(出典:気象庁3/20発表資料)
■週末、岩手県・盛岡市に出張してきました。参加している
研究プロジェクトの会議が、岩手大学で開かれたからです。ほぼ1ヶ月ぶりの岩手でした。盛岡についたのは土曜日、ちょうど桜の開花宣言が出た日でした。市内の岩手公園にある標準木(というのがあることを初めて知ったのですが…)に花が咲いているを、気象台の職員の方が確認されたようです。今年は暖冬だったせいでしょうか、地元紙・岩手日報によれば「
平年より3日、昨年よりも4日早い」ようです。東北新幹線の車窓から見えた範囲ですが、岩手県でも南部の一関あたりでは満開のようでしたが、より北に位置する盛岡あたりまでくると開花も遅めです。
■とはいえ、開花宣言が出たばかりですので、盛岡駅から岩手大学にむかって街のなかを歩いていてみても、桜のことにはほとんど気がつきませんでした。むしろ、キャンパスのなかにある巨大な木蓮の樹が花をいっぱい咲かせていることに見とれてしまいました(と、書きつつ写真を撮っている余裕がありませんでしたけど…)。北国の桜は、これからが本番なのです。
■上の図は、気象庁が3月20日に発表した「
さくらの開花予想(第3回)」に掲載されたものです。いわゆる「桜前線」というやつです。ここには、北海道は出ていません。北海道は、4月末から5月にかけて開花するため、第6回あたりの開花予想から登場します。3月末、
東京で開催されたアースダイビングで、すでに満開の桜を楽しんでいたので、こうやってみると「日本も広いな〜」とつくづく思ってしまうわけです。
■「桜前線」とえば思い出すことがあります。3年前の2004年3月末、私は、東北自動車道・磐越自動車道・北陸自動車道を使い、岩手県から滋賀県にむかって車を走らせていました。6年間勤務した岩手県立大学を退職し、新しい職場にむかうためです。新潟で1泊、約1,000kmの旅でした。車を南に進めるにしたがい春の気配が濃厚になり、仙台を過ぎ、磐越自動車道で会津のあたりを走っているときには、はっきりと春を感じることができました。そして、北陸のあたりから、桜の花が咲き始め、関西に到着する頃には桜は満開になっていました。北上する「桜前線」とは逆行するような旅だったわけです。
■岩手での暮らしは単身赴任でした。しかし、豊かな自然環境と素敵な人びとに囲まれ、本当に幸せな6年間を過ごすことができました。ですので、陳腐な表現になりますが、素敵な思い出と岩手を離れる寂しさを、たくさん車に積んでの旅になりました。「桜前線」の図を見ると、3年前の「ちょっと切ない旅」のことを思い出してしまうのです。
【追記1】で、北海道はどうなっているのかといいますと…。
【追記2】
■桜前線については、面白いサイトがあります。「
桜前線研究所」です。管理者の方の説明によれば、「定年後の趣味として、桜の開花予想、稲作気象と作柄追跡、統計グラフの作成を楽しんでいるHPです」とのことです。
■「
ほぼ日桜前線2007!」。Google Mapの機能を使った「参加型」の企画です。おもしろいですね〜。
■このエントリーをお読みになって、「岩手・盛岡ってどんなとこ?」とお思いになったあなた。
こちらをお読みください。

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