2017/5/13

『反西洋思想』4  お勧めの1冊

『反西洋思想』4
著者らはイスラーム過激主義のオクシデンタリズムと戦前の日本の神道信奉者の西洋毒化が共通の核心をもつというようなことを書かれているが、どうだろう? p173 そういえばそうかもしれないが、何か違和感も感じる。

ここであのイランのアリ・シャリアティーが話題になる。ここでも彼がフランツ・ファノンの影響を受けていたことを指摘するが、両者の間には本質的にも、戦術的にも違いがあったという。前者については、ファノンがあくまで世俗的な人物だったこと。シャリアティーについては「民衆は宗教の助けを得ずしては説得されないだろう」と考えたことだ。p176
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ここでモスレム同胞団のサイイド・クトウブの名前が再びここでも出てきた
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当初の彼の敵対勢力はユダヤ人=イスラエルとエジプトを筆頭に西洋かぶれのイスラム国家の統治者あるいは革命的社会主義者だった。p185 しかしその後彼はアメリカへ語学留学することで徹底したイスラーム過激派に変身した。p186 そして「オクシデンタリストの大祭司」になったとか。p190

彼は米国を知ったが故に、<恨みに満ち満ちた> 存在となったと、p196

…これは何だか非常によくわかる。最初の米国体験<原体験>がその人の根源的なところに影響を与えると言う意味でよくわかる。同じことを野口悠紀雄氏も述べられていた。最初のアメリカ体験が決定的だったと。散々アメリカを厳しく批判はするが、根の深いところでは「アメリカ大好きおじさん」の自分がいることを自覚している。 
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「現実がどうであれ、理念(=理想)の国アメリカ」それを根っこでは信じている。




次に著者は『クトウブの主張は暴力革命を呼びかけるもの』p198 と言う。これは意外だった。まだちゃんと彼について理解していないということみたいだ。

次にサウジのワッハーブについて述べる。軍閥のイブン・サウドと清教徒的な説教師のワハビ(=ワッハーブ)が連携しサウジアラビアが生まれる。p210
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しかし、このことが大いなる矛盾を孕むことになる。すなわち、このサウジの王族が世界の最富裕層になったことだ。それまでの貧しい遊牧民の首長が、大金持ちになったことで、それまでのピューリタリズムを維持するのが困難になった。p211 その後の出来事は誰しも承知のことだろう。


とまあ、ここまで読んできたがそろそろ限界かな? 教壇からの講義はもう十分というところ。
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