気になっていた畔ヶ丸、リベンジである。しかし、起きられない。目を覚まして、また寝ての繰り返しで、結局、家を出たのが、7時半近くになってしまった。
相模湖でおり、下道をくねくねと走り、道志村キャンプ場を過ぎ、水晶橋に着いたのは、11時ちかくになってしまった。途中、道志の道の駅は、大いに賑わっていた。それと、残念なことに、唯一あったコンビニが潰れていた。
ゲートの鎖を跨いで、歩き始める。沢の水は、凄い勢いで流れている。林道の端には、キケマンが黄色の花を見せていた。
<城の尾峠登り口>と書かれた標柱の所から、山に入っていく。辺りには、白い小さな花がたくさん見られた。バイカオーレンの様だ。
沢を渡り、ジグザグに斜面を登り返していく。やがて尾根上に出、窪みのある細い尾根を歩いていく。登山道の周りには、青紫の小さな花を付けた野地スミレが、沢山見られた。やがて道は、トラバース道になり、左下は急峻に落ちていた。
源頭の所からは、ロープがあり、三月に来た時には、かなりの雪があり、こんなに良い夏道があるとは、想像もできなかった。
間もなく、<城ノ尾峠>である。少し休んでから、尾根道を歩き始めた。さわやかな風が吹いていて、とても気分がいい。こんな尾根歩き、大好きである。所々に可愛いハルリンドウが顔を見せた。
やがて、標識の立つ『大界木山』山頂である。展望はないが、新緑の匂いの漂う清々しいピークだった。汗はかなり出たが、吹く風に当たって、すぐ冷えた。前回は、ここまでで戻った。
しばらく下りが続いた。かなり下る。右手に目指す畔ヶ丸が見えている。時々、コノハズクの鳴く声が聞こえてきた。鞍部に着き、登り返していく。ミツバツツジの花が現れて、周りが明るくなったようだ。
急登が終わると、白石峠からの道との合流地点、『モロクボ沢ノ頭』に登りついた。テーブルがあり、かいた汗を拭きながら、少し休んだ。誰にもあわない静かな山である。木々の葉が風に揺れている。見ているだけで、楽しくなる。
少し下り、登り返すと、非難小屋のあるピークである。ここで初めて人に会った。ここから少し歩くと、小広くなった『畔ヶ丸』山頂だった。テーブルに腰をおろして、食事にした。風は、やむことなく、熱くなった体に当たって、流れて行った。
テーブルに体を横たえた。木々の梢で、緑の葉が揺れている。夢の様な光景である。じっとして、しばらく、梢の葉の揺れる様子を見ていた。時々、遠雷が聞こえる。いい、実に、いい気持ちである。

●林道脇に咲くキケマン●

●城ヶ尾峠登り口●

●源頭のロープの張られた登山道●

●城ヶ尾峠●

●気持ちのいい尾根歩き●

●白石峠からの合流地点・モロクボ沢ノ頭●

●畔ヶ丸山頂●

●登山道から見る、畔ヶ丸●

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