2018/1/23

『光と影』&『上海』  お勧めの1冊

日曜夜、NHKで『光と影、ふたりのダンサー』を観た。お世辞抜きでよかった。当日は安室奈美恵の時だけ紅白を観たのでリアルタイムでは観ていないのが残念。

ナナチの行き先が決まってよかった
http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/e/0dc39db860f87de6d889e787f8ee613a
ペットを飼えない身としては、「勝手連」するか、募金に協力するしかない。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/msgcate10/archive



『上海』
ハリエット・サージェット(Harriet Sergeant)著、新潮社。1996年初版。原著は1991年初版。

巻末に添えられた写真からこの著者は故ダイアナ妃によく似ている。原著は1991年に出版されたもので現在の上海とは全く異なる、改革解放前の古い上海の情景を背景に書かれたもの。著者はジャーナリストで1954年生まれ。まだご存命だろうから、今の上海をどのように見ているのだろうか興味あるところだが、検索したところこれ以外の著書はない。

著者によれば上海は中国の混乱の中でむしろ発展したという。それはアヘン戦争後の開港、清朝滅亡とロシア革命で多くの中国人と中産階級以下のロシア人(裕福なロシア人=外国の銀行に預金口座をもっていたロシア人はむしろヨーロッパに亡命したp52)が流入した、彼らは市民権を有しなかったが、彼らには納税の義務があり、安価な労働力を提供し、かつ彼らのなけなしの金がこの魔都上海に飲み込まれた。p37、p44 しかし、その繁栄も41年日本軍がこの租界を占領したことで終了したとも。p45

著者は亡命ロシア人抜きで上海の繁栄(?)は理解できないと断言する。p57 それほど彼らは上海の文化的影響は大きい。それは時として、退廃的で、感傷的で大胆で、ロマンチックであるとも。p53

以前上海の街を散策した時、瑞金二路を北上したところにロシア正教徒教会を見ることができた、それと同じだろうか? 添付された写真は似ているようにも思える。p56
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<データーベースとして>
1932年当時、上海の人口は300万人でロンドンの人口密度のほぼ3倍。これはロシア革命と清朝滅亡後の混乱の中で多数の中国人や外国人が流入した結果。p25 そのうち日本人は最大で、その次にロシア人2万5千人がいたとか(1934年)p51
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2018/1/22

素人は黙っておれ! & 『成長戦略のまやかし』4  お勧めの1冊

<素人は黙っておれ?>
金印の真偽を巡ってシンポジウムがあったらしい。それぞれに根拠とするものがあるらしいが、
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180121/k10011296541000.html
http://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/nanokoku.html

同位体分析で金の産地を同定するなどの理化学的分析で解明できないのか? 昨日の博物館での質疑応答でも質問したように(返答はなかったが)同位体分析で最近は色々なことがわかる。例えばラズベリーの産地とか、人骨からその人が生きた土地とかがSrで同定できる。またCからは穀物すら同定できる。たしか安定同位体が2つある銀とかでも可能だったと記憶するが? 金は安定同位体が1つかないので難しいだろうが、95%の純金らしいから5%の不純物の同位体分析で可能なはず?
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もっともこの分野は以前からすごく閉鎖的で有名だ。以前石器偽造でも話題になった。
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昨日の博物館でもそんな臭いを感じた。

「素人は黙っておれ!」て?


『成長戦略のまやかし』4
ここでまた「レントシーキング」が出てきた。レントシーキングが多い国の見分け方に大学進学率で、理系より法学部に希望者が多い国が目安になるとか。p159 それで文科省のHPには入り調べてみた。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpad195301/hpad195301_2_109.html

上に挙げられた表77によれば、法学部42,032人、それに対し理学部9,867人、理工学部9,985人、工学部は46、160人。かろうじて理系がやや多いということか。これは希望者数ではなく、実際の学生数だがそれなりの実情をみることができる数字だろう。

国が助成金を出す場合、企業が助成金をもらおうと人件費を出しても製品に付加価値を出すために研究費を出してもコストそのものは変わらないが、助成金の場合はそれをもらうことがしばしば最終目的になるので結局無駄になるという趣旨のようだ。p165

リフレ派のお金が溢れればモノの値段が上がるという論理は間違いだと著者はいう。なぜなら余ったお金はモノではなく資産に流れる。それは、お金の価値が低下すれば人々はモノに替えるのでは実物資産(金や不動産)に替えるから。p190

最後に著者も「円高こそ、企業の世界戦略のため重要な成長戦略」だというが、まさに同感。p212
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これについては野口氏も同じことを言われていたので、経済音痴の戯言ではなさそうだ。
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2018/1/21

VIX & 『成長戦略のまやかし』3  お勧めの1冊

<S&P 500 VIXをみる目>
VIXとはvolatility indexのこと、つまり相場の「落ち着きのなさ」を示し。相場にリスクを感じているがどうかの指標。これを元に、北朝鮮情勢のリスクを相場がどのように見ているかを推察するというのは如何? 情報を持たない素人のリスク観察法。

ちなみに現在は10内外で極めて安定に推移、相場は「戦争を恐れていない」のか、あるいは「戦争はない」と見ているのかのどちらということ?
https://jp.investing.com/indices/volatility-s-p-500

wikiによれば過去の高値は
1990年8月23日 イラク軍クウェート侵攻…36.47
1997年10月28日 アジア通貨危機…48.64
1998年10月8日  ロシアデフォルト(LTCM破綻)…49.53
2001年9月21日 アメリカ同時多発テロ…49.35
2002年7月24日 エンロン不正会計事件…48.46
2002年8月5日  ワールドコム破綻…45.21
2003年3月12日 イラク戦争勃発…34.40
2008年9月18日 リーマン・ブラザーズ破綻…42.16
2008年10月24日 世界金融危機…89.53(史上最高値)
2010年5月21日 ギリシャを筆頭とするPIIGSの国債懸念…48.20
2011年8月9日 S&Pが米国債を格下げ…47.56
2011年10月4日 ギリシャ国債のデフォルト危機…46.88
2015年8月24日 中国経済失速懸念…53.29



『富を生むキャッシュレス 経済効果、東京で2兆円も 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25669740U8A110C1NN1000/

日本は随分この分野で出遅れしましった。 記事によれば、私の世代でのモバイル決済は6%とのこと。20〜40代では20%だが、これでも少ない。マネーはもともと記号、現金主義は無意味。



『成長戦略のまやかし』3
シンガポールについて意外?なことが書かれていた。それは、この都市国家は富裕層には優しいが地元の人には厳しい。そして著者の留学時代の級友もシンガポールより東京を好むと。東京には外国人にも優しい「生活」があるということらしい。どうやらシンガポールという都市と人は契約を結んでいるということらしい。例えば人口の1割しか経済的に車を持てない。p106 

日本という国には共通の「価値観」を国民がもつ。しかし同時に地方という多様性を持ち東京に集まってくるらしい。p136 ここら辺は地方都市で人生のすべての時代を過ごした私にはわからない。

著者はいう。『失われた20年』ではなく、それが実力、構造的な問題があるということなのだと。成る程と思う。p151

財政出動は三重に悪い。まず資産を失い債務を作る。さらにここで生み出された需要は「質の悪い需要」、さらに悪い構造をそのまま生き残らせる=ゾンビ経済を生み出すと。p155
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2018/1/21

『知られざる沖ノ島祭祀』  

『知られざる沖ノ島祭祀』
シンポジウム、九州国立博物館ミュージアムホール、
2018年、1月20日(土)1〜5PM
シンポジウムに参加する。参加無料。
http://www.kyuhaku.jp/event/event-171201.html

シンポジウムでは講演の最後に質問を受付けその後の討論会で「できる限り答える」ということだったが、全くそのようには思えなかった。オルガナイザーの筋書き通りに最後の討論会が進められた感じ。それなら最初から質問など受付けなければいいのに、ちょっと不愉快に感じた。質問は以下のように演者の内容に即して、具体的に箇条書きしたので数秒で解答できるはず。

ちなみに日本分子生物学会のような巨大学会でも質問がでたら時間の限り答える。たとえ初歩的質問でも。それが研究者のマナーでしょう。この分野では外野の質問は無視できるのか?

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<基調講演 笹生氏>
AD804年に書かれたという「儀式帳」には清浄性を保つ為として色々なことが書かれているが、文章に「忌塩焼物」とか「忌鍛冶内人」「忌部」という言葉が出てくる。
『なぜこの「忌」の言葉が出てくるのか?』と質問メモに記入したが、返答なし。

祭場で出土する様々な土器(須恵器)や鉄器などは儀礼後にまとめて納められたものとの解説だった。したがってそうしたものの中には模造品(琴や織り機)も多い。巨石が神のシンボル=御形。 7世紀後半が画期だと何度も強調される。当時唐が半島に進行したり新羅が半島を統一したりした出来事が起こり『東アジアの緊張』が、倭国が日本に変化することが求められた。それ(現実の政治)に合わせるように儀式が進化した。

<小嶋氏>
山の神遺跡からは油煙跡のある灯明皿出土。ここが仏教的だとの解説があったので、
『なぜそのことが判るのか、香炉の出土故か?』と質問メモに記入したがこれも返答なし。

飯盛山の近くに金武城田遺跡があり、ここから出土した調理物の遺物があるとか。これについても『炭素同位体分析などから穀物が同定されないか?』と質問メモに記入したがこれにも返答なし。

<大高氏>
遣唐使の海路について解説されたが、南路=東シナ海直行は危険で構造船が必要とされ、帆も必要。 1隻に120人も乗れるとはすごい大きな船。

航海の安全が求められたことから
『南路以降に媽祖の影響はないか? 特に三女神と媽祖はイメージ的に重なる』
として質問メモに記入したがこれも返答なし。

<岡氏>
古代のみならず中世さらに近世の遺物も出土したとか。また沖津島の植生を調べると部分的に真竹がある。これと御長手神事で使われる竹に注目し昔は沖つ島から持ち出したのではないかとの仮説を紹介されていた。ただし証拠に乏しい。

聞きながら祭祀空間と前方後円墳の形に共通性を感じたが、古墳が消滅した時期と祭祀空間儀式ん完成が時期的に重なるようで、前方後円墳→ 神宮空間 の転換が起こったのではないかと思ったが、どうだろう? これについては思いつきのことなどで質問していない。

其のほか、出土された須恵器とかは伏せられた状態だとか。意味があるのか?
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2018/1/20

予想 & 『成長戦略のまやかし』2  お勧めの1冊

予想 & 『成長戦略のまやかし』2 
著者も「将来は予測できない」という。p58 それゆえ、予測にかける政策は、ギャンブル以上に危険だともいう。これは同感。実は10年先すら我々は予測できなかったことをここで再度肝に銘じるべき。

さらにアベノミクスで大きな恩恵を受けたのは自動車産業だとするが、著者はこれを過去のビジネスモデルと称し、こうした産業構造に依存しすぎることが次のチャンスを見失わせるという。p59

つまるところ、特定企業や産業を念頭に置いた成長戦略は誤りだとし、生き残っていける個人を育てることこそが重要だという。p60  結論としてアベノミクスは現在衰退しつつある企業や産業構造に(確信犯的なに)依存したものになっていて致命的誤りだと断言する。p62

ここまで2章読んで、大体、この著者がこれから展開するであろう、自説は予想ができた。そしてその予想が正しければ、多分大筋において著者に同意できる内容だとも。ただし、そうは言っても著者の主張通りに進んでみたところでその効果が現れるのはおそらく1世代が必要となり、この先10年は効果が出ないだろう。そして、この10年で世界は著者が前提とする状況から変化しているのは間違いなく。間違いなく手遅れ、時代遅れのものとなる予感がする。必要なことは今、著者が批判する「その場しのぎ」もやりつつ進めていかなければ展望は開けないのではないか? 
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2018/1/19

『成長戦略のまやかし』  お勧めの1冊

<唯一の解決法?=過激な結論>
朝鮮問題について特別番組が先日あった。それを観ながら考えた。

日本にとって最悪の結末は「反日統一朝鮮核保有国」の成立だろう。さて、現状認識から推察すると、1)反日は今後も続く、2)は米中両方とも自分の陣営につくならOKだが、反対陣営に取り込まれることは絶対に許さないだろう。3)の非核化は現在の北の政権が崩壊しない限りありえない。

ならば、ベターな選択肢としては、「反日分裂非核保有国」というのが浮かび上がる。つまり最悪のケースを回避するには、米軍が軍事力を行使し、北の核保有能力を壊滅し(かつてイスラエルがイラクでやったように)その間中国が軍事同盟を建前に北朝鮮に軍隊を進め戒厳令を敷く。これでしょうか?

そうなると日本も被害を受けることを覚悟しないといけないが、将来の禍根を断つという意味では選択肢になるかも?  我ながら極めて過激な結論



『成長戦略のまやかし』
小幡績著、PHP新書、2013年初版。

著者は政府主導の投資、経済政策で効果的な分野はもう残っていないという。特に公共投資は昭和の時代に過去取られていて終了しているとも。p29 そして、さらにその分野に財政出動すれば過剰になり運営・維持費の負担の方が大きくなり成長の足かせになるとも。p30

著者のいうことは大体当たっているのではないかと思う。特に将来の維持費、そしてGDPの2倍にもおよぶ負債の方がよっぽど日本の足かせになる。

「規制緩和」という言葉は「規制を残す」ということだと。「撤廃ではない」との指摘は確かにその通り。p34

アベノミクスの1本の矢である金融緩和は短期的には円安による輸出増加効果は出るが既存の経済構造をあえて固定化するもの、p36  との指摘は正しいだろう。

無駄な公共事業より現金のバラマキの方がよいと著者はいう何故なら、『消費者がそのバラまかれた現金を使い物やサービスを選び「質のよい需要」を喚起するからだと。 う〜ん、それよりバラまかれた現金は銀行へ、貯蓄に回される可能性の方が高いのでは? 

現状の日本では設備投資は生産過剰を引き起こし輸出圧力やデフレを逆に引き起こすという。p40
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2018/1/18

素人妄想と素人考  試行,指向,志向、思考

<素人妄想>
昨日16日の夕方NHKがアメリカ・ハワイに次いで北朝鮮のミサイルについて誤報を出したとか。 ま、エラーは起こるものだが、この偶然はなんだろう? 偶然でない可能性はないか? 

入試やCBT等、重要なイベントの前にCold runは大抵やるものだが??
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<素人考>
『中国のネット経済は経済発展の原動力にはなりえない』との題名に惹かれ高田勝巳氏のwedgeの記事を読んだ。 内容は復旦大学経済学院石経済研究所所長である華民教授の中国のマクロ経済についてのレクチャーの要約であり、ご本人の意見ではないようだが、上記の題名の部分については少し違うのではという印象を持った。僅か2ページの中で色々なことが議論されていたが、ここでは先の題名についてのみ個人的意見を整理してみたい。素人が傲慢なことですが反論してみたい(汗)

上記の題名部分は以下のような僅かな記載のみ。

『ネット経済は素晴らしいが、経済発展の原動力にはなりえない。BAT(百度、アリババ、テンセント)は、経済発展を成し遂げた中国の富の再分配をしているだけで、自らは富を創造していない。なぜならば、それはゼロサムゲームであるからで、例えば、Eコマースが旺盛になった分、実店舗の商流と雇用機会を奪っているだけ。AI、ロボットも、使い方によっては、ゼロサムゲームになる可能性がある。米国経済は、ネット経済も発展しているが、その他イノベーションなどで実際の富を創造している部分があり中国経済とは本質的に違う』

まず前半1/3の部分は皮相的だと思う(傲慢こましてみました、汗)。それを実体験をもとに具体的に示したい。先日杭州に行った時、駐車場の料金支払いがQRコードを使ったものとなっていた。
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つまり支払いは車の所有者の口座から直接、駐車場の所有者の口座に瞬時に届けられる。その間の様々な手続きは無くなり、その間にこれまであったであろう「ピンハネ」も防ぐことができる。 確かにまだマニュアル(人手)で管理をする部分はあるが、これだと老人や子供のアルバイトでも管理できるし、その分の <人的資源を他に活用できる> ここが最重要だ。華民教授はこの部分だけをとって「富を創造していない」と言われるが、その富はその部分だけで創造されるものではない。

2/3の部分は確かにその通りで雇用は奪われる。しかしこれはEコマースに限ったことではない。これまで歴史上何度も起こったことであり、また中国に限ったことでもない。

最後の1/3、アメリカが実際の富を創造したという点は事実だろう、完全に同意できる。しかし同じようなことが今後中国で起こらぬとも限らない。様々な社会的制約(そこには自由や人権も含まれるが)で中国では起こりにくい状況があることも事実だが、それは今後中国自身がどのような社会システムが本当の意味で自国の為になるかの選択にかかっている。

ところで「人口の70%は所得の低い農業人口」という記載があるが既に50%を切っているはずだが? 
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あと誤字が目立つのも頂けない。
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2018/1/17

『資本主義はなぜ自壊したのか』7  お勧めの1冊

明日17日は阪神淡路大震災から23年だとか。そんなに経ったのかと驚く。

あの時、日本の安全神話が崩れ、危機管理が十分でなかったことが明らかになった。そしてそれから10数年経った2008年の同じ日、

    『あれから日本の危機管理能力は向上したのだろうか?』  

と疑問を投げかけた。
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そして数年後今度は東北で大震災が起こり、その「答え」がでたということ。そして更に「原発」というさらに大きな課題を我々は突きつけられた。

再度、問う。

    『あれから日本の危機管理能力は向上したのだろうか?』

    『原発は今の日本の本当に必要か?』 





『資本主義はなぜ自壊したのか』7
著者は云う、

『「基軸通貨の三極体制」を提言する人がいるが、それは事態をより複雑にする… 複数通貨の並列することで世界経済がさらに不安定さを増すことはほぼ確実なのである』p360



、、、あれっ? そんなことを中谷さんも以前述べていたような気がするが?? そこで以下のように記録している。

『中国はドルに替わる新たな基軸通貨が必要との立場。勿論米国は反対。中谷氏は1では独仏に肩入れすべきで、そろそろ金融資本主義から足を洗うべきと。また2についても日本も中国に次、巨額なドル資産をもつ、このまま資産の目減りを見逃すべきではなく中国に肩入れすべきとの意見』
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この点についても「転向」されたということなら、それは判る。別に転向が悪いわけではない。いやむしろ人は進化するもの、10年前と少しも考えが変わらない人は進歩がないということだろう。

かつて、片岡 義男氏は『影の外に出る』の中で以下のように語った。
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『思考を停止した人…の価値観は…これを守ろうとして活用され…現在という現実に対して、これほど無力なものはない』

思考は停止すればドグマとなり弊害しか生まれない。 思想から全ての判断基準が決定され「思考停止」になっている人は案外多い。


最後に著者は言う、

『グローバル資本主義にとっては、格差を是正しようとする政治とは、利潤を低下させる「悪い政治」に他ならない。かりにリベラルな政治が行われるのであれば、その国から資本を引き上げるだけのことである』と。

こうしたことを考えると、いかに現在では現実的でないとはいえ、国際的な取り決めをつくるべきだというピケティーの提言は意味がある。
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2018/1/16

情報の非対称について2  試行,指向,志向、思考

情報の非対称について2
以前、原発事故の可能性を問題にした時以下のように記した。

『確かに科学的に答えれば、事故の可能性は「ゼロではない」というだろう。しかし、日常的感覚ではゼロと思っていた。 当時の手持ちの情報からではそういう結論になった。それを「愚かだ」、「共犯者」だと云われるのには、反論は出来ないにしても、ちょっと厳しすぎるのではないかと思う。 一般の人間が全ての、しかも正確な情報を取得出来るかといえば、それは無理だろう』
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2334/trackback

このことは、一国の首相でも同じはずだ。小泉元首相がかつて原発推進の旗振り役を果たしたとしても、原子炉工学の高度な知識もなければ、放射線生物学の知識を持っていたとも思えない。単に政治的、経済的、*軍事的視点からの判断であったはず。まして、専門家が意識的隠蔽をしていたとするなら当然の判断だ。そんな彼が原発の非経済性並びに危険性に気がついたとするならば、それこそ、

 『過ちては則ち、改むるに憚ること勿れ』 

の言葉に従うのは当然。

*軍事的というのは大産油国であるイランやイラク(イラクはイスラエルの予防戦争で破壊された)ですら原発開発をしたことを考えれば容易に想像つく。
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2018/1/15

情報の非対称性と原発問題  震災ー原発事故

<情報の非対称性と原発問題>
このところ原発問題について考える。きっかけは時々お邪魔するサイトでの書き込み
http://shinzei-co-led.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/shinzei-d166.html#comments

以前は原発のもつ問題点に薄々気がつきながらも容認派だった。しかしその背景にあったものは限られた情報と、意図的隠蔽による判断だった。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2334/trackback

経済学では、アダム・スミス的世界では双方が十分な情報をもつものとして物の価値が決定されるという。しかし、そもそも双方が十分な情報をもつことなどないことを最近学んだ。その例にレモン市場というものがあるらしい。この中古車の市場では該当する車が事故車であるかどうかなど、性能に直接関係する情報は買い手には提供されない非対称市場、情報をもつ者が圧倒的に有利な非公正市場。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5201/trackback

同様に原発についての情報、例えば廃棄物にかかる費用が全く加算されていないことなど知らなかった。その経過を通しての判断の変更が果たして「見る目がない」、「ぶれている」、「今頃そんなことが言える」などと批判できるだろうか? 納得できない。



追加:
先週末は全国的な大イベント。毎回ヒヤヒヤものだが、今年はなんとかセーフ。狙いが同じものがあったが対象が違うのでセーフ。

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