「Google Earthと原爆ドーム(その2)」
環境/まち・その他
■昨日、「
Google Earthと原爆ドーム」という記事をアップしたところ、
たくさんの皆さん(162人)にお越しいただきました。ありがとうございます。びっくりしました。毎日、何千人もの皆さんがご覧になる個人のブログがあることは、よ〜く存知あげていますが、私のもののようなブログでは、162人でもビックリです。やはり、
Google Earth に対する皆さんの関心が高いということなのですね〜

。

■ところで、
Google Earthに関して、これまたGoogleで検索したところ、皆さん、興味深いもの、面白いものを探索されてきていますね〜、驚きました。地球上には、「あれ〜っ!?」と思うような、じつに奇妙なものがあるのですね〜。たとえば、左の写真、これはいったい何なのですかね。
アメリカのネバダ砂漠にあります。
■この類の写真、たしかに好奇心をくすぐるところがあるのですが、今日は簡単に「
Google Earthと原爆ドーム」の続きです。昨日の記事で、解像度の高いエリアから、原爆ドームがはずれているということを書きました。でも、これだけGoogle Earthに対する関心が高いなかで、この事については、すでにどなたか指摘されているだろうな〜と思い、googleで検索してみました(ここが悲しいところだよね)。
■すると、発見!!すでに、同様の指摘をされている方がいらっしゃいました。「
earthhopper」というブログです。「『ヒロシマ』の残像」という記事の冒頭に、「Google Earth の高解像度衛星写真がアップデートされたとき、原爆ドームを含む広島市の中心部がなぜかすっぽりと抜け落ちていたのに非常に違和感を持った」、また「何でこういう写真のセレクションをするのかわからないが、こういう不自然なことをすると原爆ドームのエリアをわざとはずしている、とかいろいろ勘ぐられたりされても仕方ないと思う。
」とお書きになっています。さらに、「Digital Globe の2005年1月13日の写真ではきれいにカバーされているのに」(2005/9/18「
Google Earth の日本の高解像度衛星画像が大幅追加。平壌も丸見え」)と。やはり、どう考えたって不自然なものを感じますよね。
■「広島の原爆が落ちたあとの街の写真をオーバーレイ」されているので、たいへん感心しました。技術があれば、このような使い方もできるのですね。earthhopperさんは、アメリカのジャーナリスト
Kathryn Cramerさんとも交流がおありになるようです。Kathryn Cramerさんのブログからも引用されています。ぜひご覧いただきたいと思います。これが、オーバーレイされた写真です!!
■一昨日の「
はまってしまったGoogle Earth マズイ!!」で、「
問題は
Google Earth の使い方>」、「『鳥の眼』(あるいは『神の眼』)の技術に取り込まれることなく、それを『虫の眼』のレベルからどのように使いこなしていくのか」と書きました。その点からすると、こちらの写真、迫力があります。
■ネバダ砂漠に、謎の三角形を発見することも楽しいのですが、市民活動の実践をなさっている立場から、あるいは個人の立場からも、Google Earth のさまざまな利用が可能だと思うのです。「街の記憶」と「街に関する個人の記憶」(戦災や災害等の「負の記憶」も含まれます)を、Google Earth のなかに記録して、まちづくりに活かしていくことが可能なはずです。地図や写真を媒介として、様々な立場からのコミュニケーションが生まれてくるはずです。
■それにしても、私のような語学がダメな人間は、つくづくはやく日本語版が出れば(大都市だけでなく、地方都市の高解像度の写真がほしいものです)、ガンガン利用しちゃうのにな〜と思うのであります

。
■ところで、この「earthhopper」、昨年の9月22日の「
また化物のハリケーンが来た」で更新がストップしています。ぜひ、続けていただきたいと思います。期待しております。
■最後に。「Google Earthと原爆ドーム」とは、直接的な関係はないのですが、一昨日、1/14の「
はまってしまったGoogle Earth マズイ!!」にコメントをくださった
石川初さんが、ご自身の
ブログで興味深いことをお書きになっています。皆さんもぜひご覧ください。(と、勝手に宣伝したらご迷惑かしら・・・いいですよね

)あっ!なんだかコメントが増えている・・・。
【追記1】現在は、原爆ドームを確認できます(2007/10/28)。

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