2017/5/16

『虚構のアベノミクス』2  お勧めの1冊

<ofoを見る目>
滴滴といい、ofoや小猪短租など、今中国でスマートフォンの位置情報と支払い機能を組み合わせて爆発的な勢いでSharing Bizが広がっている。しかし、表に見えないが最も卓越した機能は、今や身分証明書的な存在になっているスマートフォンの<信用評価システム>を使った決済保証だと考える。

誰だって知らない人を車に乗せたくないし、自転車を貸したくない。しかしスマホでその人の信頼性の評点がわかると大丈夫かな?と思うし、ダメな人は車にも乗せてもらえないし、自転車も借りれない。そのシステムがこれまでにない機能なのだ。それがわかっていない。
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最近、中国関連の日本人blogを閲覧していると、ofoなどを揶揄する記事が多い。壊れたまま放置されているとか、そういった類のものである。私に言わせれば、皮相的な部分だけに目が行き本質を見る能力を欠くと言わざるを得ない、実に情けない。

この爆発的に米国や中国で広がっているこの手のNew Bizが日本でできるか自問したらいい。規制でがんじがらめになり、とても無理。今の日本には経済的な世界的地位が緩やかに低下していることに対する危機感がない、内向きになり自己満足の世界に篭っている。



『虚構のアベノミクス』2
著者は2013年頃の円安で実質輸出が増えたことが円安効果であるように言われたことに反論して、アメリカの統計を示し、日本の輸入の総輸入に占める割合が変化していないことを挙げる。p45

こうしてきちんとした数字を出しての議論は良心的だと思うが、多くの経済評論家と呼ばれる人はそれをしない。これは読者や聴衆がそれを望まないからそうなるのだが、残念なことだ。

第一次石油ショックの時、イギリスも同じことをした。しかしポンド安攻勢は実質の貿易赤字を拡大させ、イギリス経済は疲弊した。それが90年代に入り金融業が成長しイギリスに繁栄をもたらしたと著者はいう。p81 日本も貿易立国のモデルはもはや通用せず、円安誘導は逆に「傷が深まる」とする。本当にやるべきは構造改革なのだが、それが出来ない。その理由に輸出型製造業の縮小は大量の失業者を生むことになり、彼らの再雇用先=新規産業の育成が簡単ではないことがその最大の原因なのだろう。<誰にでも問題は明らかだが解決が容易ではない事柄> そのもの。

ここまで何とか読んできたがだんだん内容が難しくなり付いていくのが大変だ。そこで途中飛ばして7章の「ビジネスモデルの抜本改革が必要」を読み始める。


7章では、垂直統合モデルがモジュール化で敗北し、コモディティー化が進み日本の家電メーカーなどが敗北した過程が描かれる。
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それに対し自動車産業は機械的に複雑なので今の所垂直統合モデルが生き残っているが、今後もそれが続くかは疑問視されている。それは電気自動車の存在だ。p224 別の本でも電気自動車になると部品が3万から1万になる。
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それはバッテリーと駆動タイヤだけの車が出来るからだ。 それで構造が劇的に単純になり、しかも自動運転機能が加わるとで車の機能の半分以上が外から(webから)提供されるからだ。そしてその分野には異業種、Googleやステラが参入している。
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