宮地楽器さんには実はアポイントを取っていたわけではなく、「試奏できます」という情報だけを頼りにとりあえず行ってみようという感じでした。
お店に入ってショーケースを眺めていると、おお!ありました、お目当ての天野さんと菊田さんの楽器(^^)。
店員の佐々木さんと話をすると、「今、試奏できますよ〜♪」とのこと。
試奏室で早速弾いてみました。。
左が天野氏、右が菊田氏、上が高橋氏のヴァイオリンです。
弦楽器フェアとヴィルトーゾさんのところで弾いたとおり、天野さんの楽器いいですね。
菊田さんの楽器はフェアで弾いたチャイコフスキーコンクール優勝のものよりも前の楽器だけど、ちょっとだけ印象が違う?フェアの時よりちょっとかたい感じがするような。
そもそも弾いている時の環境も違うけど、菊田さんのは1本1本の違いが大きいのかなぁ
そしてここで佐々木さんが、「あ!今ならここのホールでちょっと弾けますよ!」と言ってくれました。
なんと店内にある「小金井ホール」のステージで試奏&試聴できるというのです。本当にタイミングが良かったとはいうものの、初めて来た(しかもアポイントなし)というのにホールまで使わせてくれるなんて、佐々木さんには感謝!
ステージで、2本の楽器を順番に弾いてみました。そしてそのあと、佐々木さんの演奏を客席で聴かせてもらうことに。
ここでは、菊田さんの楽器の高音の輝きに弾いていて驚きました。このホールがよい音がするのもあるのだけれど、「おおおっ!」という感じでした。
でも天野さんの楽器ももちろん負けてません。
すごく悩みながら、「年明けにまた来ます。。」とお伝えして店を出るなおっち。
天野さんの楽器は100万円くらいで、1年半待ち。菊田さんの楽器は150万円を切るくらいで、なんと4年〜4年半待ち。
現実的には天野さんの楽器だよなー。でもあのホールでの菊田さんの音は捨てがたいよなー。
年が明けて1月、2回目の訪問。この時は自分に時間がなくて挨拶程度の予定でしたが、山本さんが対応してくれたので、電車の時間ぎりぎりまで結構話しこんじゃいました。
その場で「2月にもう一度来ますので、その時決めますね」とお伝えしてから店を出て、急いで電車に飛び乗るなおっち。
そして2月。
訪問の数日前、弦楽器フェアの時に対応してくれた関さんから電話があり、「天野さんの楽器がまたひとつ注文が入っちゃいました!」とのこと。
実は1月の時点ではまだ天野さんか菊田さんかどちらの楽器にすべきか全く決められず、ずっと悩んでいた時にこの連絡。これで天野さんの楽器の納品もまた延びる・・・
これは、菊田さんの楽器を購入しろっていう運命の声かな?(笑)
2月21日、3回目の訪問。
まともに弾くのは12月以来だけど、この日はどちらにするか決めるつもりだったので2つの楽器を心行くまで弾かせてもらいました。
そして、決めた。
菊田さんの楽器を購入することにしました。
菊田さんの楽器は本当に新作の音で、硬い感じがする。
その点ではちょっとオールドチックな雰囲気を醸し出す天野さんの楽器の音の方が自分の好みとしては合うように思う。BSの番組で2人の楽器を弾いた川久保賜紀さんも、菊田さんの楽器以上に天野さんの楽器に関心を示していたようだし。
でも、このかたい楽器を素直に弾けるように自分が成長すればよいとも思う。
それと、菊田さんがこう考えていることも知りました。
「オールド風な感じの音にいきなり仕上げることもできるかもしれないけれども、数年後、数十年後に最初と同じ音が保てるかというと難しい。そういった何年も先の音の事まで考えて楽器を作っていきたい」
これが決定打でした。
「なじみのある方の作る新しい楽器と共に成長していこう」という自分の考え方とピタリと一致したのです。
いままで自分が使ってきた楽器のうち、今の愛器以外は作者の顔も名前も知らない、いつ作られたかもわからない楽器。今愛用している楽器も、製造年と国、作者の名はわかっていても、情報はそれだけ。ご存命かどうかも何もわからない。
でも今度買う楽器は、現在世界一の腕をもつ方が、自分のために一から作ってくれる楽器。
天野さんの楽器もとてもすばらしいけど、数年後にどちらの楽器がよいものになるかは今の時点ではわからない。
新作がオールドにかなわないなら、ここはひとつ菊田さんの楽器と共に歩んでみようと、そう思ったのです。
4年もあれば、今の愛器をもうしばらく可愛がってやることもできますし(笑)
こうして、菊田さんの製作する楽器を購入することに決めました。

菊田さんの楽器を購入!

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