「根津と谷中を訪れる(2)-『Kai-Wai散策』巡礼-」
環境/まち・東京

■先月、5月19日早朝に京都を出発し、まず
京島(墨田区)のLOVE GARDENさんを訪問(DeadのTシャツを購入)、そのあと根津(文京区)で
neonさん個展を拝見するとともに「曙ハウス」について語りあい、そのあと、
『Kai-Wai散策』のmasaさんのご案内で、谷中(台東区)や根津の界隈を散策することになりました(
masaさん、
GG_1さん、
J16さん。
m-louisさん、
neonさん、
greenagainさんは、お疲れ、お家の用事、お仕事のため途中まで)。
■私にとって『Kai-Wai散策』を拝見することは、もはや生活の一部になっています。「おおげさ…」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、これはけして私だけの話しではなく、多くの『Kai-Wai散策』ファンの皆さんも同じような気持ちをお持ちなはずです(昨晩『Kai-Wai散策』は、アクセス数10万を突破されました)。そのような私にとって、masaさんにこうやって根津や谷中をご案内いただくことは、結果として「あっ、ここはあのエントリーの…」、「ここではあのエピソードが…」となるわけで、『Kai-Wai散策』ワールドを、いわば“巡礼”することでもあったのです。今日は、その『Kai-Wai散策-谷中・根津巡礼』の一部をご紹介することにしたいと思います。

■根津の「Cafe Nomad」でひらかれていたneonさんの個展「ピアニシモな建築たち」を拝見したあと、私たちは、谷中方面にむかいました。ただし、「Cafe Nomad」に傘を忘れた方がいらっしゃったので、少しお待ちすることに。そのあいだ、撮影したのがこちらの電機店です。かなり立派な看板建築ですが、隣が駐車場になっているために、その「お姿」が浮かび上がってきますね。こういうのを専門に扱っていらっしゃるブログがあります。東京ではなくて京都ですが、「
キョウト*ダンメンロシュツ」です。京都の町家が壊された跡に露わになる町屋の切断面“ダンメン”に注目したサイトです。この「ダンメンロシュツ」を思い出しながら撮影です。
■話しは本題の『Kai-Wai散策』巡礼に戻ります。全員そろったあと、私たちは、こんどは
m-louisさんのご実家を表敬訪問しました。画家であったお爺様の作品(屏風)を鑑賞させていただくとともに、お宅にまつわるお話しも伺うことになりました。そしてマンションが建つ上野桜木町を経て、本格的に谷中界隈へ移動したのでした。
■う〜ん、
谷中って、周りのエリアとは違って空がひろがっています。
masaさんも解説されていますが、お寺が多く墓地がひろがっているためですね。歩いていて、気持ちがいいですね〜。そんな谷中のなかにある時間を経たお宅の数々。【上左】は、書画骨董店です。入り口のむかって右の柱には、押売を撃退するための小さな「ホウロウ看板」(って、いうのかな?)がはりつけてあります。注連縄がきちんとはられています。中央には、提灯をぶら下げられるようになっています。【上中】ああ、こちらは「
家密着型の地蔵菩薩」ですね。クリーニング屋さんの裏にあります。「世継地蔵」と名前がついています。こうやって、丁寧にお世話されているお地蔵様を拝見していると、そのむこうに安定したこの地域のコミュニティの存在を垣間見るような気がしてきます。【上右】そしてこちらは、『
aki's STOCKTAKING』の秋山さんが、masaさんたちと谷中を歩かれたときのエントリー「
NEDU/YANAKA zone」に登場したお宅ですね。2階の天井の高さが低い様式的には、古い時代の住宅とのこと。たいへん印象深いお宅です。

■あるお宅でお稲荷様を祀っておられるのが、道路から見えてきました。屋敷神として大切にお世話をされているようですね。ピンボケの写真なので申し訳ありませんが、注目したいのは、ここには「溶岩」があることです。稲荷と溶岩といえば、このブログでも「
盛岡・東京・まち・人びと」のなかで、masaさんの「
神田モンサンミッシェル」の近くにある「延壽神社」をとりあげました。富士山の溶岩と深く結びついた「富士講」信仰と稲荷信仰、どういう意味で結びついているのでしょうね。

■【上左】は、「
谷中四丁目」のお宅の近くにある防火用水です。よく見てみると、右から「上三崎南町 用水 第八隣組」と書かれていますね〜。戦前のものですか。今でも防火用水の機能を果たしているのでしょうが、主たる目的は金魚を飼育する水槽ということになっているようですね。カラスにいたずらされないようにでしょうか、きちんとネットがはってあります。この防火用水についは、今回ご一緒したGG-1さんの『Roc写真館』「
身近な備え」として取り上げられています。【上中】「
谷中の屏風絵師」と「
大樹とパン屋」のあいだにあります。私は、『Kai-Wai散策』で「経年変化」「風化景」という言葉を知りました。そして建物が風化することで、あらかじめ建物の深層に組みこまれたもの(たとえば美しさ)が、表面が風化することで徐々に現れてくることを、きちんと評価することの重要性を再認識しました。【上右】こちらは、根津です。実際に散策とは、写真が時間的には前後してしまうのですが…。「
根津のなかよし文庫」です。歩いていらっしゃるのは、「なかよし文庫」の店主さんです。実際に亜米利加人形を拝見することもできましたし、少しお話しをすることもできました。これぞ、「巡礼」という感じです。

■また谷中に戻ります。【上左】大きなヒマラヤ杉です。『Kai-Wai散策』ファンの多くの皆さんがご存知のあのヒマラヤ杉です。「
大樹とパン屋」、「
大樹とパン屋 (つづき)」。「昭和31年頃に、鉢植えで置いていたものが地面に根を伸ばし、それから一気に勢いを増してスクスクと育ち、今日の大樹になった」とのこと。すごいですね〜。巨木マニアとしては、なんだか感動です。なにかありますね、こちらの樹には。感じます。【上中】谷中から根津にむかって台地は低くなっていきます。そのあいだには、一部崖があり、お稲荷様が祀られていました。別の場所からここに移動されてきたようです。崖に祀られているため、階段があり、鳥居の足がちょっと長〜くなっています。ちょっとだけ稲荷マニア(
こちらと、
こちら)なものですから、当然、御参りしてまいりました。【上右】そして最後は「
青空洋品店」です。ずっと訪れたいと思っていましたが、念願がかないました。私もあの
「青空洋品店」と刺繍のはいったブックカバー欲しかったな〜…。
いかがでしょうか。自分で読み直してみたのですが、どうも『Kai-Wai散策』巡礼のさいの気持ちがうまく書かれているとは到底いえません。ぜひ、リンクしてあるmasaさんのエントリーをひとつづクリックしてご覧いただければと思います。
【追記1】ええと、追記では本当はいけないのですが、途中、あの「
谷中ボッサ」も訪問いたしました。満足です、はい。
【追記2】この巡礼の翌日、私は
iGaさんと一緒に
多摩ニュータウンを視察したのでありました。それについては、後日。

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