不条理演劇は塩ラーメンみたいだ。
味も色もないところで、旨味だけで勝負しなきゃいけない。
そう。
ストーリーが面白いとかギャグが笑えるとか、いわゆる「台本に助けられた」ていう芝居もある。
役者がうまくなくても、本が面白ければ大丈夫て事もある。歌やダンスや照明や装置や音響に助けられるて事もある。
しかし不条理演劇には何もないから、意味すらもないから、ただ役者の持ち味の旨味だけで勝負するしかない。
役者がまずければ、おしまい。
あるいはツルツルの球面を登るロッククライミング。
手がかりはない。
命綱もない。
そういうものなのかな。
3月の劇団歩公演に呼ばれました。光栄なことに飯島さんに目をつけられたのだから、やるしかない。
しかも今どき不条理演劇なんて。
ただの不条理演劇では足りない。
そんなものはもう食べ飽きられている。
「何か」を。もう一味を要求されている。
いちご味か。何なんだ。