Blog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」

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投稿者:わきた・けんいち
m-louisさん、こんにちは。1000字しかコメントが書けないので、ご不自由をおかけします。

m-louisさんのブログ「旧阪急梅田駅コンコースを残したい・・」での活動のご趣旨も拝見しています。「あくまで市民目線での声を保存しておこう」というのは大切なことだと私も思います。一般に、私的財産・私的所有物については、「解体」が決定されてから、一般の市民にそのことが伝わります。そのときは、いろいろな既成事実ができあがり、所有者も動きがとれなくなっていることが多いように思います。その問題を超える工夫が必要なのではないかと思うのです。事前の対策ですね。それはさておき、「景観」の難しさ
をどのように捉えるのか、m-louisさんなりのお考えをぜひお聞かせください。曖昧な説明になりますが、私にとって「景観」とは、純粋に「主観的存在」でもないし、純粋に「客観的存在」でもありません。また、「公共性」の側面を強くもっていますが、「私的所有」とは切り離すことができません(阪急梅田コンコース問題はその一例)。

このように問題について、これからもブログを通じて交流させていただければと思います。

http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/
投稿者:m-louis
わきたさん、わざわざ私へのエントリーという形であ
りがとうございます。
そういえば teacup ブログってコメント文字数制限あ
りましたね。せめて2000字くらいは受け付ける仕様に
なっててほしいものです。

しかし、私の保存問題「整理不能状態」はかなり深刻
で、実はこのエントリーに対してもどのようにコメン
トしてよいのかが見えてこないという、かなり情けな
い状態です。実際、私自身「旧阪急梅田駅コンコース
を残したい・・」というブログを立ち上げ、保存活動
の端くれみたいなことをやってる立場でもあるので、
本来ならば明確なヴィジョンの一つでも獲得していた
いものなんですが、その活動を通して余計にわからな
くなりました。ただ、阪急の件に関して一つだけ書い
ておくと、あの活動は建築的価値(伊東忠太の固有名
に代表される)における保存活動ではなく、あくまで
市民目線での声を保存しておこうということから始め
たものです。そして、そこで得られたコミュニケー
ションなりネットワークなりというものは確かに掛け
替えのないものです。例に出されてる三信ビルプロ
ジェクトの方ともお互い励まし合ったりということが
ありましたし。。

それから tksさんがコメントで取り上げられてる「悪い
景観100景」については前コメントでもリンクした
「あさみ新聞」内でもかなり大きく取り扱って、朝日
新聞にも取り上げられたようです。しかし、どうも私
にとってはこの「景観」という言葉が混乱の鍵になっ
てるんじゃないかな?という風に思えるんですよね。
その辺のこと含め、自分のブログでも今後取り上げて
いこうとは思ってますが、たぶんダイレクトにそれに
ついて触れるのではなく、いろいろ遠回りしながら考
えていくということになろうかと思います。何しろ何
も考えが固まってないですからね(汗)

http://yanaka.m-louis.org/
投稿者:わきた・けんいち
tksさん、こんばんは。コメントありがとうございます。専門家が認めるような優等生的な建築物とは違い、まさに普通の建築物というのはなかなか評価や保存の対象になりませんね。そうなると、町並み等を保全するばあいに大切になってくるのは、地域での合意形成ということになるのでしょうが、団地のばあいは、さらに難しいものがありますよね。分譲では、特に、若い経済力のある世帯と、そこを終の棲家とする高齢で経済力のない世帯では、合意形成が難しいという話しを聞いたことがあります。賃貸のばあいだと、現在のUR都市機構はなかなか融通がきかないでしょうし。多くの人びとがその価値を認め、社会的にも定着する以前に、人びとの記憶の詰まった建築物はどんどん解体されていく。なんとも辛いものがありますね。

「学術的評価とは関わりなく自分が育ってきた環境を大切に思う人々が潜在的にはたくさんいるんだなと実感した」とお書きになっていること、私も重要だと思います。そのような潜在的なままにある人びとの気持が顕在化して、横につながることで社会的な力になっていってほしいのですが、そのためにはどのような工夫や仕組みが必要なのか、もっと現場で考えてたいと思っています。

http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/
投稿者:tks
>その建物に関して、ポジティブに評価し(「こんな建
物を大切にしてくれてありがとう」)、そのような評価
をするネットワークを社会的にも拡大し、またその関
係者に対してもその評価のネットワークのなかに入っ
てもらうことが重要かと思います

国や自治体が定める文化財指定以外に適当な評価軸が
ないのは不十分だと私も考えています。建築・土木学
会もいろいろ動いているようですが、一般の認知度は
低いですし。例えばイギリスのナショナルトラストの
ような組織が日本にも定着するといいのですが(いち
おう日本ナショナルトラストはありますけど)。

去年、美しい景観を守る会が「悪い景観100景」なる
ものを発表して首都高速の高架といった都市景観を
「悪い」と断言したことに、多くのブログで反発の声
があがったことがありました。その景観の是非はさて
おき、学術的評価とは関わりなく自分が育ってきた環
境を大切に思う人々が潜在的にはたくさんいるんだな
と実感した出来事でした。

現実問題として建物の保存にはお金がかかります。ま
た、建て替え後の建物で得られるはずの収益をあきら
めることになります。そのコストを負担してでも守る
べき価値がある、というコンセンサスが日本で定着す
るにはまだかなりの年月が必要でしょう。少子高齢化
と人口減で価値観が変わるかもしれません。

http://blog.all-a.net/

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