2017/2/27

Apple Payを使って見る  

まず最初からiPhone7 に入っているWalletを起動し、QUICPayにカードを読み取らせるとカードの番号その他が自動的に入力される。

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それと同時にカード会社に電話をするように指示があるので、それに従い電話をするとオペレーターがカード会社に登録させている情報を聞くのでそれに答えるとそれで完了。Appleに登録されているアドレスにもApple Payの使い方のお知らせも届く。
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とりあえず試験のつもりでコンビニで使ってみる。
…超簡単でした m(_ _;;m

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土日と職場の重要なイベントがあった。前日はテストラン、日曜が本番。全員合格することを期待するがどうでしょうか?
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2017/2/26

『経済史入門』4  お勧めの1冊

『経済史入門』4
資本主義システムにおいて「国境」は障害物以外何者でもないという、しかし国民経済の立場からすると、このシステムの合理性は「産業空洞化」を引き起こす。p101 

その上で資本主義システムの歴史を振り返る。まず、有名な「ギルド」は本質的に保守的でこのシステムを阻止する役割を果たしたという。

それはそうだろう。基本独占や競争制限を主な目的としたのだろうから。 そして、それに対抗して出現したのが戦略産業を牛耳る都市商人とそれをバックアップする国家権力だったとする。p102

この中で戦略産業が毛織物工業から綿工業に移るのは、機械化が背景にあるらしい。機械による加工に適したのは羊毛より綿花ということらしいが、具体的に何がそれを決めているのかについての記載はない。p110

ところで、著者は論を進めるにあたり、参考となる書籍を次々に紹介する。それぞれかなり高度な内容の本で、こうして講義ごとにこうした本を紹介できるのは、かなり専門性が高くないと難しい。これには脱帽です。

私は一般教養を担当しているが、自分の専門からはかけ離れるので、本当に深い話は出来ない。せいぜい教科書を解説する程度。さらにそこから1歩先に進み、その分野の専門書を学生に紹介するだけの知識はない。 
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2017/2/25

『経済史入門』3  お勧めの1冊

来年度からは2つの関連大学、短大で授業を受け持つことになった。同じ学園なので全て兼任。それにしても今年から開校する大学。学生数が減少しているこんな時代、入学者がどれだけ集まるのか半信半疑だったが、競争率はかなり高く驚いた。やはり資格志向があるからだろう。


『経済史入門』3
この中で最大可能成長率Gnを定義するのに、労働人口の成長率をvとし、完全雇用下の労働生産性の成長率をτとすれば、Gn=v + τとするが、Gn=v x τではないのか? ちょっとよく判らない。率だから積ではなく和のなのかもしれないが、これは今後の課題。p50

数量経済史の代表的な手法として回帰分析があるという。p56これは以前にも話題になったことで、経済史が過去の歴史的事実から、回帰的に推察するものである以上、自然科学のように新規の実験系で検証されない。回帰的である以上、その限界から抜け出ることができないのは、「公然の秘密」だとある経済学者が述べていた。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4491/trackback

ただし、これをもって計量経済史を批判するのはないものねだりだろう。重要なことは、そうした回帰分析の弱点はあるもののそうした解析を通じて時間の関数を消すことができることこそ見習うべき点だと思う。p57

ここで、経済システムを説明するにあたりフィードバックを、

インプット→オペレーター→アウトプット→オペレーター

とし、さらに、この他にフィードフォワードを付け加える。これは「外因(=外乱←著者の命名)」による外からのオペレーターへの働きかけであるとする。p63

これは非常に分かりやすい説明で、実際日常的にこうした行為を研究でもいつも行われている。すなわち、現象(インプット)から仮説を立て(オペレーション)実験を行う(アウトプット)。その結果から、再度オペレーターへの働きかけ(フィードバック)さらに実験を進めるか、あるいは仮説を捨て去る。さらに外部の情報(別の研究からの情報やアイデア)から新規の実験を組み立てる(フィードフォワード)。

ここで先に「比較優位」を経済に取り上げたリカードについて紹介がある。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4825/trackback

著者によれば、彼リカードは18世紀末から19世紀にかけてロンドンで活躍した証券業者であるとともに、経済学者であったとか。証券業者だとは知らなかった! p69
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2017/2/24

日経記事の視点の偏り  教育

「崩壊する大学教育の衝撃 入試丸投げ、ランキング凋落」
というタイトルで日経電子版に記事が出ていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12941790V10C17A2000000/

曰く、『大学も経営効率化を迫られており、入試の監督業務や、ネット出願システムの提供といった間接業務のアウトソーシングは一般的になっている』

確かに小さい規模の大学では入試業務は大変な負担になっていて外部に委託していることも承知している。ただし、世界的に見れば、米国、フランス、そして中国でも入試問題は全国統一試験で行っていて、各自の大学が独自に行っている例は日本以外に知らないが、どうだろう? ご存知の方がいたら教えてもらいたい。

米国ではその上でアドミニストレイション・オフィスがその後の業務を行っていて教員は入学後の教育と研究に専念できる。むしろそちらの方があるべき姿で、日本のシステムの方が世界の常識からは外れている。 それを「入試丸投げ」と呼ぶのは、いつもグローバルスタンダードという日経にしてはダブルスタンダードではないか? 

さらに続けて、

『大学の「本業」であるはずの教育までも委託する例が、広がっているとして、大学1年生の基礎学力を高めるために、受験産業が大学に講師を派遣して、補習的な授業を提供する』 という。

これには同意で、外部に入学者の教育を委託するのは大学の怠慢だと私も思う。しかし同時に問題なのは大学に入学してくる学生の多くを高校で習得すべき内容に達しさせないままに卒業させているという現実。 そして、多くの私立大学では経営上の問題から、彼らを入学させているという点だろう。 

大学の立場でものを言えば、入学させた以上、大学としては高校の補習授業をせざるを得ない。 外注にだしている大学はその分「経費をかけて」責任を取っているとも言える。本校では大学教員が責任を取る形で「リメディアル教育」をしている。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2393/trackback
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4496/trackback

だいたい、高校で選択科目となった教科が多いのが問題。昔は理系でも日本史、世界史、倫理社会は必須だったし、文系でも理科4教科(物理、化学、生物、地学)は勿論、数I〜IIIまで習っていた。確かに3年になれば受験に備え、力のかけ具合は偏ってきてはいたが。 

  注)その分、最近の各教科の内容はセンター入試や教科書を見る限りかなりハイレベル。

日経の記事は大学の問題としてのみの視点で、日本の教育界全体の問題としての視点がない。
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2017/2/23

『経済史入門』2  お勧めの1冊

『経済史入門』2
冒頭著者は「歴史の構造」を、麻雀を使って説明する。p13 特にこの例えが説明に便利だとは思わないが理解可能な範囲で、初学者にも良く理解できるのではないとかと思う。


ここで「ロビンソンクルーソー」が経済学を学ぶ上で参考になるという。p18 このことは以前小耳に挟んだことがある。この本の著者がイギリスの評論家・ジャーナリストで経済についての著書もあると。ただし原著を読んだことはない。著者はこの本を題材に「孤立経済」と「社会経済」について、さらにマックス・ウェーバーから引用しながら議論を進める。p21

この中で著者は話が飛び、<孤立経済の主人公である「孤人」> から日本人特有のメンタリティー、「甘えの構造」について話が進む。それはある時は丸山貞男の言う、「天皇制における無責任の体系」であり、現代においては「戦後日本の対米従属意識」につながるとも。p24

しかしながら、トランプのアメリカはそろそろ日本人に「影の外に出る」チャンスを与えたのかもしれない。

第二講の最後で、経済学が他の社会科学と同様、制御可能な実験ができない点を指摘する。

そう! これこそが経済学の公然の秘密なのだが、「経済検証作業にはその仮説の立案に使ったのと同じ時系列データーを使うしかない」 という本質的問題があるのだ。
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2017/2/22

『経済史入門』  お勧めの1冊

CBTが終われば、すぐ次はOSCEと4年生は大変そうだ。推薦やAOといった形で大学に進学した学生の中には本当の意味での受験経験のない学生が多い。 そうした学生にとって、こうした国家試験並みの本格的試験を受けるのは大変だろう。大学の定期試験などは誤魔化せても、こうした積算された膨大な知識を問う試験は本当の実力がないと通らない。

しかし一方で、十分な知識のない学生さんに本物の患者さん相手の臨床実習に入ってもらうわけには、もちろんいかない。ここは試練の時。



『経済史入門』
神武庸四郎著、有斐閣出版、2006年初版。この本は大学で入門書としての教科書として出版されたことを著者ははっきりと冒頭述べている。はしがき、ii

それは有難いことだ、一度も経済学のクラスを受けたことがない身としてはこうした本があるのは有難い。

経済史学の定義のところで著者は「歴史」を表すドイツ語に2つ、すなわち、die Historie=物語と、die Geschichte=時間や場所の定まった事実があるという。p2

通常私は前者の「物語= die Historie」で使う場合が多い。すなわち「歴史」となるには「語る人がいて、それを聞く人が必要だ」ということ。
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だから、極端なことを言えば、

『「歴史」は日々創作されうるものであると同時に、またそれであるが故に日々、失われうるもの』

ということ。

さて、これからどのような話が出てくるのか、楽しみだ。
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2017/2/21

『移住・移民の世界地図』2  お勧めの1冊

『移住・移民の世界地図』2
植民地支配について英国とスペインの違いが指摘されている。英国は制度や文化など現地人と距離をおくことで支配した。一方、スペインはクレオール文化ということばで象徴される混血の文化が花咲いたという。p32 これは確かにE. Toddが指摘していたことでもある。

国際移民の男女比はほぼ同数(49%が女性)だが、移住先で差異が認められる。ヨーロッパの幾つかの国では女性がマジョリティーで、中東では男性が多くを占める。p39

労働移民についみれば、近年移民送り出し国が受け入れ国に転換した例がいくつかある。1980年以降、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインの例がある。うちポルトガルはポルトガル語圏のブラジルから、スペインもラテンアメリカのスペイン語圏から(モロッコは地理的?)。ギリシャはアルバニアとブルガリア。イタリアは北アフリカという地理上の位置から。p42

ここで、認識を新たにしたことがある。それは貧しい人たちはむしろ国内移住が主だということ。その典型がインド、西アフリカ、そして中国。p52, p56-7

さらに興味深いことに、米国ではカルフォリニアやイリノイ、ニューヨーク州では米国民が外に移住する分(国内移民の流出)を国際移民が流入して均衡を保っているということ。p54-55

もう1つ、「難民」について意外なことが書かれてあった。それは「難民はヨーロッパか米国へ移住しようとしている」と思われがちだが、実際には最も多くの難民を受け入れているのはパキスタンとイランだということ。p61

フィリッピンは海外移住を積極的に推奨し、男性は船員や労働者として、女性は看護婦や家事労働者を送り出している。彼らからもたらされる送金はなんと、2007年段階でGDPの11.3%、金額にして100~170億ドルとされる。p97 p106 しかし著者らは、開発戦略としては失敗しているという。すなわち、貧困や政治的腐敗は改善されていないという。p77
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2017/2/20

『移住・移民の世界地図』  お勧めの1冊

目下読みかけの本があと残り200ページで予備の本がなくなったので。地元の図書館に行き何冊か借りようと思ったが、土日はお休みだった。それで他の図書館に足を延ばす。県立、市立、それに近隣の2つの市立&町立図書館の図書カードを持っているので、その点は抜かりない(笑)

ところが、その1つ太宰府市図書館までの道路がすごい渋滞になっていた。おそらく太宰府の梅園が見頃で天気もすごくよいので誰もが太宰府に殺到していたのだろう。いつもより二倍以上時間をかけて図書館に到着、3冊ほど借りてくる。これで安心。



『移住・移民の世界地図』
ラッセル・キング編、丸善出版、2011年初版(原著は2010年)

最初の訳者による前書きによれば、この本は地理学者によるものとされている。それだけに幾つかの問題点が指摘されている。p7 それによれば、社会学者や人類学者による視点が欠けているということらしい。また資料の適切な分析にも問題があると。さらにここで主に議論されていることは、入移民で、出移民についての記載はないとも。p8 

しかしそうしたことを承知した上でこの本を土台にさらなる研究がなされればよいこと。なお編者らは英国のエセックス大学の「移民研究センター」に所属する人たちで別に示された経歴をみると関係学術書(Journal of Ethnic and Migration Studies, Journal of Refugee Studies etc.)のエディターもやっているよう。p15

注目した事実として1965年に移民は全世界で7,500万人だったのが、2010年には2億1400万人になっている。この実数はすごい増加だが、人口比の変化は1965年の2.3%が3%になっただけだとも。p11 つまり人口の急激な増加が基本にあり、移民自体が急激な増えたわけではないこと。こうした基礎知識は持っていた方がよい。 マスコミの描く世界では「移民が急激に増えてグローバルな危機が生じている」という文脈で語られることが多いので注意を要する。

さらに多くの議論では国境を越えての移民が主な興味の対象になっているが、(もちろんそれは実際に大きな越境だが)国内での移動も大規模な形で進んでいる。その代表に著者らは中国をあげる。p12 実際中世ヨーロッパにおける収穫期の季節労働者の移動を例に挙げているが、私としては同時にラテンアメリカ世界での収穫期における上下(山地・平地間)への季節労働者の移動が頭にうかんだ。
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まず、最初の章で著者らは最初の人類の移動が6万年頃に「出アフリカ」の形で始まったことを記載する。ここら辺は最近の私の意識とも重なる。こうして歴史や経済を人類の生まれた10万年前から紐解くのは面白い。
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2017/2/19

20年後に消える職業  試行,指向,志向、思考

いつの間にか、庭の梅の木が満開になっていた。毎朝6時半頃には家を出て、帰宅時間も早くても7時過ぎなのでいつも暗く、庭木を見る機会がなかった。土曜はいつもよりゆっくり、と言っても8時頃だが、家を出たのでようやく気がついた。

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先週から大学では再試験の週に入り、本試験で不合格の学生がホールとかに早朝から勉強で集まっている。いつもこんな調子なら問題ないはずなのだが、やはり切羽詰まらないと勉強しないのはいつの時代も同じ。かくいう私も、1年で単位を取るべき医化学を3年の再試でようやくとって進級できた口、偉そうなことは言えない。ただし3年の時は本当に勉強したので、その成果を試験だけで発揮するのはもったいないと思い、さらに勉強を進めたのがこの道にたどり着いた理由、人生どうなるか本当にわからないものだ。
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さて、このところの関心事は「20年後に無くなる職業」。 先日の入試の時、理事の方との話で、将来医師と教師はもしかすると無くなるまではいかないにしても、その重要性を失う職業かもしれないと話しあった。
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たしかに黒板に板書するだけの教師や、教科書を読むだけの教師は消え去るべき存在だ。その代わりに何時でも、何度でも観れるweb教材の方がよっぽどマシだ。それに誰かが言ったように1時間で理解できる学生と理解するのに何時間もかかる学生を同じクラスで教える方が無理がある。
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また、診断に関してはもはや、普通の医師よりAIの方が正確な診断ができるのは実証済みだ。日進月歩の世界では今のレベルを維持するのすら結構大変だ。

ある人がご本人のblogに「(昔の)私の経歴と資格は光っている」ということを書いていたが、そのような世界があるのだろうかと不思議に思う。あるとすれば、その分野は全く進歩がないのか、それともご本人が大きな心得違いをしているということだろう。
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2017/2/18

arXiv  教育

NatureかScienceを読んでいたら、arXivというサイトについての記事があった。 arXivというのはXがギリシャ語でカイと発音するので、arXiv= archiveというわけだ。成る程!(笑)Wikiによれば、「学術出版社を介さずに研究者同志がインターネットを介して直接に論文をやりとりできる場」だそうだ。
https://arxiv.org


基本、科学論文はレフリーよる審査(査読)があり、それを通ったものだけが公開される。そうした審査がない雑誌は全く評価されない。
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ところが、最近数学や物理学、コンピューターサイエンスの世界ではそうした審査なしに公開され、不特定多数の同業者がその公開された論文を評価するというものだ。しかもその論文のuploadもdownloadも無料で自由。査読で何ヶ月もかかるのが普通だから、それをすっ飛ばして直公開するわけだからとても早い。しかも誰でも簡単に公開できる。それだけに内容は玉石混交ではあるだろう。怪しげな論文だっていくらでも出せることになる。

こうしたことが可能になったのは、勿論インターネットの存在がある。誰でも自由にほぼ無料で論文を出せ、かつ誰でもダウンロードできる「フラットな世界」。さあ、これからこの世界はどうなるのだろう? 


…先ほど、玉石混交と述べたが、考えてみれば、これは科学の「本来の流れ」かもしれない。何故なら、本物は年が経っても価値を失わず、捏造や間違い論文はいずれ消え去る。もしそうならば、こうした形態もありかと。

「20年後に残っている職業は何か?」 という問いをこの頃よくするが、自然科学の世界の研究公開手段も20年後には全く変わるかもしれない。すでにその傾向はPLOS OneなどのONLINE journalですでに動いている。
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