■最近お気に入りのBlogで、「三信ビル保存プロジェクト」の存在を知りました。関西に住んでおり、東京で動きがよく伝わってこないので、はじめて知りました。
■有楽町日比谷にある三信ビルは、昭和5年に竣工したビルです(ビルディングのほうがいいですね)。ところが、今年の1月、一般市民にとっては突然のことですが、解体されることが
発表されました。
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平成17年1月21日 三井不動産株式会社
「三信ビルディング」解体のお知らせ
三井不動産株式会社は、「三信ビルディング」(東京都千代田区有楽町所在)を、今般、解体することといたしましたので、お知らせいたします。
当ビルは、昭和5年に竣工し、本年6月をもって築75年を迎えますが、近年、建築・設備の両面にわたって老朽化が進む状況となり、大規模リニューアルなど様々な施策を講じたとしても、今後長期にわたって運営・管理していくことが困難であると判断いたしました。
今後、テナントの皆様の退去・移転を完了した後、解体工事に着手いたしますが、解体後の開発計画につきましては、同ビルが持つ魅力を活かしていくことを検討しており、多方面の社外有識者の方々からのご意見を踏まえつつ、その方針を決定していく考えです。
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■これに対しては、建築の専門家たちから保存要望が出ているようですね。それとは別に、東大大学院の関係者の皆さんが、“
きちんと代替案を提示しながら保存・活用していくこと”を提案されています。大変興味深いですね〜。それが「
三信ビル保存プロジェクト」です。
■まだきちんと拝見していませんが、このあたりが、こちら皆さんの基本的なスタンスでしょうか。
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ここで、私たちは、三信ビルはできるだけ今の姿を残し、その代わりに、現代のニーズに応えられる超高層の建物を隣接して建てる案を考えました。
一番望ましいことは、今のままに三信ビルを残してもらうことかもしれません。しかしそれでは三信ビルの所有者にかかる負担が大きすぎます。超高層の建物を建てることには異論も確かにあるでしょう。しかし、残念なことに、経済活動が優先される現代の東京で、近代の建築を利用しながら保存していく方法は限られているのです。
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■いかがでしようか。長い歴史のなかで、多くのサラリーマンや市民、そして地域住民の皆さんにとって、「三信ビルは、変化がめまぐるしい東京において昭和初期の空気を伝える希少な建物であるとともに、日比谷公会堂などと共に日比谷の景観形成を担う重要な建物でも」(HP内から引用)あるわけです。
■つまり、歴史のなかでこのビルディングは、地域景観という「公共性」の一部を担ってきたわけです。もっと正確にいえば、多くの人々にとって、担うものと認識されるようになってきたわけです。一方で、このビルディングは、三井不動産という企業の「私有財産」でもあるわけです。都市空間における「公共性」と「私有財産」とのあいだにあるギャップを解決しようと、「三信ビル保存プロジェクト」の皆さんは、三井不動産も検討可能な形での、具体的な代替案を提示することのなかで、主張をおこなっています。このあたりが、たいへん興味深いわけです。
■これからも、注目していたきたいと思います。