冬眠からそろそろと起きだす。
今年の冬は暖冬で真冬用の分厚いダウンジャケットやミトンを出動させる機会はなく、それはありがたかったのだが…
6月になっても夏らしい天気になかなかならず、セーター類をしまうことができない。いつもならもう咲き終わっているはずのライラックや菜の花がまだ咲いているし、今朝の気温は12℃…
なのだが、なぜかある日突然いいお天気になった日があった。
その日、私はある方と待ち合わせをしてこんな場所に来ていた。
彼女の指定したおしゃれなシーフードレストランはこの住所のはずだが
ここって市場なのでは
実はここは以前
温かい豆乳と油条を出す店(残念ながらつぶれたもよう)を発見した市場や卸売スーパーのある一角。この写真は別な日に撮ったものなのであまり明るくないが、その日は本当にひさびさのお天気だった。
でもドア越しに中をのぞき込むと、真ん中に大きいカウンターがあり、ブッチャーの代わりにウェイターのような恰好をした人がいるのが見えた。「やっぱりここでいいんだ」と安心したところに本日のデートの相手
meloさんが登場!
めろさんも開口一番「タクシーでこのエリアに入って来た時住所間違えたんじゃないかと思った!」
勇気をふるって中に入ると、とてもカジュアルな雰囲気のインテリアの店だった。
「ソーセージとかが出てきてもよさそうな」などと思いつつメニューを見ると、牡蠣、マス、蝦などの魚介類と共にラムソン(ワイルドガーリック)やチルスコール(日本語ではイワミツバというらしい)ような「ノルディック・キュイジーヌ」の人気シェフやレストランのおかげで脚光をあびておしゃれな食材になった「もと雑草」とか「針葉樹の新芽」「ライ麦のエマルション」などのトレンディな文字が見える。
半信半疑で注文してみると、本当に雑誌にでてくるような美しい料理が運ばれてきてびっくり。
泡の下にかくれているのはノルウェーの蝦
スウェーデンのArctic Char(マスの親戚?)のたたき
デンマークのイカ+ビーツ
気さく(と言うか、がさつと言ったほうがいいかも)の外見からは想像もできない料理のかずかず…どこの国の料理かと言われるとよくわからないが、蝦もイカも野菜も、写真はないけれどメロさんに味見させてもらった帆立貝+生のカリフラワーもデザートのチョコレートも美味しかった。
メロさんの職場の話や日本の話など楽しくおしゃべりをしたのち、明日仕事のあるメロさんはタクシーに乗り込んでホテルへ。
また半分冬みたいになってしまった今となっては光がさんさんとさして他の客たちが外でビールを飲んでいたあの日がなんだか夢のようだ。もしかしてmeloさんは晴れ女なのだろうか。
あっという間の楽しい夕べでした。メロさんまた来てくださいね〜

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