2005/9/17
「さよならcolor」(2005)
(監督)竹中直人(演)原田知世、竹中直人、段田安則、中島唱子
サヨナラからはじまることがたくさんあるんだよ
「さよならcolor」/永積タカシ(作詞・曲)
正平(竹中直人)は、海岸に建つ私立病院に勤務する医師。いまだ独身。ある日、彼にとって高校の時の片想いの相手だった未知子(原田知世)が入院してきた。彼にとって未知子は思い焦がれた初恋の人だったが、面会時、彼女は正平のことをまったく覚えていなかった。診断の結果、子宮がんであることが判明した。正平の献身的な治療に、当初彼のしつこさを嫌っていた未知子だったが、徐々に心を開いていった。
前作の竹中直人監督の映画「東京日和」は、写真家の荒木経惟の妻、陽子を演じた中山美穂への竹中監督のオマージュ的な作品でもあるなと思ったけど、今回の「さよならcolor」も前作同様に、竹中さんが女優、原田知世に寄せる積年の想いを表明した映画のように感じられました。陽子さんが著した原作に基づいた「東京日和」とは違って、オリジナルのラブストーリーであることもあって、正平の片想いが両想いへと成就していく過程は竹中さんの願望そのものなのではないかと思われました。
ということで、とにかく知世さんの魅力たっぷりの映画で、大林宣彦監督作品「時をかける少女」からのファンである僕にとっても、スクリーンでは、江國香織原作の「落下する夕方」(1998)、なかにし礼原作の「長崎ぶらぶら節」(2000)以来のお目見えとなったこの映画は手放しでうれしかった。
子宮がんに罹った上に、同棲している傲慢で自分勝手な売れっ子スタイリストの男(段田安則)の女性関係に悩まされるという役柄でしたが、悲愴感とか怒り、嫉妬という現世的な感情をほとんど感じさせない知世さんは、あくまで天上的に可憐なのでした。
映画のタイトルは、SUPER BUTTER DOGの曲のタイトルそのままで、竹中さんのこの曲への思い入れの深さがわかりますが、エンディングで永積タカシと忌野清志郎により歌われるこの曲を聴いていると胸がジーンとしてきました。
BGM担当のクラムボンは、僕もとても好きなバンドですが、ボーカルの原田郁子さんや、ハナレグミの永積タカシも入院患者役で出演していました。前作ではバーのマダムに扮した中島みゆきが、今回は凄腕の女医役となっていて、達者な演技を見せてくれました。忌野清志郎が同級生役(!)で出ていたりして、これにはあっと驚かされました。一体何歳離れの同級生なんだ?! そのほか僕の知らないミュージシャンも大勢出演しているようで、スタッフみんなで楽しんで作ったんだなということが、画面から伝わってきました。こういう映画は大好きです。
(参考)
●「さよならcolor」公式サイト
●映画「東京日和」紹介(メインサイト)
●「grooblue」
"さよならcolor"を収録した和製ファンクバンド SUPER BUTTER DOGのアルバム
●「ドラマチック」
"サラウンド"などを収録したクラムボンの傑作アルバム
●「音タイム」
ハナレグミはスーパー・バター・ドッグのヴォーカリスト、永積タカシによるソロ・プロジェクト、クラムボンの原田郁子などが参加した1stアルバム
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投稿者:ふわふわ
tokiさん、こんばんは。
うちの夫も原田知世さんのファンなんですよ。アイスコーヒーなどのコマーシャルで見かけるたびに「知世ちゃんはいいねぇ〜。」とデレデレしています。
この映画おもしろそうですね。観たいです。
近くの映画館ではやっていないようなので、DVDになるのを待ちます。