失敗作とされた黒澤映画  邦画

黒澤明監督作品、『醜聞(スキャンダル)』何故か無視されがちな映画の一本なのだが、そうなると見たくなるのが人情。

クリックすると元のサイズで表示します


スキャンダルをでっち上げられた画家と声楽家が、裁判を闘うのだが、貧乏弁護人を雇ったものだから買収されてしまう。
正義とは何かと言う基本的な部分が押し付けがましいと、いうのが一般的な批評であるが一概にはそうは思えないと、私は今回確信した。

1950年公開、私が生まれる前であり、この当時からマスコミのいい加減さを充分に認識していた黒澤はたいしたものだと感心する。
今の目から見ても、かなり的確な映画であり、晩年の隙間だらけの黒澤映画より数段面白く、娯楽映画としても優れている。

迫力あるオートバイが重要な道具であり、脇の山口淑子/桂木洋子が美しく、かわいい。
劇中で歌われるクリスマスの歌、「蛍の光」結構泣かせる場面も用意しているのである。
黒澤映画は、日本人離れした体格の俳優たちのりっぱ過ぎる言動が(たとえば被告人弁護士)ある意味難点ではあるが、現在でも通用する貴重な映画だと再認識した。


クリックすると元のサイズで表示します

photo 桂木洋子は黛敏郎夫人、いずれも故人 ・黛りんたろうは長男
1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ