no.39■「クリクリのいた夏 」1999年・評価【3】   邦画

<『黄金の男』のJ・ベッケル監督が人間の豊かさを詩情豊かに綴ったヒューマンドラマ。1930年代のフランス。沼地周辺に住み着いている人々は、それぞれ心に傷を抱えながらも暖かい生活を楽しんでいた。しかし、そんな彼らにも都会の風が吹いてくる。>

絶妙な題名の映画だと常々思っていた。
洋画、それも苦手はフランス映画と知ってはなかなか手がさせなかった一本である。

感想としては、実に微妙な感じなのである。綺麗な風景と心優しい人々の映画で文句も付けようも無く、とっても心穏やかに鑑賞できるのである。

凶悪な元ボクサーにしても、簡単にというかいい人になって最後は締めくくられる。

でもでも、へそ曲がりの私にはどうしても素直になれない何かが引っかかっているのだ。
「修羅場をくぐって来た」などとは言わないが、貧乏の情けなさ、人との感情がもつれたときのどうしようもなさ・・・。
どうしてもこの映画の甘さが寛容できない。

もう10年以上前の山一證券が破綻したときだったとは思うが、当時の社長が「悪いのは私であって社員ではありません」というようなことを言って号泣していたことを、なぜか思い出した。

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