「阿佐ヶ谷テラスハウスの出来事(その3)−iwakiさんのアコーディオン」
環境/まち・東京

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このエントリーは、12/15に投稿したものに加筆したものです。
■ここは「阿佐ヶ谷テラスハウス」にある「とたんギャラリー」です。ギャラリーの庭で、
iwakiさんのアコーディオンの演奏が始まりました(
iwakiさんのアコデュオSarasa)。目の前でプロによるアコーディオンの演奏を聞いたことがなかったこともあり、とっても感動してしまいました。すごい迫力ですね〜。アコーディオンって、本当に息をしていますよ。生きているようです。私はよく知らないのですが、このときに演奏されたのは、「ああ、ここはフランス!」という感じになる曲です。
■ミュゼットと呼ばれるジャンルの曲なのだそうです。ミュゼットとは、「19世紀末から20世紀前半のフランスにアコーディオンとともに流行したポピュラーミュージック。カフェで演奏され、人びとに愛されてきたダンスミュージック」。そうか、私の好きな最近の(といっても5年前)映画『
アメリ』の音楽も、ミュゼットだったんですね。(このエントリー続きます。)

■iwakiさんの演奏のあと、「とたんギャラリー」の室内に入り、しばし懇談。
(その2)にも書きましたが、この日集まることができたのは、
masaさん、
iGaさん、
じんた堂さん、
iwakiさん、私、そしてiwakiさんのご友人のさわさんご夫妻の7名。
■そして、iGaさんが私のために「江戸切絵図を修正の上、現在の地図を重ね合わせた複合地図」をもってきてたくださったことから(iGaさん、いつも本当にありがとうございます)、その地図を広げて、あれやこれやといろんな話題で盛り上がってきたのでした。この話しには、たまたまこの日「とたんギャラリー」にいらしていた、お若い女性のSさんとそのご友人も加わり、話題は、東京アースダイバーズの「アースダイビング」へ。皆さん、たへいん強い関心をお持ちになりました。完全に、子どもにかえっています。なんだか、同窓会のような雰囲気です。
■そのときのことを、iwakiさんは、ご自身のブログの「
阿佐ヶ谷住宅 new!」で、次のように書かれています。
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わかものが溢れていたギャラリーにじわりじわりと陣地を広げるかつての少年少女たちは、誘われるままにリハ帰りで持っていたアコを弾いたり、さわさんと即興やったり、江戸市の地図を大きく広げてわあわあのぞき込んだり、おやつのきんつばに喜んだり、作品に躓いたり、もうやりたい放題です。何と帰ってから個展の初日だったことに気づき、真っ青・・・作家さんごめんなさい。
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■いやはや…とまあ、「とたんギャラリー」内の平均年齢を一気に上げてしまった私たち(Sさんとそのご友人はのぞいて)は、(意図したわけではないのですが…)内部を半ば占拠してしまい、「(^^;;;」な状況だったわけなんです!!

■写真が、階段のように並んでしまいました。【写真左】なんとも不思議な光景です。江戸切絵図をもとにした地図を前に、この日オープンとなった元木孝美さんの『日彫展』を横に、荒井由実の「海を見ていた午後」を弾くiwakiさんと、それを撮影するmasaさんです。【写真中央】ユーミン、荒井由実時代の曲ってなつかしいな〜。「山手のドルフィン」で「ソーダ水の中を 貨物船がとおる 小さなアワも恋のように消えていった」…なんですよ。さきほどのミュゼットととは一転、静かにささやくような演奏に、グッとひきこまれてしまいました。【写真右】iwakiさんのご友人、さわさん(一番手前の女性)の即興の朗読&iwakiさんのアコーディオン。さわさんは、もうじき解体される阿佐ヶ谷テラスハウスをテーマに、ご自身の目に映り、心に感じたことを、その場で詩にして朗読してくださいました。すばらしいですね。

■もちろん、中年のおじさん・おばさんが、子どもに帰って同窓会のように盛り上がり、ギャラリーのなかで好き放題してきたわけではありません。作家の元木孝美さんご自身に、『日彫展』のコンセプト等についてお話しをしていただいているところです。iwakiさんと元木さんのあいだには、元木さんの作品がであるブリキでつくった家がならんでいます(ピンボケです…)。

■日が翳り、あたりが薄暗くなってきました。翌日までに仕上げなければならない仕事を関西に残してきました。もう、そろそろ関西に戻らなければなりません。楽しくステキな午後に感謝しつつ、阿佐ヶ谷テラスハウスをあとにしました。その途中、せっかくだから、iwakiさんがかつてお住まいだったテラスハウスも見学していこうということになりました(このことは
(その2)にも書きました)。写真は、その近くの公園(コモンスペース)を撮影したものです。ブログに貼り付けてお見せするようなレベルではないのですが、まあ、「気持ち的に」ですが、〆として掲載したい気持がありまして、ピンボケですが掲載させていだたきました。同じ場所を、
masaさんが美しく撮影されていますので、ぜひ、そちらをご覧ください。
■解体され再開発されるまえに、せびとももう一度、ここを訪れたいと思っています。
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「阿佐ヶ谷テラスハウスの出来事(その1)−故郷とてしのテラスハウス」
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「阿佐ヶ谷テラスハウスの出来事(その2)−「とたんギャラリー」」
【追記】さてさて、iGaさんの提案で、もうすでに、第二段の「阿佐ヶ谷テラスハウス」の企画が浮上しつつあります。すごい!!
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「善福寺川ミニダイブ+阿佐ケ谷住宅」『MADCONNECTION』

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