60年前の6月20日に、
太宰治が玉川上水で入水自殺をしました。
一人ではなく、道ずれとともに・・
桜桃忌はニュースにもなります。
私は、太宰作品を十代後半に愛読していました。
でも、太宰本人に傾倒していたわけではなく、
作中人物に
当時の自分を重ねていたのでしょう。
それ以来、もう何十年も目にしていません。
何故かというとある時、
太宰の経歴を知った途端、
勝手に”偽善者”と決め付け、
読むこともなくなったのです。
今思うと、
迷惑な読者でした。
小説なのですから、
作者がどんな事を書こうと勝手なわけですし、
作者の出身が”お金持ち”でも構わないのにです・笑
そして今でも桜桃忌には、
太宰を偲んで
御参りの人々が絶えないようです。
また、
太宰のことなど知らない?
供物のお酒などを目当てに?
墓前で酒宴の輩もいるようですネ^^;
* * * * *
ところで最近の事件で、
不眠症の70代後半のオトコが
家族を皆殺ししました。
(可愛い盛りのお孫さんまで!@@)
報道などでは、
「眠れない苦しみは
皆がいなくなればよくなると思った」
そうです。
昔から言われている事ですが、
”睡眠不足では死なない”のにです。
昔々の私の祖父(明治生まれだった)も、
70代半ば頃、痴呆も進んでいたのですが、
よく眠れないとしばしば苛立っていました。
でも、彼は昼間に眠る事が多かった記憶があります。
(この加害者も恐らく昼寝をしているでしょうが、
本人は、忘れているのです)
夜=眠るという発想から抜けられないと、
眠れない事がストレスになるのでしょう。
(その年代の辛さがあると思うので
50代の私が生意気ですが・・)
就寝前の読書をしようにも、
直ぐに寝入ってしまう事からすると、
(彼の)
その眠れない時間を読書に当てたいとさえ思います。
増して、早起きして朝食の支度を、
半永久的にしなくてはならない主婦からすると、
寝過ごそうと何ら支障のない立場の隠居男性、
(夜なか中読書できる可能性を持てる立場の
あまつさえ、
寝坊しようと構わない立場の)
ちょっぴり羨ましく思うのです。
(事は、そう簡単なものでもないでしょうが
不眠によって精神が破綻していたのかもしれません)
* * * * *
先の太宰もそうですし、
往々にして男性は、
誰かを巻き添えにすることが多いです。
困ったものです。
自分の窮地を誰かを巻き添えにすれば、
救われるという発想が分かりません。
古くは太宰の心中から、
アキバ事件の加害者も、
今回の家族殺人も、
自分の苦しみから、
他を巻き込んで逃れようとしています。
(自殺という行為を奨励するものではないのですが)
苦しいのなら、
ひっそりと一人で消えることが、
彼らには何故できなかったのでしょう?
女の私には理解しがたいサガのようなものでしょうか。
巻き込み事件は、圧倒的に男性が起こすようです。
* * *
私は、新聞報道の一部から思ったまでで、
TVを見ないので、詳細は分からないままです。
現実は、紳士的な男性諸氏が大多数で、
か弱いわたし達女性?笑のサポートをしてくれて、
世の中が成り立っているのです。
視点が偏った(女の側の)ものですが、
「オトコは身勝手な奴が多いな・と」
つくつ”く思った次第です。