(写真:国道1号線と並走する急勾配区間の追分〜大谷間を走行中の京阪800系 ウィキメディア・コモンズ)
■前回、「京阪電車と大津の地域づくり」をエントリーしました。このブログの趣旨からして、そこでの関心は「地域づくり」にあったわけですが、いろいろ調べてみるうちに、京阪・京津線(けいしんせん)を走る800系の電車そのものに、ちょっと惹きつけられてしまいました。元来、私には徹底したマニアックなところがありません。小学校高学年のときにちょうど到来したSLブームにも、少し感染するだけで、本格的な「鉄ちゃん」になることはできませんでした。しかし、体の奥底にかすかに残っている、あの感覚が…ムズムズと。

■800系、急勾配に加えて、ものすごい急カーブを走らなければなりません。上の地図を見てください。通常のJR線や、琵琶湖の湖岸沿いを走る京阪・石山-坂本線のばあいは、直線化か緩やかなカーブしかありませんが、京津線のばあいは、苦しむミミズのようにクネクネした山越えのルートを(表現は悪いのですが…)、4両編成で走るわけです。見慣れているものですから、これまで特に不思議には思わなかったのですが、これって、よく考えてみればすごいことですよね〜。それから、800系は、@路面電車のように車と一緒に道路を走り、A通常の専用軌道を走り、Bそして京都の街の地下にもぐって地下鉄として走るわけですが、これも改めて考えてみると、なんだかスゴイなと思ってしまって…。だって、電車から見える風景の変化を想像してみてください。まあ、鉄道マニアの方たちからすれば、当たり前のことなんでしょうが…。

■どれだけ800系が“立派”なのか、上の地図だけではリアリティが感じることが難しいですね。ちょっとGoogleEarthで、高度を強調して画像を作ってみました。トップの地図のミミズ状のルート、どんな感じなのかおわかりいただけますか?「北」が「右」になっています。港らしき場所が、浜大津のあるところ。ここから逢坂の山に向かって急坂を上り、大津市大谷あたりの谷間の急カーブを走っていくわけです。「えっ、それがどうした…」という声が聞こえてきそうですね。仕方ありません。YouTubeの、鉄道マニアの皆さんの画像を見てみることにしましょう。けっこう長い作品ですので、じっくりご覧ください。あらためて、こうやって作品を通してみると、じんわり感動してしまいます。800系でGO!!
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ある日の京阪京津線(強烈路面電車)tram」(YouTube)
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京阪電車京津線併用軌道前面展望・Front view of the Keihan train Keishin Line」(YouTube)
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京阪京津線の800系から見た光景(その2)」(YouTube)
■いかがでしょうか。個人的には、これまでにも年に数回は乗るチャンスがあったと思うのですが、あらためてこうやって動画(作品)を通して見てみると、確かに感動するものがあります(ありませんか?)。JRよりも運賃が高いという問題はありますが、この京津線、こんどは意識して楽しんでみたいです。1つめの画像ですが、800系の街中を走る雰囲気が良く伝わってきます。また、最後のほうでは、「路面電車」⇒「通常の専用軌道」⇒「地下鉄」、1粒で3度美味しい800系の魅力が伝わってきます。3つめなどは、画面の効果からでしょうか、「遊園地の汽車でもこんなに曲がらないだろう」と思うぐらいカーブを実感できます。
■しかし、この800系、開発されるまでには関係者の皆さんはかなり苦労されたようです。京阪電車大津線の公式ホームページ『keihan-O2.com』のなかに、かなりマニアックなことが書かれています(ついていけませが…)。また、関係者のインタビューが掲載されています。小さなボディに個性と高性能を秘めていることがわかります。短い区間の電車ですが、かなりの費用をつぎこんで開発されていることもわかりました。
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第9回:京津線800系電車(1)
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第10回:京津線800系電車(2)
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第11回:京津線800系電車(3)
○第12回:京津線800系電車(4) は、もうじき!
■「逢坂の関」を超えて浜大津に至る京津線の魅力が、大津の街の魅力とうまく結びつかないものか、地域づくりや新しい観光事業とタイアップできないものか、以前から時々考えてきました。このエントリーでは、大津を中心とした視点から800系について書いてきましたが、逆に、全国区である京都の側からの大津の見え方を、もう少し考えてみる必要があるように思っていたのです。京津線は、いわば大津の街への入り口です。「大津への誘い」としての京津線という考え方にたってみたら…。そのような役割が加わることで、800系の魅力はさらに増していくのではないでしょうか。
【追記】■「逢坂の関」のすぐそばにある大谷駅。この駅を降りると、とても美味し鰻の店があります。これは、一度味わう価値があります。「かねよ」というお店です。こちらをご覧ください。⇒「
日本一うなぎ(1)」、「
日本一うなぎ(2)」

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