以前、教えていた生徒さん(80歳男性)
目標は「年内にパソコンで作った年賀状を送りたい。」だった。
三ヶ月かかって何とか作り上げて
「何枚印刷しますか?」と聞いたら18枚だった。
「年々枚数は減って行きます。」との事。
とにかく印刷して無事発送。
お互い完成を喜びあって新年を迎えた。
新年の最初の講習日、「先生、年賀状の評判悪いんですわ。」
「えっ!あんなに頑張って作られたのに?」と言うと
「やっぱり、手書きでないと暖か味に欠けるらしいです。」
と意気消沈。
手書きよりはるかに手間と時間が掛かったのにね・・・。
翌週、伺うと水彩画のソフトが買ってあって使い方を教えろと言う。
一月ほど練習していたが、マウスで絵を描くのは至難の業と思われたらしく
講習に伺うと俳画が描かれた色紙を引っ張りだしてきて
「先生、これ、この中に入りませんの?」
と色紙でディスプレーを突付きながら尋ねられた。
とっても判りやすい発想で苦笑したが
「スキャナーと言うコピー機の親戚みたいな機械を買えば出来ますよ。」
「それ何ぼしますねん?」
「最近は安くなったので、広告の品なら一万円前後かと・・・。」
「ほな、それ買いますわ。先生お金渡しますさかい、買って来てもらえませんか?」
おやおや、先生はパシリかい・・・と思いながら、翌週購入。
セットアップ終了後、
自分で描いた俳画がディスプレーに出て来た時の笑顔といったら・・・。
その年の暑中見舞いは好評のようであった。
今年もこの生徒さんから立派な俳画入りパソコンプリントの
暑中見舞いを頂いた。
お元気そうでなによりです。