2017/5/19

再び「一帯一路」考 & 『虚構のアベノミクス』5  お勧めの1冊

再び「一帯一路」考
この構想の裏に中国の覇権志向があることは疑いないだろう。しかしそのほかにも国内の過剰生産物、鉄やコンクリートをなんとか海外でのインフラ投資で吐くことも考えているに違いない。本当にしなければならないことは、サプライド・サイド改革でインフラ関連の過剰生産状態を縮小しないといけない。しかし、それを強行すれば膨大な失業者を出すことになる。これは共産党体制の維持のためには絶対に避けなければならない。それが故の「代案」に過ぎないと考える。


かつて日本が景気刺激策で公共投資を次々続けたにも関わらず結局効果はなく「失われた20年」を迎えたことと同じことになる気がする。




『虚構のアベノミクス』5
さて、イタリアについて著者がどのように述べているのか、気になるところ。2011年にイタリアの国債利回りが高騰した理由について、よく理由が判らないと述べている。2007年のリーマンショックに続くアメリカの場合は住宅バブル。2011年のスペインは住宅バブルで生じた不良債権処理のための銀行への支援が理由だとするが、イタリアはよく分からないと。p173 

可能性として銀行やヘッツジファンドが短期で調達した資金を原資として国債を購入しているため、国債の市場価値が下がると損失を被ることがわかっていても売却しないといけない、つまり流動性制約が原因ではないかと指摘するにとどまる。p179 またイタリアの場合は地下経済が大きいことも問題点として指摘する。p174 

「地下経済」というか、藻谷浩介氏や大前研一氏のように、「GDPに計上されない経済」というか、立場が変われば表現も変わる。里山資本主義ではそうしたGDPに計上されない経済が人々の生活を豊かにする例を示す。最近の流行りの言葉で言えば「Sharing economy」の1つ。
http://blog.btrax.com/jp/2013/12/04/sharing-economy/

もっとも米国や中国ではUberや滴滴出行など、最新ビジネスモデルとして稼働中である。遅れているのは日本だけ。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4779/trackback
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