアフリカにはヨーロッパ人は中央アフリカと大西洋沿いの海岸沿いに住むだけで後背地には19世紀まで立ち入らなかった。理由は主に風土病ゆえ。p119 従って、内陸から奴隷を駆り立てたのはアフリカ人自身。ここにアフリカ大陸の二重の悲劇があると言えそうだ。すなわち黒人奴隷たちは同じ黒人により狩りたてられ売り出されたということだ。

最終的な数字は不明だがアフリカから送り出された奴隷の数は900〜2,000万人と推定されている。ところがこの決算書には驚くべき数字が隠されているという。奴隷として必要とされたのは若く健康な男女。残りの老人や子供、身体に障害を持つ者たちは村を焼き払う、ついでに奴隷狩りにすべて殺戮されたとされる。すなわち総計上のアフリカにおける人的損失は4世紀の間に、上記の奴隷数の3〜4倍、数千万人が失われたと。p121 三角貿易は『カリブの島々の土地を不具にし、アフリカの歴史的零落を完成した』と言われるのはこれが理由。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/59/trackback

ここで「母なるアフリカへの回帰」に関して、懐かしいマーカス・ガーヴィーの話が出てくる。これは私の「カリブ史時代」のSalsaをきっかけにアフリカとカリブの悲劇の歴史を勉強した時に出てきた名前。ただしこの本の中では象徴的な域を出なかったと、その意義を低く捉える。p124
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4476/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/48ea7ac4f1f8df0fb553058e5ac90677

<データーベースとして>
スワヒリ語はバントウー語の文法構造とアラビア語の語句からなる「驚くべき」混合体(人種も混血からなる)で今日のアフリカで最も広く使われている言語だとか。p114
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2018/6/19

前提条件 & 『移民の一万年史』2  お勧めの1冊

<前提条件>
また地震が起こった、場所は大阪北部で震度は6(マグニチュード6.1)。原因は活断層による断層のズレだとのことで、南海トラフによって引き起こされるマグニチュード8以上の大震災のメカニズムとは異なるとのこと。ちなみに、マグニチュードが1上がるとエネルギーはほぼ32倍になるとか。マグニチュード9レベル(今回の3万倍以上)とされた東日本大震災では100秒の揺れに対し今回は数秒だとか。

経験した福岡西方沖地震はM7.0で震度6。 SFのロマ・プリータ地震がM6.9。 えびの地震がM6.1、震度6で今回とほぼ同じ。予防医学の講義で、「日本人が遭遇する事件、事故のリスク」によると、インフルエンザに罹る程度のチャンスらしい。つまり <日本人は一生のうち数回大地震に遭遇する> という確率によく合う。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3489/trackback
普通の風邪---1回/人/年
インフルエンザ・大地震 --- 0.1~0.01/人/年
自動車事故で怪我、喫煙での死亡 --- 0.01~0.001/人/年
牛肉を食べて狂牛病 --- 0.0000000001/人/年

いずれにしても日本列島はどこに住んでも地震からは逃げられない。その前提から全てを考えるべきだろう。防災から減災への発想の転換、もちろん原発についても。


『移民の一万年史』2
中国の章を読んだ後、最初に戻り第1章の「古代文明」から読み始める。古代文明といっても内容は中東地中海に限られる。ヘブライ人は放浪の民族だったことを考古学と聖書の視点から語る。メソポタミア南部(ウル地方)→ カナン → エジプト → カナン → バビロニア幽閉

これを見ると彼らも肥沃な土地を求めて、土壌を疲弊させながら転々と移動した半農半牧の民族ではなかったのかと思う。

次のローマ帝国については冒頭、
『イタリアの歴史はローマの歴史と混同されてきた』

と述べられていたがなるほどと思う。世界史で「ゲルマン民族大移動」は必ず習う重要なテーマだが、ここではそのゲルマン人の浸透は緩やかな定住であり、人口も西ローマ帝国の人口の5%程度に過ぎないらしい。ただし、彼らはローマの社会規範を特にローマ法典と精神を決定的に改変したとし、ローマ法の「法的人格」とは別物のサリカ法典などの導入が法的捻れを起こしたという。

サリカ法典という懐かしい言葉がここで出てきた。時々こうしたローマ法とは異質なものがその後、歴史の特異点で顔を覗かせる場面をこれまで見てきたので興味ふかく読んだ。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/415/trackback

ここでもまた、判りにくい表現が出てきた。曰く、

『カラス神父にならって良心に目覚めるかした白人たちは、奴隷船団がアフリカでさらってきて、島々やアメリカ大陸に連行した人たちを導入しようと決断した』p56

初めてこの文章を読む読者は困惑するだろう。カラス神父がヒューマニズムに燃え司教にまでなった人物だと知っている人ならばなおさらだ。ぜひここは神父がインディオの代わりに黒人奴隷導入をインディアス進言した最初の人物であることを注釈などで説明する必要がある。 因みに後年、黒人奴隷を導入したことで後悔に苛まれることとなるのではあるのだが、、
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/168/trackback

翻訳にもう少し丁寧さをお願いしたいところ


<データーベースとして>
大西洋を船底に鎖で繋がれ新大陸なで連れたこられた黒人奴隷の生存率は85%とのこと。つまり100人の奴隷のうち15人の遺体は途中の大西洋に投げ込まれた。p57

ナントの勅令はルイ14世により廃止され。これを契機に多くのプレテスタントがフランスから逃亡したが、これは近世におけるフランスでの最大の大規模移住だったとか。p59


最近はなんでもwe b購入可能らしい。

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2018/6/18

Facbookからの流出被害 & 予告編 & 『移民の一万年史』  お勧めの1冊

先日以下のようなメールが来た。とりあえずPWDを変更して防御。あとAOLにスパームメールが沢山来るようになった。どうもFacebookからアドレスが流出したみたいだ。Facebookはもはや使用していないが安全のため。
*************
6月13日 11:43にIE (Windows 10)を使用してアカウントへのログインの試行があったようです。アカウントは安全ですが、このログインを試行したのが利用者本人であることの確認にご協力ください。

これが他の誰かによるものであると思われる場合は、Facebookにログインしてアカウントの安全を確保するためのステップを完了してください。

よろしくお願いいたします。
Facebookチーム
***************


<数値目標>
学习汉语 2个半小时
运动 爬上散步250kcal和1个Zumba上课
花园工作半小时


<予告編>
たまたま『人口蒸発「5,000万人国家」日本の衝撃』という本が目に入り、その表題があまりにも生々しいのでつい手に取りパラパラと読んでみた。好みのタイプの本だということもあり、一気に半分ほど読んでしまった。

冒頭、36ページにもわたる長い「はじめに」で結論と提言が書かれている。全面的には賛成しかねるが、本自体は多くの資料をもとに議論がなされる好みのタイプだったので、それなりに著者らの論理はついていけるので結論は納得できる。これは文字通り「お薦めの1冊」になりそうだ。しばらく『移民の一万年史』が続くが、その後に紹介したい。



『移民の一万年史』
ギ・リシャール監修、新評論、2002年初版、

原書はフランス語。1996年初版の「AILLEURS, L’HERBE EST PLUS VERTE, Histoire des Migrations Dans le Monde」

まず、取っつき易い11章の中国から入ったのだが、これが結構判りにくい。こちらの理解力の欠如なのか、訳の所為か、あるいはもともと原書がそうなのか不明だが。完全に理解しがたいというか、前後の文章が論理的に繋がらない部分がある。例えばこんな記述がある。

『そこで911年にサン・クレール・シュール・エプト条約が調印された。カール二世(AD823〜877)はこの条約に従って、彼らにセーヌ川の下流地帯を与えたので、ここがノルマンディー公国の出発点となった』p45

確認のため条約の年代やカール二世の生没年を確認してみたが上記で間違いない。それならばこの文章は辻褄が合わない。こうしたところが多々認められる。ついでに言えば、フランス語からの翻訳であればカール二世ではなくフランス語読みのシャルル二世ともすべきだと思うがどうだろう?  ま、それでもとりあえず読んでみた。


冒頭、中国人の移住、あるいは移民は目立つこともあり、「中国人の文化的特性」のように言われるが、実際には移民の総数は中国人全体の2.5%程度(現在時点で3000万人)であることを指摘する。p282 もっとも3000万という絶対数はそれだけでも中位の国の人口に相当するものでかなり大きいのは事実だ。さらに、19世紀はじめに加速した労働力(クーリーのことだろうか?)としての移住も、基本は労働力の「一時的」輸出であった。実際数字としても北米におけるヨーロッパ移民の1/7で、これはヨーロッパの人口が中国の2/3という数字からもマイナーであるとする。p294 とはいえ、アジア系の顔は目立つ存在だったということだろう。

最初に歴史的な中国内での漢民族の移動について述べる段で、漢族が長江の中流域から支流を遡って珠江デルタ、ホン川のデルタ(トンキン)に至ることが記されている。確かに台湾対岸は山岳地帯で移動には陸路を通るしかなかったわけで、このルートは中国地形地図をみても納得できる。逆にいえば南部沿海部には今でも少数民族(タイ族?)が隠れ住むことを説明できる。p286
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2368/trackback

19世紀末の東南アジアへの移住人口としては500万人という数字だったが、この移住で問題が起こり激しい排斥運動が起こった。これら当時、植民地だった地域では一時労働者という地位からも植民地権力がかれら漢族を劣等な位置に置き続けたことが逆に

<中国人としてのアイデンティティーを主張する原因>

となり満州的秩序(清朝に対する)に異論を唱えるナショナリストの養殖池に東南アジアがなり、革命運動の資金源となった。p298 この状況は戦後も続き、1945〜1995年の間に排斥と、時にはカンボジアでは中国人移民の大量虐殺すら起こったらしい。p301〜302 

カンボジアでのこの大量虐殺事件があのカンボジア内戦での中国の関与と関係があるのか?少なくとも調べた限りではカンボジアでの中国移民虐殺の記事は見つからない。どうしたことだろう? これらは今後の課題。
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2018/6/18

原発の今ここにある未来  震災ー原発事故

<原発の今ここにある未来>
日経web版に『原発「国策民営」の限界』という記事が出ていた。内容は原発の経済合理性の破綻とエネルギー将来計画に対する思考停止についての記事。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31878360X10C18A6MM8000/

前者については、ある投資銀行の試算によれば、今後『安全対策費用がかさむ原発は1KWhあたり約15セントに上昇しているが、急速な普及と技術革新が進む風力や太陽光は世界で5セント程度』これについては既に2017年時点で国際的に認められているデーターが出ていて太陽光は現状でも1KWhあたり10セントと原発の半分と経産省のHPにも出ている。不思議なことにこの資料には太陽光と原発の比較がされていない。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/es/page22_002939.html
経産省のことだから、また何時このデーターを消すかもしれないので証拠写真を撮っておく。

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後者については、新たに原発を建設しない限り、規定(40年廃炉、最長60年)から現在57基のうち、2050年には最大18基、2070年にはゼロとなる。人口問題と同じく、

<予想でなく、今ここにある未来>
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2018/6/17

『パナマ文書』  お勧めの1冊

先日北朝鮮が米朝会談に前向きな態度をとった原因の1つに北の資金が枯渇している理由を考えた。そしてその原因の1つにスイス・リークスに代表される裏金ルートの壊滅がある。伝統的に顧客情報を秘密にしてきたスイスの銀行もテロ資金に対する米国の強力な締め付けで公開を余儀なくされた。その一環で北朝鮮の資金ルートも解明されたのだろう。そうした興味から、探し出して読んでみたのが以下の本。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5388/trackback
https://blog.goo.ne.jp/bigsur5252/e/72537669b23f9c81040a4275e4f6a2b0

『パナマ文書』
渡邊哲也著、徳間書店、2016年初版。

最近「パナマ文書」についてのニュースを聞かないが解析は相当進んでいると期待するがどうなんだろう? 日本のマスコミも下らん事件ばかり追わないでジャーナリズム魂を見せつけてもらいたいもの

この本の中で具体的な租税回避の方法をいろいろ紹介する。しかもそれにかかる手数料はパナマ文書の代理人であったモサック・フォンセカの場合、コストはわずか年間10万円からだとか! p22  問題は合法と違法の境にあるということだが、例え合法でも非倫理的であることには違いない。何よりそうした企業は当該国のインフラ、社会制度を消費しながら税を巧妙な手段で忌避しているわけだから。

1つの例として、日本にA,B社があるとする。両社を合併させその親会社のC社をタックスヘイブンにつくる。そしてA,B社の知的財産権を資本金の一部としてC社に譲渡する。A,B社がともに100億円の利益があれば合計で日本に70億の税金が入るが、(日本の実効税率は35%)C社がA,B社に知的財産使用料としてそれぞれ100億請求させて利益ゼロにすれば納税しなくて済む。でC社は、そのタックスヘイブンに僅かな、例えば実効税率が5%ならば10億払えばよいので60億円の節税となる。p44 A,B両社とも日本の社会インフラを使って儲けながら日本に税金を払わないことになる。

しかしことは普通これで終わらないらしい。もっと節税する方法がある。それがGoogleがやったとされる方法。Googleはアイルランドに会社を置き、アメリカの税制上はアイルランド企業にして、さらに管理会社をバミューダにおけば、アイルランド税制上(管理支配基準で決まる)はバミューダ企業のアイルランド支店となり税制上の対象から外れる。さらにこれを別の第三国(オランダ)のタックスヘイブンにさらなるカラクリを仕掛けて租税を完全に回避するというものだ。合法でも倫理的に許されない行為だ。

残念ながら法治国家では。これらの抜け穴を見つけても後から法律を作って、それを過去に遡り適応すること(遡及法)は許されないので、法の隙間を潜るイタチごっこは繰り返されるというわけだ。p49

さて、次に日本特有の問題もあげる。日本では戸籍と住民票という二重管理で完全な一本化がなされていない。p76 これを以前、国民背番号制や住基ネット等で一本化しようとしたが左翼系団体の反対で愚かなことに実施できなかった。今、マイナンバー制を導入しようとしているが是非ここは良識を持ち賛同してもらいたい。非協力的態度は結果的に脱税や犯罪行為を助けることになることを十分認識してもらいたい。
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それ以外の問題として、日本には朝鮮半島系の永住外国人の存在がある。これは歴史的経過から一般の外国人とは別枠の権利が与えられ、ここに犯罪や脱税への抜け道を残す。具体的には通名制度で公的書式でも本名と通名の二重使用を許してきた。p78 これも早急に対応すべきで、少なくとも公的使用には本名必須にすべきだろう。いずれにせよマイナンバー制度の完全実施で一刻も早くこうした欠陥を無くべき。
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<データーベースとして>
ロンドンのシティーは国内自治領で一種の治外法権的存在。ロンドンには2人の市長がいてもう1人がこの自治領シティーの市長だそうだ。全く初耳だ! p85
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