ソーラーカーレース、ワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)観戦ツアーの話の続きです。
今日の舞台は、大会最初のチェックポイントであるキャサリン(Katherine)です。
この「Katherine」という地名ですが、今回カタカナでどう表記するかで迷いました・・・
オーストラリアで耳にする言い方だと「カスリーン」とか「カサリーン」の音が近く、以前このブログでルートを書いたときには「カサリン」と表記しました。
でも、検索ページで調べてみると日本語では「キャサリン」と書くのが一般的なようなので、今回はそう書きます。
キャサリンはダーウィンから320kmほど南東にある町で、ノーザンテリトリーの中では、ダーウィン、アリススプリングスに続いて三番目に大きな町だそうです。
が、「これで三番目?!」といいたくなるような小さな町です。
2001年の国勢調査に拠れば人口は6,488人だそうですが、観光客が多いせいか町の雰囲気は「人口6,488人」のイメージよりは「もうちょっといるんじゃないの?」という感じもしますが、でも、小さな町でした。
ちなみにワールド・ソーラー・チャレンジのレースコースにもなっているオーストラリアの内陸を縦に走る道は「スチュワート・ハイウェイ」といって、ヨーロッパ人としてオーストラリア縦断に初めて成功した探検家、ジョン・スチュワートにちなんでいるのですが、「キャサリン」という町の名は、そのジョン・スチュワートの探検隊のとあるスポンサーの娘の名前が由来だそうです。
大会コース上最初の、
キャサリンにあるチェック・ポイント。

ボードには、チェックポイントにたどり着いたチームの名前と
到着時間が書かれています。

大会のルールでは、各地に設定された「チェックポイント」と呼ばれる地点を決められた期日内に通過しなくてはなりません。
例えばこのキャサリンのポイントには「レース開始日以内に通過すること」となっていて、通過できなかったチームは、残念ながら「失格」となります。
ところが、この大会では、初日に大きなハプニングがありました。
スタート地点であるダーウィンの昨今の交通事情の悪化により、多くの出場車が規定時間内の「レース開始日」にキャサリンにたどり着けなかったんです!!
協議の結果、この大会では急遽「大会二日目までに第二チェックポイントに到達すれば失格にはしない」というルール変更がなされました。
なんだかちょっと「仮にも【レース】なのにそれでいいのか!」とナットクがいかないような、まぁそれもオーストラリアらしくていいかというか、うーむうーむうーむ、という感じです^^;
さて、
チェックポイントに早く到着した車はそのまま次のチェックポイントを目指しますが、規定時間間際に到着した車はそこで走行をいったん止めて次の日のレースに備えます。
どのレースカーも、
より太陽の力を得られるように、
車体を太陽の方角に向けて斜めに立てかけていました。

右側にいるお兄さんは、霧吹きで水をかけています。
太陽電池はその名のとおり太陽がなければ発電できませんが、熱くなると発電効率が弱まっちゃうんだそうです。
だからこうして、気化熱を利用して冷やすのだそーです。
チェックポイントでいろんなチームのレースカーを見学しているうちに、
オットのチームの車到着!

なんと牽引されています Σ( ̄ロ ̄lll) !!
今度こそ「早くもリタイア」か?!
・・・というわけではなく、オットのチームの車はバッテリーカーなので、バッテリーが無くなればそこでその日の走行はオワリなんだそうです。
そして、オットのチームが参加している「グリーンフリート・テクノロジー・クラス」ではデモンストレーションの意味合いが強いため、「自力で走行できないならば牽引してでも規定時間内にたどり着かねばならない」ということになっているんだそーです。
ニュージーランドのテレビクルーに取材を受けている
オットのチームのリーダーさん。

ニュージーランドの期待を背負うオットのチームの車は、全行程にテレビクルーが同行して、撮影を行っていました。
この後、私たちの参加したツアーバスは、本日泊まる宿に向かいました。
■■■ おまけの写真 ■■■
この日に泊まった、
キャサリンのホテルの
入り口のドアの前にて。

赤い矢印で指した先に描いてあるこの線は・・・
「1998年に発生した洪水時、
ここまで水が来ましたよ〜」
のマークでした!

1998年の大洪水ではキャサリンの町全体が水に沈み、水が引くまでには何日もかかったそうです。
現在オーストラリアでは各地で洪水が発生して大騒ぎになっていますが、今年は、今のところキャサリンは無事のようです。

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