先日、駅で外国の人に声を掛けられました。
何も言ってない僕に彼は
アイム ミュージシャン トゥーと言ってきたのです。
連絡してくれと言われたのを完全に忘れていたところ
三日後、再び、駅で会ってしまいました。
仕方なく、ぼくは電話番号を渡しました。
その夜、都内で某三線教室のカラオケパーティーに参加し
蒲田のカプセルホテルで夜を過ごしたのち
寝ぼけ眼で横浜を徘徊していると
彼から電話がかかってきました。
つたない英語で幾度となくピンチを迎え
それでも、二人は楽器を持って会うことができました。
変な外国人・・・
旅人には親切にしなさいと・・・沖縄で教えられていたので
この人が、どんなにいかがわしい人間であろうと
会う前に、ぼくは彼に協力することに決めていたのです
これも何かの縁だろうと
彼に、しつこく”なにがやりたい?”
”目的はなんだ?”と聞きました。
すると彼は、なにもいらない
フィーリングを探しにきた(?)・・・みたいな、とても不思議なことを言うのです。
そして、僕の演奏を聞かせてくれ・・・と
※これには、三線クラブメンバーの英語講師が携帯電話で多大なる貢献をしてくれました。
音を重ねた時間は至福でした。
昼間の公園ということもあり
よちよち歩きの赤ちゃんが数名近寄ってきました。
ギャラリーは、その赤ちゃんたちと、
そのおばあちゃん、おかあさんたちでした。
互いの演奏を伴奏したり
インプロビゼーションと名をうって
互いに自由に行き来したり
ときに消え入りそうな音の繊細さをもって
互いの唄を感じあいました
その夜、彼に渡されたアドレスにメールを送信し
彼からメールが返信され
次の日にも会う約束をしました
でも、次の日、彼には会えませんでした
いまごろはフランス行きの飛行機の中・・・
ようやくインターネットで検索した彼の正体・・・
僕の所有する大御所のライブCDにしっかりVoとしてクレジットされていました
・・・んなこたーどーでもいいんだ
音楽がはてしなく心地よかったこと
このことだけが
ぼくが彼からもらった宝物なのだから。

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