
■出張で東京を通ったとき、時間をつくって、八重洲ブックセンターに寄ることにしました。ところが、目的の売り場に到達する前に、不思議な本に出会ってしまったのです。『フォトモの街角』という本です。著者は、糸崎公朗さん。「非人称芸術連名」を結成されています。最初は、なんの本だかよくわからなかったのですが、手にとってみると、「フォトモとは『フォト(写真)+モデル(模型)」からの造語」であることがわかりました。簡単にいえば、街角の写真を複数撮影して、それを厚紙に貼り付け、カットして、立体模型を作成されているのです。で、面白いのは、筆者が提供した本に綴じ込んだ材料をもとに、読者も「フォトモ」を製作できるということです。私のようなオジサン世代からすると、なにやら、昔の月刊少年漫画の紙の付録のようで、新しい試みなんですが、なんとも懐かしい〜という感覚が記憶の底から湧き上がってくるから不思議です。もちろん、購入してしまいました〜。
■この『フォトモの街角』を出版した株式会社アートンの広告のページをご覧いただくと、このフォトモの雰囲気がよくわかります。
こちらです。ページ上部で見ることのできる動画をご覧ください。
■私は拝見しているだけで、実際に切り抜いてつくる段階にまで至っていないのですが(落ち着いて作業をする時間が必要…)、収録されている作品の写真を少し紹介するとこんな感じです。
■これは、「欠落文字カンバン」という作品です。作者の糸崎さんは、「明治マート」と書かれたこの看板について、「文字の欠落とその痕跡のバランスが素晴らしい」と評価されるのですが、このような「作品(のようなもの)」が唐突に路上にある状況が、シュールで面白いのです」と述べておられます。そうなんですよ〜、町歩きのひとつの面白さは、意図せざる街角の「作品」に出会うことですからね。
■こちらは、すごいですね〜。わざわざ、GoogleEarthで調べましたものね。場所は、西部多摩湖線一橋学園駅前です。線路と道路に挟まれた狭〜い、細長〜い土地に、こうやってお店が並んでいるのですね。これ、商店街ですから。
■こうやって一度、立体模型にしたものを写真に撮影しても、それなりに、かなりの迫力と面白さがあるのですが、実際はものすごいらしいです(まだ、作っていないのでわからない)。そして、そのリアリティは、見る人の脳のなかで再構成されているのですね。これって、立体視と似ていますよね。
○
「立体写真集 NIPPON・明治の日本を旅する」『MADCONNECTION』(iGaさんが運営するブログ)
(未完…続きます、たぶん、岩手から戻ってかな。)

人気blogランキングへ。記事がよければ、1回クリックを。