一昨年の年末に購入した
REDWING 8875
通称「Irish Setter(アイリッシュセッター)」
レッド・ウイングの歴史、更には世界のワークブーツを語る上で決して欠くことのできない名作。
2008年は仕事中を含む、ほぼ一年間大切に履き続けたお気に入りのブーツ
途中、ホワイトソールが磨り減り
交換を余儀なくされたが
一年間の任務を終え
この度、新しいブーツへバトンタッチとなった。
買った当初は、革が硬く
最初のうちは靴擦れを起こし、痛い思いもしたが
次第に硬かった革も柔らかくなり、ボクの足にフィットし
今ではブーツを履いているのに違和感がないくらいに愛おしく馴染んできた。
月に一度は綺麗にクリーニングして
マスタングペーストで油分補給
ブラシで擦ってメンテナンス。
よって、歩行時にできた傷も、今では唯一無二の表情となり
ボクだけのセッターとなった。
ボクがこのブーツが気に入った理由のひとつに
グッドイヤーウエルト製法による靴の作りがある。
創業当時から、
レッドウイングではほとんどの靴がグッドイヤーウエルト製法で作られている。
この製法の最大の特徴は、中底に”リブ”と呼ばれる凸線路上のパーツを縫っていること。
このリブとアッパー、中底、ウエルト(細革)を一緒にすくい縫いし、
ウエルトと本革を出し縫いによって接合する。
リブが作る空間を埋めるため、充填材(コルク)が詰められる。
このような非常に手間のかかる工程を経て作られた靴は、
丈夫で、履いているうちにフィット感が高まり、長時間履いても疲れにくい。
また、ソールのリペア修理も可能という、
ワークブーツに必要不可欠な全ての条件を満たした製法といえるだろう。
今まで履いていた靴の多くは
一流メーカーのモノでも、リペアをして大切にしたくても
そんなアフターサービスが充実していなかったり
どちらかと言えば、消耗品
靴が馴染んできた頃にはソールが磨り減ったり
穴が開いたりと
数ヶ月毎に履き潰していく事が多かった。
今回、毎日履く任務は終えても
決してセッターは引退する訳ではなく
オフの日に履き
すっかりオリジナルの表情を持ったその存在感のまま
可能なら何十年も付き合っていきたいと思う。
これもひとつのECOなのではないだろうか?
そして、2009年
ボクの足となるのは
REDWING 2906
通称 LINEMAN BOOTS(ラインマンブーツ)
電線工=ラインマン
1920年代躍動するアメリカのライフラインをつないだ男たちの足元を支えたブーツ。
足先までシューレースを施したシルエットが特徴的。
これは不安定な足場に立つ上で重要な、
足のフィッティング性を高めるためのデザイン。
当然、ラギットソールではない
毎日履いても苦にならないホワイトソール(Traction Tred Sole)
ソールが減ったらまた交換してリペアしながら
大切に、長年付き合っていこうと思う。
